永井由里さんの出演するコンサートの ご案内

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昨日友人のお宅に 気心が知れたヴァイオリン関連の友人数人が招かれ楽しいひと時を歓談いたしました。
雨が降ると聞いていた天気情報が嘘かのような空に 傘を気にしながら・・うっかり傘を持たずに出かけましたが・・・
待ち合わせの午後2時・・・3駅くらい手前から急に打ち付けるような豪雨になった!
なんてピッタリにお天気が崩れるのだろう・・・・なんと運が悪いんだろう!
駅に車で迎えに来てくださる奥様は さぞ お困りだろう・・・・と心配する。
自分も傘をどうしよう・・・どこで調達しようか???思いを巡らす

1駅手前になったら空は嘘のように静かになった。気のせいか お空が明るい!
なんて運が良いんだろう???

簡単に
さっきまでの不運を味わった気持ちが急転する。
そういう事で、雨から逃れられた・・・
そのメンバーに永井由里さんがいて
昨日は、手作りの御馳走を沢山頂きながら、いろいろリクエストをし、
沢山演奏を聞かせて頂きました。
また お宅のコレクションのSPを聞かせていただきました。
特に事前に私がSPリクエストしておいたのは
フーベルマン、エルマン、美空ひばり、エディットピアフ・・・
事前にリストを頂き検討・・なぜなら探すのに時間がかかります。
SPは、大方のCDと違って、ピチピチ、ガサガサ雑音が入りますが実際のライブ音が入り、ヴァイオリン製作者にとって貴重です。ピチピチガサガサは耳が慣れると、脳がきかないように指示し気にならなくなります。
もっと真のヴァイオリンの音質を聞けと脳神経が指示します。
鉄針と竹針の両方で聞かせて頂きました。実際に手で持たせていただくと ずっしりとSPは重い!
1曲数分なので、あら忙しい事 SPは・・・
蓄音機も高価な大型木製アンティーク・・・・
有名なものらしい!
時々回転数が落ち・・・手でカラカラを巻きます。
聞いていて感動します。
最近若い人でレコード盤が流行っているそうですが、
そうでしょう! CDじゃあ満足できないでしょう!
と言いたいです。
なぜって 聞くのは生身の人間ですから!

さて

私が楽器を持参しなかったので、持ってくれば良かったのにと・・・
皆さんに言われました!
確かに・・・
帰宅は午前1時になった
帰宅途中・・
電車の中では若い人がかなり酔っていて
ペットボトルとスマホを床に落とし気が付かず寝入っている・・・
気になっていたら 目を覚ました???ので教えてあげたが
夢の中のようで モウロウとしていた。

今度は乗継で最近出来た木製のベンチで電車待ちをしていると
隣の若者が泥酔中!
やはり椅子のお尻の脇にスマホがポッケから逃げていた!
きっとそのまま忘れるでしょう!
起こして手に渡してあげたが・・・・
お礼の言葉がロレツガ回らない・・・

いやはや
おせっかいかもしれないが
気になっていまいます。


さてさて
その永井由里さんのコンサートが8月にあります。
由里さんのコンサートは、ボランテイアだったり、幼稚園児向けだったり、また舞踏とコラボしたり
多彩です。今回も いろいろな種類の演奏が聞けます。
また肩に力を入れずに気楽に 楽しめます。
ぜひ お時間ありましたらとご案内致します。
ふつうだったら そう簡単に聞けない方の演奏です。
近年、若い方の誰の演奏を聞いても 優等生で 上手ではありますが感動をしない・・・
かつて、好き嫌いは別にして、現在CDでエルマン、ハイフェッツ、ミルステイン、クライスラー、フーベルマン、
ティボー、オイストラフなどなど 聞いても 個性的で 感動出来た
由里さんのは 心の爆発が音になって演奏になって 実に熱い!
私は 演奏を聞き 涙することもあります。

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子供のようになった気持ちで素直に耳を傾けてみては・・・・・いかがでしょうか!

第7回
障がいのある子もない子も、大人から赤ちゃんまで楽しめるコンサート

クラップクラップカーニバル
~名作童話「ふたごの星」と共に~


8月23日(日)14時〜16時 町田市民フォーラム3階ホール

8月26日(水)14時〜16時 武蔵野公会堂(吉祥寺駅徒歩2分)


武蔵野公会堂公演に限り「杉並区子育て応援券」が使用できます。


8月29日(土)14時〜16時 パルテノン多摩 小ホール
入場料 大人(高校生以上) 2000円
子ども 1000円(ひざの上にのせられるお子様は無料)
障がい割引
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主催:音楽工房アトリエMINS・みんなでkids陶芸
協力:えんたま(多摩実演芸術家社会貢献事業連絡会)
後援:武蔵野市教育委員会・武蔵野市民社会福祉協議会・三鷹市教育委員会・三鷹市社会福祉協議会
杉並区教育委員会・杉並区社会福祉協議会・杉並区・多摩市社会福祉協議会・多摩市障害者福祉協会・町田市
公演は「伊藤真乗Shinjoプロジェクト」のご支援との事です。

チケットお問合わせは・・・・・
音楽工房アトリエMINS

ホームページ 音楽工房アトリエMINS

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第一部
お話と音楽
宮沢賢治 
ふたごの星

ビゼー カルメン間奏曲
 ピアソラ オブビリオン
クライスラー ジプシーの女
ヘンデル ラルゴ ほか

第二部
さまざまな歌や音楽
モーツアルト アイネクライネ・ナハトムジークより
シベリウス ヴァイオリンコンチェルト 第2、3楽章
ロジャース サウンド・オブ・ミュージック

♪みんなで歌おう
ロジャース ドレミの歌
橋本剛  2のうた(初演作品)


出演


ソプラノ  谷口艶子


フルート  鵜川久美子


ギター  片山海人

ヴァイオリン 永井由里

朗読  保谷町子

ピアノ&構成 湯浅ちさ




昨日友人のお宅に 気心が知れたヴァイオリン関連の友人数人が招かれ楽しいひと時を歓談いたしました。
雨が降ると聞いていた天気情報が嘘かのような空に うっかり傘を持たずに出かけましたが・・・
待ち合わせの午後2時・・・3駅くらい手前から急に豪雨になった!
なんてピッタリにお天気が崩れるのだろう・・・・
駅に車で迎えに来てくださる奥様は さぞ お困りだろう・・・・と心配する。
自分も傘をどうしよう・・・と思う
1駅手前になったら空は静かになった。
なんて運が良いのか???
簡単に
さっきまでの不運を味わった気持ちが急転する。
そういう事で、雨から逃れられた・・・
そのメンバーに永井由里さんがいて
昨日は、手作りの御馳走を沢山頂きながら、沢山演奏を聞かせて頂きました。
私が楽器を持参しなかったので、持ってくれば良かったのにと・・・
皆さんに言われました!

その永井由里さんのコンサートが8月にあります。
由里さんのコンサートは、ボランテイアだったり、幼稚園児向けだったり、また舞踏とコラボしたり
多彩です。今回も いろいろな種類の演奏が聞けます。
また肩に力を入れずに気楽に 楽しめます。
ぜひ お時間ありましたらとご案内致します。




永井由里さんのブログへ



友人でもあり尊敬する
永井由里さんのプロフィールをご紹介します。
プロフィール
永井由里さんの出演するコンサートの ご案内_d0040395_14251239.jpg



なお、かつてナタン・ミルシュタインのDVDにもご出演されています。
ズーカーマンとミルステインとの会話、由里さんのレッスン風景とインタビューされる映像、ミルテスインの演奏風景、しかし実にミルスティンはお洒落です!貴公子だったでしたね!
参考にDVD
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# by cremonakuga | 2015-07-25 14:11 | ◆ヴァイオリン・コンサート | Trackback | Comments(0)

Cremonakuga恒例イタリアンアイスコーヒー

ヴァイオリン工房の毎日暑い日が始まった!
ヴァカンツァに入りたいところです。

Cremonakuga violino この季節恒例の Caffe freddo で!を頂く。
近所で見つけた 懐かしい acqua minerale gassataと一緒に!
San Pellecrino / Bergamo Italy
これ やはりとても美味しい お水ですね!
生き返るような感覚を味合えます。
炭酸の粒子が 極細かくデリケートな味わいです。

アイスコーヒーはエスプレッソを(ドッピョ分と砂糖、氷で)シェカーでシェイクしたものです。
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San Pellecrino Terme(Bergamo)を地図で調べてみました。
ミラノからどの位置か?クレモナから・・・またブレシアから・・・ベルガモの北20kmくらいの位置です。
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# by cremonakuga | 2015-07-23 15:28 | ◆食物・飲み物 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリンのネック下がりの時期です。(追記2017)

梅雨明けしていないのに、暑い日が続いています。
梅雨時は、ヴァイオリンのネックは少なからず下がり、冬などの乾燥期にネックは上がります。
それが新作では、振れ幅が大きい。
一梅雨・夏を過ぎると安定します。

季節のみではなく、例えば出来立ての新作ヴァイオリンを寒い地域などに移動するとネックが上がってしまいます。
時には演奏不可能にもなります。

極端ですが、ヴァイオリンを作る時、そういう事も一応考慮します。作る季節によってもそういう事も考えます。
最初にネック先端の表板からの高さを20.5mm~21mmにします。
駒の高さは34mm~34.5mm~35mmくらいにしておくと、梅雨・夏を経過すると、
指板は20.0mm~20.5mmに下がります。
0.5mm
~1.0mm
下がります。
駒は33.5mm~34.0mmくらいに安定します。
そして、少しづつ下がっても指板は19.5mm~20mmくらいに安定し、
乾燥する時期に0.5mmくらい上がって20mm前後

現在は、その時駒は33.5mmくらいになるようになれば良かれとしています。
あまり駒を高くしない代わりにネックの付け根の高さを調節します。

※丁度良い高さのネック、駒のヴァイオリンはこの梅雨の時期は、環境の良い場所に楽器を保存して、出来れば弦を半音くらい低くしておくと、ダメージも少ないと思います。
※ 2017追記・・・梅雨で下がった指板は冬の乾燥で必ずしも戻りません。下がり幅のほうが大きいです。丁度良い駒の高さは、32.5mm~33mmくらいが良いようです。34mmもOKですが、音質から考えると33mm前後が良いです。ストラドタイプでは31mm~32mmでOkです。35mm前後から過ぎると明らかに音色が丸くシャープさが減少し、反応も悪くなります。30mmを切るとストレスな音色になってきますし弾きにくくもなってきます。
梅雨、高温多湿環境では、エアコンや涼しい場所に楽器を補完し、また弦を緩めておくなど大切にする必要があります。

# by cremonakuga | 2015-07-14 15:30 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ストラディヴァリの音質改善・・・今日も暑い~♪

私の作ったストラディヴァリモデルヴァイオリンは、落ち着かせている状態ですが、
テールピースからエンドピンにテールガットが有りますが、サドルという枕にテールガットが乗っています。
そこは黒檀が主に使われますが、ニスをまだ除去して有りません。


上、横、下・・・と除去すると音が変わるのが分かります。

本当にデリケートなんだなあ~といつも感じます。
テールピースは、単に質量が軽ければ良い訳でもないのですが、振動を伝えやすい方が良いと思う。
サドルも・・・
大きく変化する。 テールピースは 普通ニスは塗りませんが、
手つくりで化学処理がいやで、ニス塗った場合、ごく薄く少ない回数にしないと音が悪くなりますし、ニスが完全に乾かないと・・・その感触が音で感じられます。
音質がスッキリしません。
現代は、柘植などは化学処理したりしますが、バロック当時は、黒檀や、紫檀との組み合わせで、楓など場所によってはニス処理したりしたようです。バロック弦のほうがデリケートだから もっとはっきり感じると思う。

サドル・・・ただ、総て大きく変化するわけでもないのですが、今回のは特に良くわかります。
指板が厚過ぎると同じ様な事を感じます。

そういう積み重ねって 楽器自体の性能以外で 常々とても大事だと思います。
つまり・・指板の厚さ、ネックの太さ、サドルの大きさ、ペッグボックスの厚さ、駒の厚さ、テールピースのサイズ、ペッグの太さ、長さ・・などなど・・・
旅立ちは、もう少しです!
# by cremonakuga | 2015-07-13 17:29 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ストラディヴァリウスの音♪

・・・ヴァイオリン作りの独り言・・・

今日は外は暑かったのですが、工房は快適でした
忘れ行くイタリア語を少しでも体に馴染ませるため、
CDをかけっぱなしにしています。
pigga~♪
sempre vicino da te~♪♪♪~っと!

ストラディヴァリウス・・・ヴァイオリンの音は da dove?
どこから???

ところで工房に
2000年に作ったヴァイオリンが手元にあります。
数少ない楽器の1丁・・・
ケースに入りっぱなしの1丁です。
今の作り方は、1995年前後から進化していますが、
2000年に作ったヴァイオリンは、ほぼ現代の作り方で作ったヴァイオリンで
売り物でもないし、かといって非買品というほどの物でもない・・・・
知り合いの先輩大御所からアドヴァイスを受け
どんなものか試したのがその楽器。
想定通りのヴァイオリンになった楽器です。
どちらかと言いますとデルジェズタイプではあります・・・

音質は透明感はあり綺麗な音ですが、もう少しパワーが欲しい!
そして
落下事故でキズも多々ある。
昨日はこのヴァイオリンを開けました。
表板は、シンプルな厚さになっていました。
今思えばインクレディービレと言った気持。

箱を開けて、表板をタップしたが、今の感覚からは想像できない響きです。
響かない・・・・

その裏を、無心で削った!
ほとんど指で感じながら・・・時々厚さを測り。
イメージはデルジェズです。
大分削ってタップしましたが
とても良く響くようになりました。
計測器で計ると、
M-5 F
M-2 E
M-1 何だったか???

最初に意識したのは、M-1を耳で揃えました。

裏板は箱の一部になっているため思うように削れそうにない事が・・・・・・・どうしようか???
裏も剥がそうか???
ただ、全体に厚いので、削れますが、厚さが必要な部分は無理があります。

総てを満足するためには厚さも足す必要がありますが・・・

時間がもったいない気もします。

何かの時の代替えに使える楽器にでもなれば良いのですが!
そんな事をしながら午後はデルジェズ用のテールピースの柘植材を粗削り加工しました。
ちなみにデルジェズにセットされているテールピースな長さが10.6mmくらいが多いようです。
小型のヴァイオリンなため10.2mm~10.8mmくら10.5mm前後が多い。
市販のでは大きい。

※追記2019年現在・・・ストラディヴァリウスとグアルネリ デル ジェズの音の秘密??? どこから来るのか??
その要因は、今現在 私的には80%くらい解明しました。 この事は、非常に難易度が高く 同じ様に作っても大きく違ってしまいます。そこが難しく頭が痛い点です。
しかし、解明には30余年がかかりましたが、ストラディヴァリスの様な音響的に近い楽器を作るには、数段階の工程の作業を経ないと出来ません。

# by cremonakuga | 2015-07-11 23:50 | ♪♪音の謎♪♪♯♭ | Trackback | Comments(2)