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ストラディヴァリウスのボンヴァトゥーラ!

・・・削るのは、
なかなか難しいのですが、 実に楽しい時間です♪

表板 マスキアトゥーラの部分が硬く なかなか滑らかになりません。そこが出っ張り易く、ラジエラ(スクレーパ)を砥ぎ直します。
マスキアトゥーラの材は、ラジエラが切れないと、そこがポコっと穴が開きます。
もう鑿はほとんど使いません。豆鉋とラジアラで仕上げます。
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表板 正面から 車で言うフロンロビュー! まるまっちい前部。
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斜め横から眺めます。アーチ高ジャスト16mm
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ロアーバウツはこんな感じです。
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裏板の眺め!アーチ高は15.5mm
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この感じ とても気に入っています。

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ふっくらアンパン?おまんじゅう?
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次にパーフリングを入れます??。今回は箱にする前に入れようと思います??。


by cremonakuga | 2018-08-31 00:44 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ストラディヴァリウスの背中?

まだまだ アバウトなのでデコボコしています。
全体の雰囲気を削り出しています。
渕にパーフリングが入り、一段深く削ります。
更に膨らみ感が増します。
きっと!???



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by cremonakuga | 2018-08-25 20:11 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ストラディヴァリウスの裏板の膨らみを探りながらグロッソモードで鑿を入れる

まだ渕は5mm弱あり、一番高い中心では16mmあります。アウトラインもアバウトで、これから、アウトラインももう少し決めていきます。
中心からこちら側だけ削っています。
そうしましたら、渕周りをもう一段階精度を上げようと考えています。
渕にパーフリングを埋め、そこを0.5mm位彫り込みます。

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このミドルバウツの膨らみ好きです!きっと存在感があるストラディヴァリウスの裏板の姿が現れる!
・・・そう思いながら精度を上げていきます。
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実際のストラディヴァリウスを見ながら作るという事は、ストラディヴァリ本人が行った方法を探りながら
同じ方法で鑿を動かす事で、同じ様なラインが自然と生まれるのだろうと・・・・
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今の方法は、あまり似せようと考えずに、楽な気持ちで鑿を進める中で 良い感じになっていきます。
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色々なストラディヴァリのポスターや書物のラインと実際のラインの違いは、どこなのか?
前作品より今回は良い感じです。深い陰影の姿が出来そうです。




このストラディヴァリウスふくらみ方を出したいのです。クレモネーゼの裏板のふくらみも同様です。
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by cremonakuga | 2018-08-24 22:08 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

さあ ストラディヴァリ 表 裏板が 整った♪

表板アベーテマスキオ材をノコで半分に切り、丁寧に表面を鉋がけし、接着面も鉋がけし、完了♪
大きな西洋鉋を使い、


今回は、すんなり簡単に終わってしまいました。

鉋くず 削りかす 切れない刃ですが、0.02mm(一番右へ順に薄くなります)くらいです。

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この作業は このくらいで・・・
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力を抜き、鉋の重さで、滑らかに 滑らかに スー~と抜く・・・

さあ
部屋のエアコン止め、室内温度を上げ
接着面を、コンロで温め・・

接着。


おめでとうございます♪
この板から作ったという証しを切り取ります。この木片はこのヴァイオリン完成品に付随します。
2005年カット アベーテマスキオ材。13年もの
端は年輪の幅が広く、理想的
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楓一枚板これは2006年材だったか??確か???
12年もの
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さあ完成が楽しみです。


by cremonakuga | 2018-08-22 01:38 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

総てのコントロファーシャが接着

コントロファーシャ(ライニング)が表、裏 面すべてに付きました。ストラディヴァリなので柳材を使いました。
イタリアの柳はサリチェ =sàlice


私の中では、もう音が聞こえています。

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by cremonakuga | 2018-08-18 12:15 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリンの音色と性能 そして そのボーイングは・・・

・・・ヴァイオリンの音色と性能 そして そのボーイングは・・・
・・・作っていて感じる事。
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いろいろなコンサートを聴きに行くと
その都度 いろいろ感動します。

人間の声のような音質で、滑らかなボーイングで 気品を感じるコンサート・・・まさに人間の声のようなヴァイオリンの音を 感じされる演奏だったり、

アグレッシブでも 時に優しかったり、琴線にふれる感動だったり

私、作り手として、どちらにも対応しえるヴァイオリンを作らねばなりません。
個人的には、ハートが熱くなるような感動しえる音色が出せないとと・・・
そういう演奏を聞きたいと願います。

ヴァイオリンは、基本的に、基本通り滑らかな演奏をする時、個々のヴァイオリンの いわゆる良い音色が得られます。
アグレッシブな演奏に応えられるヴァイオリンは、応えられる様に そう作らなければ そうは鳴りません。

アグレッシブに応えられるヴァイオリンは、その性能を使わなければ、そのヴァイオリンは、もったいない事になります。
激しくアグレッシブに弾く=強い圧力で弾く・・と勘違いしがちですが、
反対にアグレッシブに弾く時の方が、圧力が少なかったりした方が、音量は出たりします。

そういう激しい演奏にも応え、天にも昇るような滑らかで美しい音色を得るには、
今回は、どういう厚さ配分にしようか???
揺れ動きながら・・・
今考えながら作っています。
横板の厚さは、現在 エンドで32mm
コーナーで32mm前後
ネック 30mmとなっています。
Cを除くすべてのライニング(コントロファーシャ)が付きました。

 



by cremonakuga | 2018-08-11 20:04 | Trackback | Comments(0)

ストラディヴァリ 横板あと1か所!

台風13号が間近に迫ってきました。ストラディヴァリモデル forma-Pの型に横板がもう少しで総て接着。
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このストラディヴァリのモデルも、特に弾く人を選びます。

それは、ストラディヴァリの形のヴァイオリンだからでは有りません。
本物のストラディヴァリは、楽器に必要なボーイング以上に決して圧力をかけては その良さは発揮されません。
ストラディヴァリの様な構造のヴァイオリンは・・と言う事です。


この事は折に触れ書いていますが、
弾く人に 言葉で言っても なかなか理解されません。
思うように鳴らなければ、
鳴らない楽器とか、合わない楽器とか 感じ その良さが分からず
魅力を感じられません。

楽器にうまく合わせて鳴らせる人には

良く鳴る楽器
なかなか良いじゃない・・
という事になります。

相性の良い弓で弾かないとやはりその良さは十分に発揮されません。

その楽器で演奏される音楽は、
良く鳴れば
素晴らしく聞こえます。

上手く鳴らせなければ
ストラディヴァリの様などとは全く言えない
音楽になります。

聞く人によっては

どんな作り方であっても
古いか新しいか

あまり関係無く
判断されます。

つまり
とっても扱いが難しいヴァイオリンと言えます。

弾き方も、訓練が必要ですし、
保存も丁寧に扱わなければなりません。

扱う人=柔軟性がある弾き方をしないと対応が難しい。
子供の時から、弾く楽器の圧力、大人になってから弾く楽器の圧力、
その訓練してきた慣れた圧力を一度捨てて、楽器が一番喜ぶ圧力、ボーイング、相性が良い弓、
・・・・・を冷静に選択し
鳴らす事が要求されます。


それが出来た時

楽器の事が分かりだします。

やっかいなのは、弾いている人と、聞いている人の感じ方に大きな差があり、
特に弾く人の聞く音と、聞く人の音が
だいぶ違うことです。

聞く人に どう聞こえているか?

それも分かるようにし、弾く事が出来れば

楽器も満足して鳴ってくれるのだろう???

と思います。


つまり楽器が人を選ぶと言う事になります。

このヴァイオリンが予定通り出来上がって
もし どなたかが弾いて、
思うように鳴らなかったら
楽器に合わせる必要が有るという事になります。


扱いは・・・・

強力な圧力でゴリゴリ酷使したり、汗も拭かず、湿気が多かったり温度が高い部屋に
弦を張ったまま長い時間置いておいたり、大事に扱わないと傷みます。
大切に扱っても、ニスは 超柔らかく脆いので取れます。取れたら塗れば良いのです。
汗を拭けば、ニスの劣化を遅らせられます。
汗を拭かず、ニスのメンテをしなければ、本体の劣化につながります。

厚さも頑丈な、量産品の様に扱えば、傷みます。

価格が違っても、何十億円の楽器のように
扱う事が必要です。
価格の問題ではなく、単なる木でできた超デリケートな楽器の点では同じだからです。


・・・・と楽器が言いたい事を
作った人間が代弁しています。


面倒くさいヴァイオリンと言わず
是非試し 克服される事を切望します。

・・・・・と まだ出来てもいないのに独り言!












by cremonakuga | 2018-08-08 16:31 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

コーナーを微調整・・・どんな倍音になるだろうか??

イメージしながら確認作業をします。完成型(テンプレート)がある訳でないために
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コーナーで倍音を作る訳ではありませんが、
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ヴァイオリンの評価としての倍音の美しさ

個人的に思う理想の倍音とは、
緻密な倍音で、高音は別にしても G線の低音での倍音が美しい!

そんな倍音が 素晴らしいと思っています。

実際には、オールドヴァイオリンは、G線のジーという音がすると言われています。
耳元では、ジーと・・
離れると聞こえない・・
それが遠くまで響く音と言われています。

実際に そうだと思います。

その中でもG線の倍音が美しい
そんな楽器はなかなか無いと思います。

現代のマニュアル的な厚さで出来たヴァイオリンの倍音も美しい!

少し派手で、分かり易い倍音。

新作イタリアンで聞こえる音・・・

一般的に、よほどでないと

倍音の粒がとか、細かいとか、大雑把とか、品が有る、無いなど

そんな感じ方はしません。

分かり易い倍音がすれば、綺麗な倍音という事になる様です。


これは、製作者の立場からの感じ方ですが、

ヴァイオリンの内部の構造が複雑なほど、倍音も複雑な音が含む倍音になりような気がします。

高次倍音も含めて

内部がシンプルな厚さのヴァイオリンは、シンプルな倍音になるような気がします。

それは、シンプルな厚さ配分と複雑な厚さ配分では、実際に作ってみて

そう感じます。

だからと言って、どちらが綺麗か?

どう感じるか?
・・・・もマチマチです。

好き好きでもあります。

シンプルな倍音を聞き慣れていれば、よりシンプルな倍音が心地よく感じるかも知れません。

ストラディヴァリの音ばかり聞いていれば、ストラディヴァリのような倍音が綺麗と感じるでしょう。

美しい倍音は、安いヴァイオリンでも聞けるかも知れません。

ヴァイオリンを作っていて何時も大事だと思う事は、

いろいろな表現力を持つ楽器で有る事。

いろいろな音色、パフォーマンスが出来る表現力をもつ楽器を・・・

倍音以前に基本的な音質が大事だと思います。

重音の時、それぞれの単音がそれぞれしっかり無理なく鳴り、自然に混ざる。

混ざった中でもしっかり単音が立っている。


そいう楽器に 更に美しい倍音が出る・・そうでなくてはと

思っています。

そういう楽器を目指すと、細かな緻密な複雑な倍音になる傾向があります。


実際のストラディヴァリやデルジェズの音出しをした時、

4~6丁位?でしたか、何丁でしたか??

耳元では、いわゆる聞き慣れた倍音は聞こえませんでした。

G線~D線は、太い、モワっとしたような霧のような音が転がる感じがしました。

E線は、キラキラではなく、一本しっかりした線の太い音がしました。


それでも1丁だけ、聞き慣れた細かな倍音がするストラディヴァリがありました。

確か、それはストラディヴァリだったと思いますが、ステージ近くで聴くピエトロ・グァルネリ(Venezia)の音に良く似ていました。

緻密な細かな倍音がキラキラしていました。

しかし離れて それを聴くと、細かな倍音が聞こえます。どれも美しい音色でした。


つまりヴァイオリン作りは、基本的に色々なパフォーマンスが出来る楽器、いろいろな音色を持つ、

性能の高い楽器を・・

さらに 緻密で気品を感じる綺麗な倍音を、耳に聞こえない倍音も含めて加えて艶を持たせたい。

と欲張っています。

それは、イタリア車のエンジン音に似ているような気もします。高周波音というか???



まあ・・どれだけの人が、総てを感じ取ってくれるか?

感じ取ってもらえるたら嬉しい???

そこに期待したい!








by cremonakuga | 2018-08-05 18:41 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ピンクの胡蝶蘭

胡蝶蘭4つの花が咲いた!
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by cremonakuga | 2018-08-04 19:15 | Trackback | Comments(0)

ストラディヴァリモデル forma-Pに ファーシャ接着作業中!


forma-Pに C部分のファーシャ・・・・
何時になく、時間を気にせず気のすむ迄、じっくり仕事をしていますが、上手く接着できたようです・・
隙間が全く見えない様なので、逆に大丈夫だろうか???と慎重に確認作業をしています。ロアーバウツの横板は、長い板が取れたので1枚で行けそうです。

裏板から取った横板は、年輪が一律ではなく、そのため、できるだけ中央に少し密な部分が来るように、少し疎の部分にコントロファーシャが当たる様に・・・・!
今回は、一律に1.1mmに仕上げました。・・・・とは言いましても部分的に1mmの箇所もあります。
トレブルサイドには1mmが来ないようにしました。特に4個のコーナーブロックの先端の部分の厚さが、1mmを切らないようにします。なぜなら、あまり薄く(0.5mm~0.8mm)すると思った予定の音にならなくなるからです。先端が薄い(1mm~1.1mm)と繊細な表現が出来ますが、厚いと(1.5mmや2mm) 丈夫という意味のほか、しっかりした音が得られます。あまりしっかり厚く作ると良さが薄まります。(オールドクレモナ的な音質ではなくなる気がします)
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C部分は、特に音質にも関係します(他も総て関係しますが!)。表板の作り方、裏板の作り方で、その厚さを加減します。
ストラディヴァリのような音を求めるのか?グアルネリの様な音か?何年製?などなどトータルな音質を考え厚さを導きます。
1mmにしたい時は1.05mm~1.1mmくらいにします。経年を考えます。最初から1mmでも良いのですが、収縮した1mmと、収縮する前の1mmでは、強さが違います。しかし 実際は、1mmにしか出せない音もあると思いますが、自然のように収縮させた1mmに出来たら一番良いのですが、そこは、自然に任せましょう。
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コーナーの上の横板は、ブロックに接着すれば、同化し、厚くても薄くても同じ様な気がしますが、薄ければ、音の振動の通り、流が良くなり、ダイレクト性が上がります。厚ければ強さが出ます。


by cremonakuga | 2018-08-04 18:38 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)