<   2005年 09月 ( 3 )   > この月の画像一覧

テーブルワインを飲もう!

美味しいVINOを探して?
とは言っても 決して通ではありません。
ただ、お安く美味しいく頂こうということです。
先日、1ユーロ前後の紙パック物を2銘柄試しました。
美味しい方が高い方と思っていましたら、
まったく逆でした。

今回は、1,5リットルサイズで、3,39ユーロ!(約400円)
普通サイズは、1,4ユーロくらい(約200円)

大瓶買って まずかったら、と思いながら、
400円のこの銘柄を
Montepulciano d'abbuzzo
Lacantina dei feudi
2003
・・・・・まずまずの美味しさでした。 良かった!

イタリアは、色々な季節の果物が豊富で、桃も、
手軽に買えます。
親しい人から、桃を入れると、VINOも美味しく飲める?
と聞き、0.7ユーロの紙パックVINOに0.4ユーロの桃を入れて次の日は?
紅茶でペスカ(桃味)が有りますが、ペスカのvinoの出来上がり。
桃の味は強く無く、甘みが少し加わった、最近頂いたフラゴラと言うvinoに
似た? 美味しいフルーティな味わいでした。 (ラファエロの友人が作っている、希少なワインで、フォラゴラという葡萄のワインで 最高に美味しかった)
d0040395_4522542.jpg
d0040395_4531227.jpg

by cremonakuga | 2005-09-22 04:57 | ◆食物・飲み物 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリン・・・どんな音の楽器を目指すか? 美しい音色の不思議な魔法の宝石箱?



d0040395_16400248.jpg


                          
                                                
                          2007年Genovaにて

              “温かい ぬくもりを感じる” 

            「美しい音色の不思議な魔法の宝石箱」・・・・
            ・・・・本物の音の楽器を目指しています・・・
               
ストラディヴァリ先生達から教わる、本物の音創りに挑戦。


                 

                                              
ヴァイオリンと言うと、ストラディヴァリ、ガルネリ、アマティと誰もが思います。
ヴァイオリン作りは皆 ストラディヴァリのような人々を魅了してやまない音のする
美しい楽器を目指していると思います。
私もまたそのヴァイオリン作りの一人です。



私は300年前の名器を通して、それを作った名工達に作り方を習ってきました・・・・・・
気が付けば、Cremona名器など、33丁を見てきました。いやまだ33丁。
弾き、音を出し、厚さを計り,Cremona名器などの音響特性を調べながら、何度も何度も、試す事を繰り返し、音色と性能の再現を試み製作しています。


Violin making is・・・・・・・
(proverb)         
Many a little makes a mickle.
Never too old to learn...Better late than never.
Leave well alone.
Make haste slowly.
Seeing is believing.
Truth is strager than fiction.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・



300年前の名工達の製作方法が残されているのは、楽器そのもの・・・

名工達が何を考え、何をしようとしたかを理解し、いろいろ自由に思い通り作り分けることが出来る事が、究極の目標です。・・・・・
やっと、それが何か?やっと理解できて、自由に作る事が出来るようになってきました。

(300年前のクレモナニス)
300年前と同じ様に 天然樹脂を作り、天然色素を抽出し、練り、昔の人達が、したであろう手法で、時間をかけ自分の手で作ります。 






d0040395_16344250.jpg

私は、最初からタップし数十年楽器を作ってきましたが・・・・
今は、私にとって、名器を叩く作業は、教わる事の何物でもありません・・・・

そのタップは、優しく軽く行います。
タップの仕方で
厚い部分は、高い振動の音が聞こえ、薄い部分は低い振動音が聞こえる、

別なタップの方法では・・・
広範囲のエリアのバランスは
重い振動数音は、全体に厚さがあり、軽い振動音は薄いエリアで聞こえます。
そういう事から全体像、細かな特徴が分かります。
それに
実際の厚さを計る事で どういう意味かが繋がります。



どんなタップ音の時、聞いた時どんな音色か?、また あと加えるとすれば、どこが どんな厚さになっているか?  もっと加えれば 自分で弾いた時の感触と音色は?
どんな木材をどう使っているか?


実際に名器の厚さを計り、秘密を探り、実際の製作で試す、地道な繰り返しをしてきました。・・・

そうする事で、ヴァイオリンの音色をコントロールできるようになります。

今はタップする必要性がなくなっています。
そうしなくても客観的に分かるようになってきます。



Cremonaで製作した、La Venezia(Tokyo, H氏所蔵)
d0040395_23353635.jpg


                      Cremonakuga violino HP




手にしているヴァイオリンはAntonio Stradivari 1709 Marie Hall-Viotti です。

☆特別に、タップし、音響を調べさせていただいた ストラディヴァリ & デルジェス  他多数、そして、実際に、詳しく計り、タップ音とをすり合わせる、そして、一番大切な  Antonio Stradivari & Guarneri del Gesuの意図を調べています。

d0040395_14334376.jpg



以前 私が、ある発見をし、喜び驚いた音色を美しくする効果は、実際のストラディヴァリやデルジェズを調べた時、300年前の彼らも同じことを行っていた事を知る事となり、とても不思議な経験をしました。


ストラディヴァリMarie Hall Viotti1709(左) とグアルネリ・デル・ジェズOle Bull1744(右)を手に、後日タップし、詳細も調べ、何年もかけ、音響的な特徴を検証、実験を繰り返し、音色性能再現をさせるなどの製作活動をしています。
d0040395_22062687.jpg




☆ストラディヴァリウスKochanski1717(ピエール・アモイヤルさんのご厚意により)をタップさせていただき、音響を調べさせていただく。


 
 A氏のA.S 1717“コチャンスキー”盗難に遭って世界を驚かせ、再び戻った、あのストラディヴァリをこころ良く何度もタップさせて いただいた。上下の板厚、ウエイトの差があった。

その彼らの楽器に見られる板の左右非対称の厚さ配分は
何かを意図して作られた結果なのだろうかと推理しながら、
それを消化し、より良い音作りを目指しています。

彼らの厚さの・・・その意味がようやく理解出きるようになります。


新作が オールドに近い音に仕上がるよう 努力しています。
最終目的はオールドのコピーが目的ではなく、
オールドの持つ深い音色を 持つ楽器を製作するためです。

Hさんと・・・・・
タップさせていただいているヴァイオリンは 
Stradivarius1709  Hämmerle





      (ウエルナー・ヒンクさんのご厚意により、A.S 1709をタップ・草津にて)


何ヶ所かポイントをタップすると、近くで、一緒にタップ音を聞いていた友人が、驚き
顔をうなずかせました。 ぴったりポイントの音程が合っているストラディヴァリでした。音色も、透明感のある音色です。 何回も 気になって再確認しました。





生の音を沢山聞き、たえず耳を鍛える事も大切な仕事です。
例え、生の音でなくてもCDなどでも有効です。
生の音は、製作者にとって定期的に聞くことが大切です。



製作方式は、内型で、カッサ・キューザとアペルタを併用して製作。
(箱を閉じてからパーフリングを入れたり、板で入れて、再び外し、厚さを正確に調整し閉じる)

そして このように出来た楽器を、演奏家が弾き、聞き手に感動して頂ける事が出来れば
作り手として、それ以上の幸せはありません。

そしてそれは同時に、前進への大きな力を私にもたらしてくれます。


ライナー・クスマウルさんのご厚意によりストラディヴァリウス1724を拝見しタップさせていただく。
(水戸芸術館楽屋にて)
d0040395_01384113.jpg
d0040395_01381679.jpg






やはり上下の音程差を感じた。 コンサートの朝、ストラディヴァリのE線など調整で苦労されていて、呼ばれた。 私も指先に傷を作りながら少し苦労しましたが、うまく直し調整ができ大変感謝されディナーにも招待された。
d0040395_01460273.jpg






(2003年日経ホール楽屋にて、アナスターシア・チェボタリョーヴァさんのストラディヴァリを拝見しタップさせていただく。この ヴァイオリンは 違いますが、写真フレームの下、この下に調べさせていただいた本物の1729のStradが有り、不覚にも撮るのを忘れました!)



                                

参考(今までタッピング・計測・弾くなど調べた楽器)

Antonio Stradivari ① 1692(Hegedus), ②1707ex.Dushkin、③1709Hammerle; ex-Adler, ④1709 Marie Hall-Viotti, ⑤ 1713 ex.Wirth,⑥Kochansky1717,  ⑦1722 ex,Elman、 ⑧1724,⑨1727,⑩1729,⑪1729 Recamie-Elman,⑫173?、⑬1734、⑭17??、 and,⑮ Omobono Stradivari 17??.

Guarneri del Gesù
       ⑯1732, ⑰1733(ex.Lafont),⑱1739, ⑲1741、⑳17??、㉑17??、㉒1744 Ole bull,

Pietro Guarneri ㉓1690
Pietro Guarneri ㉔1734,㉕17??
Andrea Guarneri ㉖17??,and㉗17??

Carlo Bergonzi 17??

Gasparo da saro ㉘Va1580、㉙Vn1560

violoncello.... Antonio Stradivari㉚1730 ex.Pawle,
Antonio Stradivari ㉛1709ex Boccherini
Andrea amati㉜1577 /Questo violoncello era stato originariamente Agaka pittura.
un violoncello dei tre violoncelli il mondo/

他、

                                      

d0040395_3434747.jpg


    マエストロ ラファエロ ディ ビアジョ氏と(Cremona 彼の工房にて)


彼からは、勤勉さと、男らしい大胆な感性と、スピーディな職人技、底抜けに明るいイタリア人気質を、教わりました。そして 大きく通る音つくりを。



Cremonaで製作した La Venezia 
d0040395_23361379.jpg


d0040395_4234189.jpg




マエストラ ヴァンナ・ザンベリ先生(師匠はピエトロ・ズガラボット)と(Cremona のスクールで、指に怪我の包帯がイタイタしい!)


彼女からは、急がず、コツコツ丁寧につくる事の大切さと、繊細な感覚を習いました。
彼女は、内型、カッサ キューザ(箱を閉じてから、パーフリングを入れる)昔ながらの伝統的な作り方。
手には ヴィオラ 41cm A,Stradivari 1690
d0040395_3431451.jpg


ルカ(マエストロ ルカ・ベリーニ先生)にはCremona のスクールで
最初の年に、 親切にしていただきました。
独学・久我式からイタリア式に、、、、、
彼は、内型で、カッサ アペルタで製作、合理的な作り方で、今では一般的な作り方です。



☆なぜ、自分のオリジナルのヴァイオリンを作らないのか?  とよく言われます。 イタリア人からも言われました。


一つには、初期に耳にし記憶に残るヴイオリンの音が、ストラディヴァリとグアルネリ・デル・ジェズでした。
現代にいたる先人たちの楽器と比べて、好き好きですが、個性と美しさではグンを抜いています。現代の楽器でも、音量があり、素晴らし音色の楽器は沢山ありますが、違いは、音量は、次にして、音色の深さと個性と、極めてノーブルな音色にあります。大きな音も重要ですが音色はさらに需要です。


ある世界的な演奏家の方は、コピーでも、それ自体の音が、Kuga Violinです。・・・・と!
良い意味でおしゃられた、!

当然、同じものは作りえないことです。



本物の色は、本物と同じニスを塗るしかないと考えます。

本物の音は、本物と同じように作るしかない!
しかし・・・・
そこが現在課題になっています。本物のストラディヴァリのような音色に仕上がっても、
それは、本物の音色に馴染んでいるか、本物を使った事が有る人しか分からないのです。

その楽器に合った弾き方をしないと その良さが発揮されません。
普通は、今まで使ってきた楽器を基準に、その弾き方で弾き
音量はどうか?音色はどうか?
・・・と判断します。

私が製作したヴァイオリンですら、演奏者を選びます。合わない演奏では、十分に、その魅力を発揮できません。
そして良い弓を使わないと良さが発揮されません。

それに加え、モデルの違い、ストラディヴァリモデルとグアルネリ・デル・ジェズモデルでまた大きく違います。

今で来た新作でも現代の楽器とは異なります。

オールド名器などで慣れている方は、現代の作り方の楽器も音が出せますが、現代の作り方の楽器で慣れると、オールド名器や同じ作り方の楽器は、その良さが出せず、良いとは感じられません。
極めてデリケートで、今日良くなっても明日は鳴らない事もあります。

魅力的な別世界の響きは、弾く人が作ります。誰が弾いても別世界の音が出るわけではありません。楽器はそういう弾き方の時に、楽器が、それに応えられるか否かと思います。




ヴァイオリンの音色をこよなく愛する人達に   ストラディヴァリを、デル・ジェズをこよな愛する人達に、、これからも、こころを込め ひとつ ひとつ じっくりと作りたいです。


ぎりぎり限界まで突き詰めて、たえず向上心を持ち、作ることが大切と考え仕事をしています。

一生かかっても到達点がない世界で、やっとスタートラインかも??





☆何十億円の名器は・・誰もが使えませんし、世界に余っていません!上手に弾ければ同じようなパフォーマンスが引き出せる楽器であれば 演奏の世界が広がるかも知れません。弾く人と楽器が一緒に成長できれば素晴らしい!



トップアーティストが舞台で使える楽器、また名器のセカンドになる楽器を目指しています。



memo dal Gen,01,2015
・・・・・Vn/to te x x (to ya ka x)・・・・Va/to u x x (to ri ni ni)



Cremonakuga ホムページTopヘ

by cremonakuga | 2005-09-02 22:19 | ★製作の取り組み | Trackback | Comments(2)

CREMONAは暑い!

d0040395_1451060.jpg


日本から
CREMONAに帰国しました。
私は日本に暑さを持って帰り、またCREMONAにその暑さを持ち帰ったようです!
丁度日本が梅雨時で、CREMONAのニスが柔らか過ぎ、ニスからつくり直す事に
なりました。 
ヴァイオリンのニスもほぼ出来上がりました。
写真は簡単に撮影しましたので、少しお見苦しいかも?
演奏家が、ステージに立った時視覚的にも古い楽器に見えるようニスを塗りました。
音質もオールドの音質を追求しています。
d0040395_14423394.jpg

日本で、第一線のソリストに試奏していただき、音量、音質とも良好との評価を頂ました。
また、「特に弾きやすい」 との事でした。
また、大手のディーラーからもストラド、デルジェスと比べても音質はオールドとの感想を
頂けました。
d0040395_14433120.jpg

by cremonakuga | 2005-09-02 14:56 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(2)