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久我ヴァイオリンとは・・・・

久我ヴァイオリンとは・・・・・・・・演奏家が ステージ本番に使える楽器、オールドクレモナの音の香りがする楽器を製作しています。300年前のオールドクレモナ名器の数々を手に取り調べ、音のDNAを受け継がせようと、その音色・性能の再現に努めています。現在はクレモナから帰国し千葉県八千代市に工房を構えております。
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久我ヴァイオリン工房・・・そのヴァイオリン製法は時空を超え300年前のイタリア・クレモナ発祥のストラディヴァリ師匠 グアルネリ・デル・ジェズ師匠の手になった名器の数々から教わり製作しています。  ・・・ 名工である師匠達が製作した 現存する元気なヴァイオリン名器を介し そのヴァイオリンの音創りの技を導き出しています。


 ・・・・・・・ヴァイオリン作りの広大なロマンを現実にする・・・・・・・製作した楽器の300年後の姿、音を見据えて!


多くのストラディヴァリ&グァルネリの名器を手に取りタップし 弾き 厚さをしらべ、試し その音色の謎を明らかにし ヴァイオリン名器の音色の再現を試みる。  そして自分の技に昇華させ それを現代に甦らせようと・・・気が遠くなるような取り組みからヴァイオリンが出来上がります。

 その師匠たちがヴァイオリンを作った町・・・・・この写真はクレモナ在住時に撮影しました。
Cremona Italy
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fiume Poo
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中世がそのまま残るヴァイオリン発祥の地 イタリア・クレモナ。  近くを流れるイタリアで一番長いポー川(fiume Poo)付近からヴァイオリンの町クレモーナをはるかに望む・・・・ヴィア・トファーネ(Via Tofane)というところに住んでいました。ヴァイオリンの町は、お菓子のトッローネや果物のマスタード漬けのモスタルダでも有名です。ストラディヴァリの工房跡 師匠のお墓 グアルネリの工房跡があり、良くピアッツァローマのストラディヴァリのお墓の近くのベンチでランチした折には、いつも「こんにちは!」と敬意を表していました。グアルネリ通りを通る時も、デルジェズさんに、こころの中で挨拶していました。ちょっと変ですけれどお世話になっている尊敬する師匠達です。クレモーナで学び直す事で現代の先生達とそのまた先生と またその先生の先生へ300年以上前まで・・・つながります。
残念ながら現代のクレモナには300年前の作り方は継承されておらず、現代の音色も好きですが、300年前の音色のほうが私にはマッチします。クレモナ在住から現代の作り方は一切せず、名器からの情報でまい進してきました。クレモナの学校では、Zambelli氏にお世話になりました。

( イタリア・クレモナ在住時、 友人ラッファエッロ・ディビアジョ (Maestro Raffaello Di Biagio)氏のヴァイオリン工房でBanco&sgabello(作業台&肘背無し椅子)を並べてレッドツエッペリン聞きながら仲よく一緒に製作した記憶が懐かしい。・・大変お世話になりました )

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弾き方は、一般的なヴァイオリンにくらべ、弦を弓(毛)で、あまり押し付ける必要はなく、スタート瞬間で弦をキャッチし、そのまま圧をかけ過ぎない様に、かえって抜き気味で弾く=引く様に・・・強い音は、圧力ではなく弾く位置(駒寄り)を弾く、滑らかに・・・
アタックは、最初のキャッチをしっかりと、そのまま引き抜く感じ。決して押し付けずに・・・
などなど、新作楽器に比べ、より基本的な弾き方を必要とします。
※特にストラディヴァリモデルは、弓を長く使いしっかり弾かないと(圧はより少なく) その良さは発揮されないようです。
(そこが非常に難しいところです)
現代のヴァイオリンを弾き慣れていると、なかなか音が出ない事があります。現代のヴァイオリンは、強いナイロン弦など、少々圧力かけても良く鳴ります。しかしストラディヴァリなどは、力で鳴らすのではなく、少ない力で楽器の箱が鳴るように作られています。ストラディヴァリモデルであっても構造が同じなので、要領が分かると、かえって楽に音量、音色が出せます。出来立てでガット弦で良く鳴ります。




 
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Cremonakuga Violinoは、表板にイタリア産の中でも特に音に良いヴァル・ディフィエメ材を、裏板や横板ネックなどはボスニア産などヨーロッパ材を使っています。表板、裏板など10年以上、35年などもストックしています。
ニスは、300年前のクレモナと同じ様な松脂樹脂(ルネッサンス画家も使ったイタリア産ベネチアンテレピンバルサム由来)リンシードオイルやクルミオイル等を、現在は当時の天然色素を中心に、手作りしています。はがれやすく、皹が入り易く、弱く柔らかく扱いずらいニスは、その反面 デリケートで音にとても良いからです。また経年すると まさにオールド楽器が年取るような姿へ変化していきます。 美術品を扱うようように優しく 剥がれないように 丁寧に使う事で、エージングを楽しみながら育てる事を提案しています。

主に、愛好家を初め、国際コンクール受賞者、音大教授ほかプロ奏者の方々にお持ちいただいています。 新作でもオールドクレモナの音色の香り、操作性は、演奏家の先生そして、その音楽を聞く聴衆のかたからもご支持いただいています。
直ぐにコンサート本番で使える楽器ですが、1~2年その楽器に合った弾き方で正しく弾き込むと、格段にまったく別な楽器に音が変化すると思っています。
楽器に寄り添った、正しい弾き方で大切に育てていただきたいと思っています!




Cremonakuga violino Yachiyo in  Giappone
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by cremonakuga | 2016-05-01 14:02 | ★久我ヴァイオリンとは・・・ | Trackback | Comments(0)