Pirastro社のパーペチュアル弦・・新しい弦を張ってみました。張りたての感想は・・・・
![]() と感じながら、弦が、良く振動し、クリアーで、この弦張った瞬間に、良く鳴りそう・・いや良く振動する弦だ! ・・・・というより、張った瞬間から美しく良く鳴る! GDA・・・Eの順に エヴァピラッチから交換しました。 長い間張ってあったエヴァからの交換でしたから、エヴァが弱く感じます。 D,Aがはっきりした音色です。メリハリがより鮮明に感じられます。 1日、2日 1週間すると どう安定するのだろうか??? E線0.267mmは、冷たい、クリアー、シャープな音色。耳元では 大きな音なのか?どうなのか? 良く分からない感触です。 全体的には金属的な、しっかりした、硬い音色に感じますが、テンションが馴染んだら どうなんだろうか? これらの事は、弦が安定しないと分かりませんが、 今の時点での印象は・・・E0.267mmはちょっと耳にキツイ! E,A,D,Gのテンションバランスが、Evaに比べA、Dがテンションアップしている点からもうなずけます。 EvaのG線が 一般的な弦のテンションにくらべ0.1kg強いのに比べ、パーペチュアルは 一般的なテンション。 A,Dは、Evaに比べ各々0.1kgテンションアップしてある事から、メリハリが浮き彫りになる作戦が分かる。 (※ご参考に・・・この事は、駒のTopのアールを強くすると結果ADが上がるテンションアップする。弾き易さ、操作性 押さえ易さとの感覚とは別に中の2本の弦の張力が強くなり同じような結果になる。) あとパーペチュアルは、ペーターインフェルドに比べると、弦単独の音色がデリケートに感じます。各弦がブリリアント感があります。 安定が速いと聞くと、伸びない、棒のような感触を想像しましたが、棒のような感触はなく、反応も良さそうです。 ただ、張りたてでは、私の楽器には、強すぎないか? もっと弱い弦で、同じ様にブリリアントで、メリハリがあり、安定が速い弦はないのか?との第一印象! 第一印象は、各弦が、凄く良く響く、素晴らしい弦、美しい響き、次に、ずいぶん強い弦だなあ~、ちょっと金属的硬いかも??? 広い空間でどう聞こえるのだろうか?広い空間ではエヴァより威力発揮しそう? 広い空間では、硬さは無くなるかも知れない??? つまり・・・柔らか過ぎる音色の楽器や、弱い音色の楽器、には、特に音色・音量の変化感が大きいのだろう・・・ 安定すると硬さが減り、ベストな状態になるのだろうか??? 良い弦であることは確か! 安定したら どういう音色か? 数日しましたら感想を・・・ 次に、 ※2日目の弦の状態・24時間経って・・・28時間経過しましたが、弦の音程は、ペグを少し角度を調整する程度、特にD線の緩みが大きかった気がします。今日は、友人との忘年会のため、溝の口へ、近くのS音楽大学に伺った、1時間くらい前に着き、友人の先生に楽器を試して頂きました。パーペチュアルは、凄くキラキラ、シャープに良く鳴ります。楽器はGuarneri1744Caliproでしたが、G線が軽い音の感じでGuarneriっぽくない感じでした。ふたりとも同じ様に感じたので、確かではないか?と思います。広い会場とか、コンクールには良いのではないか?と意見が一致しました。次に、テンション落とし、E線はエヴァ0.26ゴールド、A エヴァ、D,Gオリーヴガット(テンション弱い弦)弦・・・この組み合わせの音色は、まさにGuarneri的で、やっぱりこれね!で意見が一致。つまりオリーヴのが弱い弦です。特に弦自体の音質が大事と感じました。ドミナントで十分ではないか?あえて強い弦より、クオリティーが高い音質。演奏会には、オリーヴなどの普通の弦のが良い感じでした。特にA線の音色など複雑な音色が聞けました。心に届くのは、弱い弦の方でした。 今日の感想ではストラド系のが合うのではないか?または、Guarneriであれば、1735年前後のdel Gesu。 Peter Infeldが強い感じがするのに対し、さらに強いエヴァ それより更に強いパーペチュアルは、オールド系楽器には、あまり好ましくない気がします。期間限定で張るのであれば良いようですが、張りっぱなしであれば、オールドやオールドタイプの新作には どうかなあ?と疑問が残りました。確かに良い弦であることは確かです。用途で、また、楽器によりより効果が得られる。 新しい新作の現代の楽器には良いのではと思いました。 自分の楽器で試すのと、いろいろな方が試すのと、意見 感想が だいぶ違います。 楽器で 大分違うのだろうか?? エヴァゴールドが出た時、強い、重い音、と感じ好きでありませんでしたが、数年しGuarneriに張ると、なんと言い出はないですか! でも、今は普通のエヴァを かつてドミナントを使っていたように 使っています。 パーペチャチュアルも、一般的な弦となるやも知れません。 丈夫な楽器を作らねばならず、ストラディヴァリやグアルネリを作るのは苦労しそうです。音を犠牲にはしたくないですね。 ※その後は、お蔵入りで、試していません。 ※、今度はIl Cannoneでも試してみたいですが、for Solistは更に弦のテンションが高い! 真剣に、今後を考え更に強い弦でも 同じ様に良い音の出せる、パフォーマンスを考えよう・・・! どうすれば良いかは分かりますが、決心が要ります。
by cremonakuga
| 2019-11-11 13:14
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