ストラディヴァリ 横板あと1か所!

台風13号が間近に迫ってきました。ストラディヴァリモデル forma-Pの型に横板がもう少しで総て接着。
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このストラディヴァリのモデルも、特に弾く人を選びます。

それは、ストラディヴァリの形のヴァイオリンだからでは有りません。
本物のストラディヴァリは、楽器に必要なボーイング以上に決して圧力をかけては その良さは発揮されません。
ストラディヴァリの様な構造のヴァイオリンは・・と言う事です。


この事は折に触れ書いていますが、
弾く人に 言葉で言っても なかなか理解されません。
思うように鳴らなければ、
鳴らない楽器とか、合わない楽器とか 感じ その良さが分からず
魅力を感じられません。

楽器にうまく合わせて鳴らせる人には

良く鳴る楽器
なかなか良いじゃない・・
という事になります。

相性の良い弓で弾かないとやはりその良さは十分に発揮されません。

その楽器で演奏される音楽は、
良く鳴れば
素晴らしく聞こえます。

上手く鳴らせなければ
ストラディヴァリの様などとは全く言えない
音楽になります。

聞く人によっては

どんな作り方であっても
古いか新しいか

あまり関係無く
判断されます。

つまり
とっても扱いが難しいヴァイオリンと言えます。

弾き方も、訓練が必要ですし、
保存も丁寧に扱わなければなりません。

扱う人=柔軟性がある弾き方をしないと対応が難しい。
子供の時から、弾く楽器の圧力、大人になってから弾く楽器の圧力、
その訓練してきた慣れた圧力を一度捨てて、楽器が一番喜ぶ圧力、ボーイング、相性が良い弓、
・・・・・を冷静に選択し
鳴らす事が要求されます。


それが出来た時

楽器の事が分かりだします。

やっかいなのは、弾いている人と、聞いている人の感じ方に大きな差があり、
特に弾く人の聞く音と、聞く人の音が
だいぶ違うことです。

聞く人に どう聞こえているか?

それも分かるようにし、弾く事が出来れば

楽器も満足して鳴ってくれるのだろう???

と思います。


つまり楽器が人を選ぶと言う事になります。

このヴァイオリンが予定通り出来上がって
もし どなたかが弾いて、
思うように鳴らなかったら
楽器に合わせる必要が有るという事になります。


扱いは・・・・

強力な圧力でゴリゴリ酷使したり、汗も拭かず、湿気が多かったり温度が高い部屋に
弦を張ったまま長い時間置いておいたり、大事に扱わないと傷みます。
大切に扱っても、ニスは 超柔らかく脆いので取れます。取れたら塗れば良いのです。
汗を拭けば、ニスの劣化を遅らせられます。
汗を拭かず、ニスのメンテをしなければ、本体の劣化につながります。

厚さも頑丈な、量産品の様に扱えば、傷みます。

価格が違っても、何十億円の楽器のように
扱う事が必要です。
価格の問題ではなく、単なる木でできた超デリケートな楽器の点では同じだからです。


・・・・と楽器が言いたい事を
作った人間が代弁しています。


面倒くさいヴァイオリンと言わず
是非試し 克服される事を切望します。

・・・・・と まだ出来てもいないのに独り言!












by cremonakuga | 2018-08-08 16:31 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)
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