桜の季節 もうじき4月そして5月・・・6月・・~

そうこうしていると・・5月・・・6月・・梅雨が・・気がつくと夏になる・・・・
新しいヴァイオリンを作る時、ネック下がりについてあらかじめ考えておきます。
下がらないようには、勿論ですが・・・下がる事想定し・・どうリカバリーするか?
せめて 自分の楽器は 困らないようにしたい。

厚い板、頑丈な箱、太いネック・・ナド・ナド・・戦車のようなヴァイオリンを作れば安心かもしれませんが、
また、現代の作り方で、厚めに作れば、それも少しのリスクで済むでしょう!

音を追及すると、戦車のようには作れない!
必要な厚さで、丈夫に作るしかないが、日本の気候では、使う人の楽器への心遣いも必須です。

・・・・そうは言いましても、結果的に、下がった時リカバリーがし易いようにしなくてはなりません。
普通の事で、当たり前の事ですが、何時も思っている事を書いてみました。
指板の延長線が駒の27mmが一般的な基準です。

ネック下がりが
もし、ネックの付け根が支点の場合、(複合的な要素で単純ではありませんが)
指板のナット(スクロール)が1mm上がると、指板先端(駒寄り)が計算上は約0.985mm下がります。駒への延長線で約1.397mm下がります。
d0040395_23024664.jpg
駒で2mmまで下がるとこを前提にしておくと・・・
最初から駒の高さは33mm~34mmは必要です。
33⇒31mm
34mm⇒32mm

ナットの位置で、1mm~1.5mm段差を付けておくことは、後に削って角度をつけられる為でもあります。
(その時、ネックが薄すぎると具合が悪くなるので、あまり薄くできない、余裕を考えておかなければならない)
ネック(指板の面)をカンナで削る時、スクロールに当たらないように低くしておかないと苦労します。
下がった指板を上げる・・・逆は1mm削ると、0.9mmは上がります。
d0040395_23022401.jpg

テールガットの乗るサドルは、高めにしておくと、駒が低くなった時、サドルを低く出来、弦の駒での角度を補正できます。
アンティーク仕様でも8mm+くらいにしておくと1mmくらい低く出来ます。
しかしこのタイプの顎当てはテールピースにに当たる場合もあり単純ではない・・・・
d0040395_23030258.jpg

最初から、完全にして余裕をなくしておくと、後で困ることになります。
デリケートな楽器は
いろいろ考えながら作らなければなりません。


by cremonakuga | 2018-03-27 23:41 | Trackback | Comments(0)
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