Nicolò Amatiが ほぼ完成し 音を出してみました。

Nicolò Amati 1666=Cremonakuga violino2017

ニコロ・アマティ1666完成!
音は 成功! いや大成功ではないか・?と思います。
味がでています。

飴のような このトロっとした感じが好きです!
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まだ、駒は仮駒ですが、弦を張って音出しをしてみました。
最初エヴァピラッチを・・・次にD&Gをオリーヴ(使い古し予備弦)に
やはりオリーヴの方が楽器に合っているようです。新し弦でなく、またバランスも合ってなくとりあえずのセットなので、新しい弦でのセットが楽しみです。今の弦はテンションを楽器に掛けるのは主目的で、何度も外すためです。もう少し落ち着いたらちゃんとした弦をセットします。
新感想は・・・・
・・・・実にE線が美しい!
なんと表現したら良いのだろうか??少し考えてみましたが、
決して音の線は太くないのですが、しっかり音が出ます。そして品が良い音です。
高音の音量、強さは まだ感じられません・・・もう少しテンションに落ち着くのを待ちましょう!
しかし、E線は伸びます。
低弦はあまり主張しないので音を出しながら楽器を離すと 良く響いています。
CD「名器の響き」を聞いて比べてみました。
1639年Amatiと やはり似ています。・・・・が1666年は、もう少しシャープです。甘い音というよりも!
ストラドにも似ています。全体の印象は、今まで経験をしたことが無い音質です。

実は ストラドのテクニックを少しだけ加えてあります。なぜなら 全体的に良いに越した事がないからです。
そのまま作るAmatiより それより良いAmatiにしたかったからです。

実際は そのCDの ストラディヴァリ 1716 プロヴィニのE線に似ています。
ただ 問題が発生・・
なかなか乾かなく、日焼けサロン(紫外線Box)でお世話になったため、乾燥でネックが大分上がってしまいました。
当初ネックを仕込んでジャスト指板先端で20mm 駒のプロジェクション27mmでしたが・・・・
乾燥で
指板先端22~23mmに 駒へのプロジェクション30mm弱へ上がってしまいました。

ちょっと焦りが・・
これは特に裏板の模様が細かく虎杢のうねりが細かいために より収縮します。 Ole Bullの時も結構収縮しましたが 予想どうりある程度は戻りました。
今回も少し戻ってきましたから大丈夫でしょう!

弦を張った今 正確ではありませんが・・指板先端上で21mmある。駒へのプロジェクションが29mmくらい
この分なら20mmに戻りそうなので 駒を作ります。
今現在より駒は高くはなりませんので、
今作ると駒は34mm位になりそうです。
34mmでは Amatiの音色再現には向いていませんが、
少し待ちましょう!
Non ce problèma! (問題無し!)

9月9日・・・左手の当たる部分のみカバーニスを塗りました!現在乾燥中です。



by cremonakuga | 2017-09-07 16:37 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)
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