久我ヴァイオリン工房
最近、何かとテールピースを探す事になっています。
110mmのサイズを探すも、いろいろな業者さんに ご協力いただき なんとか探す事ができましたが、
7枚入手しました。
先日都内に出かけたおり探した部品は・・・
グアルネリなど小型のヴァイオリンには、一般的な115mmのテールピースでは駒からテールピースまでのい
54mm~55mmを確保できないからです。
価格とは、関係無く長さ、幅その他寸法は、良く見ないと後で困る事になります。
表面からの全長を意識しがちですが、実際には、黒檀のフレット(弦の載る山)から裏面のテールガットが見える切口までの寸法の長さが どうか?で大きさ=長さが決まります。
全長で1.5mmの差しかなくても 有効な長さは5mmも違います。つまりBは115mmの大きさのと同じという事になります。
また・・・気を付けたいことも多い!
テールガットが通る部分の肉をどれくらい取ってあるか、穴の位置は浅くないか?中心から左右対称の位置に穴が有るか?
テールガットが入る穴の長さが短いと(材質にもよるが、壊れる危険がある)
弦の通るG線の溝とE線の溝の間隔はどうか?またその溝の向き、角度はどうか、溝の長さは短くないか?(あまり短いと、E線のジャスターで黒檀が損傷を受け、将来割れる恐れが大きい)
特にBのタイプは、長さが短くても実際には長さが有るので裏面も気を付けたい。
ちなみにBのが高価です。
Cremonakuga violinoホームページへ