久我ヴァイオリン工房
関西弦楽器製作者協会展示会も終わりました。
沢山の皆様の御来場 本当に有難うございました。
毎回、デモンストレーション用の楽器で イメージのみですが、
お楽しみいただけましたでしょうか?
広く天上が高い空間は、美しく良く響きます。ヴァイオリンの響きにピタリの美しさです。
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ここは 私のブースです。このスペースに楽器がたった2挺です!派手なブルーのベロアのテーブルクロスは、目立ちました。ヴァイオリンの赤に、トルコ石のようなブルー、純金のエンジェルが付いたテールピースの展示、私の趣味の配色です!今年は、ストラディヴァリウス紅白ワインは無し・・・・・
ストラディヴァリモデルのヴァイオリンを製作したformaPも展示しました。
昨年同様レプリカのエチケッタ(ラベル)も展示。
formaPの説明も なかなか面白く、お客様に喜んでいただけました。
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いつも いつも 試奏されるお客様に
ああでもない、こうでもない・・
こう弾いてください ああ弾いてください
もっと駒の近くも使ってください
指板の方も・・・
全弓を速く弾くような気持ちで・・
強い音は、押し付けず、駒近くへ・・・
力を抜いて・・・
オイストラフの様に・・・
(そんなの出来る訳ないのに・・・むちゃ振りしながら・・・)
駒寄りは、デリケートに、
ビブラートは大きいとさらに良いのですが・・・・・
そんなの無理でしょ!
っと私自身も思いますが、
弾きたくなくなってしまいますね!
顔色見ながら めげずにお願いをし続けました。
かなり うるさかったことと、お詫び申し上げます。
でも、だんだん ピっと 大きな美しい音が出だすと
お客様も、目が輝き出し、こういう音が出るヴァイオリンだと気が付く!
お客様からは、会場の中のヴァイオリンで、これらのヴァイオリンだけ音が違う!
・・・と、良いのか 悪いのか・・声を聴きました。
ヴァイオリンが弾き方を要求してきます。
展示場所が移動したため、ここは移動前の場所一番奥の端でした。
ストラドモデルの試奏の後は、沢山お客様が来られ、試奏の中でこれだけ音質が違った!・・と
やはり 良いのか 悪いのか???
良いと前向きに取りましょう!
※
やはり 今回も 完全オールドクレモナ構造楽器、ストラド、グァルネリモデルは、本来の音が出せる方は少なかった!
その要因は、内部構造がオールドなので、それに合った弾き方が必要だった。
弦が、半分=D、Gガットは、弓を押し付けると、金属とガットで差異が出る。
細い絹糸を、切らないように、弓の毛の角で繊細に確実に、切らないように、でもしっかり鳴らすがごとく、デリケートにしっかり振動させ切るような感覚のボーイングが要る。
難しいという事です。
今回は、お子様には、優しく ご指導さしあげた。
前回は、しっかり嫌われたので、反省をし、どうやったら思ったように弾いてくれるか・・・
今回は、とても楽しいコミュニケーションが取れました。
7日は、相愛ジュニアオーケストラのみなさんの演奏が 大好評でした! 素晴らしい~♪
大阪市中央公会堂3F中集室の天上のデコレーションが素晴らしい。