久我ヴァイオリン工房
新作Marie Hall-Viottiの表板に、
フィレット=パーフリングが、入りました。
幅は、0.98mm~1.0mmに加工した物です。
この幅は、いつも苦労します。
溝を掘るのに、結果が、とてもデリケートで、注意力が、要ります。
なかなか結果は、満足いきません。
外側の、黒い部分を細くしてあります。
このスタイルが、お気に入りです・・
1.2mm(黒:白:黒=0.3+0.6+0.3=1.2mm)が一般的ですが、1.0mm(0.2+0.6+0.2)が、渕の黒が、細いのが、好きです。
細い場合、、きついと・・・叩き込む時、弱いので潰れるリスク・・・恐れがあります。
きつくなく、緩くなく、すんなり入り、軽く叩いて、しっかり入るような感覚が、良いのでハト・・・
何時も注意します。
合わせの先端付近は、今回は、黒檀の粉を膠を混ぜ入れました。
まだ、磨いていませんが、どうでしょうか????
まあ・・直せますから、結果を見てから・・・・
パーフリングは、工場製品ではないので、太い場所有り、細い場所有り、綺麗な場所有り、特に黒い部分は、一定ではなく、人間味を感じる・・
全体を見ると、繊細さを感じられる、人間が作った感じが残れば良いのではと思います。
パーフリングだけ見ても、どんな思いで、作っていたか、多分分かるはずです・・・
苦労してるな!って感じのパーフリングです!