久我ヴァイオリン工房
ヴァイオリンのニスの見せ方・・・
光源が、白熱電球、蛍光灯、LED、・・・・・昼光・・・・
どんな状況で、演奏するかで、見え方が違ってきます。
しかし、本来こんな事を、考える事自体が不自然な事。
300年昔は、油のランプか蝋燭・・・昼間の窓辺から差し込む優しい自然光・・・・
特に赤が、貴重な色で、その赤を綺麗にヴァイオリンに塗る事に、工夫していたと思う。
その濃さと、明暗、工芸品に、どう上品に塗るか?見栄えはどうか???
・・どんな赤を使うか???また、その綺麗な塗り方、と濃さくらいであったろう???
白熱電球、昼光・・・くらいでも見え方を基準にするべきだと思う。
心では・・・・
実際は、いろいろ試さざろうえないのが現実。
なんと、難しい世の中になったのか???
うす暗い、蝋燭くらいに灯りで、美しいはずのヴァイオリンは、ステージの照明では、赤すぎると言われる。
知り合いのクレモナのマエストロも、そうおっしゃっていた・・・色を薄めに塗っているようでした。
はたまた、知り合いの楽器商のマエストロは、レプリカを、やはりベージュに少し赤を有るくらいのヴァイオリンに仕上げていらした。毎日、オールド名器を眺めながら作ると、そうなるのだろう!
今日は、作業用の卓上ランプ、白熱電球60Wの照明で撮影してみた。
なるべく実際の感覚に近くなるように、カメラを調節した。赤、青、肌色、緑、コントラスト、シャープネスを調節し、2絞り絞った!
ノーマルでは、見た目の実際よりも赤が発色してしまいます。
以前も書きましたが、こうやって、映像にしてみて、いろいろな発見が見つかります。
ここは、こうしよう・・・とか、あそこは、マズイ・・とか、
立体的に目で見るより、一枚の映像にし、チェックすることも大切です。
もちろん目で見ることが一番大切ですけれども・・・・・・
いつも勉強です。
Kuga Violin Atelier(久我ヴァイオリン工房)
Yachiyo Giappone