久我ヴァイオリン工房
次に作るヴァイオリン用の表板、裏板などを選ぶ・・・・
中に貼るエチケッタを先に作っていますが、
表板と、裏板の組み合わせを、たえず考えています!というより
悩んでいると言った方が正しいようです。
特に裏板を切ったのに、裏板を再考中!
今切った裏は、後回しに・・・・
表板は、北イタリア ヴァル・ディ・フェエメの赤樅材です。
(アベーテロッソ)
マスキオではないのですが、少しマスキオ状態になっています。
この木で作るヴァイオリンの中心部分は、1mmに年輪2~2.5本、約0.5mmで、とても密です。外側にいくにしたがって広くなり、端で年輪幅1.5mm~2mmで、 ヴァイオリンの下部の端で2mmになります。
アベーテロッソでは理想的な木材と思います。
このアベーテは私が、起こすまで、、Cremonakuga violinoの棚で、ずいぶん眠っていました。
近年のマスキオ材は、少し年輪広めが多く、あまり細かいと、重くなり、少し広めの方が、私は、好きです。
マスキオは、中心付近1mmくらいで~端で、2mmくらいが、良いと思います。
マスキオ材は、カラッとした、クリアーな音色に し易いと感じます。
アベーテロッソは、中心が密なのが、良いと思っています。
しかし、割材(丸太を割ったもの)でなく、ぎりぎりなので、木の繊維の流れを、うまく調整しないと(幅の都合で調整出来ないと)左右の光り方が違って、具合が悪くなる・・・・のが心配です。
しかし、このアベーテロッソは、音色が、どういう風な木の音がするか、既に想像できます。
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Cremonakuga violino
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