ヴァイオリンの調整

久我ヴァイオリン工房
cremonakuga violino

日焼けサロンでお休み中の デモ用実験楽器2008Arcobalenoさん
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ヴァイオリンの調整は、ほんとに難しい!
特に自分の楽器は、作るたびにすべて厚さが異なるので、難しい。
表板、裏板が、厚い楽器は、魂柱が、きわめてきつく感じます。
一般的には、無い 裏板6.2mmや6.7mmなどは、ひっぱても動かない。
ひっぱてはいけないのですが、ひっぱらざろう得ない。
また薄い場所は、一般的な楽器より薄く、ほかの楽器より厚い場所も有る、ストラドモデルは、裏板が安定するまで、表板が動く。魂柱の強さが難しい。


知らなければ、いっぱんてきな感覚で魂柱たてれば良いのではありますが、内部構造を知っていると、わざわざ難しくしてしまい、悩む・・・・・


先日みなとみらいのコンサートで使用されるオールド楽器の調整を依頼され、音量チェック比較のため、、2008年製Arcobalenoを持参し、少しだけでしたが音を聞くことが出来ました。

そんなに大きな音のするヴァイオリンではないと思っていたのですが
多分、小さな音で後ろでは音は小さく聞こえるのではないか?と思っていた・・・が

いろいろな箇所を直したりしていて、完全ではないので!

2008年Arcobalenoはホールでは、少し弾んだ音でしたが(しっとり感が少ない)大きな音で つややかに鳴り響きました。


コンサートで使用オールド楽器は、オリーヴ弦でした。
私のは、エヴァピラッチでした。

弦を同じにしないと比較はできなかったと反省!

あの音量なら、オリーヴにしても、大きな音で響くと確信しました。
しかし、Arcobalenoは、以前明日館の試奏(ドミナント)で聞いた音とは全く違う音質になっていました。
音質は以前のが良かったかもしれませんが、音量は大きくなっていました。小ホールは440人の客席。
ストラドモデルなのに、なぜか私にはグアルネリ系の音に聞こえました。

何回も中を開け、改造していて、調整不足でしたが、
大きな音量で、後ろまでそのまま届き、ヴィオティの仕組みなどを組み込んで直した実験が活きていると思いました。しかし、1736年(低音が鳴る)に、1715年仕組み(裏板にターボチャージャーのような仕組みを入れた)、に1709年の(高音を綺麗に)などを組み込んだ現在の楽器。
実際には、有りえないストラディヴァリモデルですが、

実際のホールで聞くと、とても勉強になりました。聞く人にどういう風に聞こえるか????


貴重な経験でした。


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Cremonakuga violino
by cremonakuga | 2012-11-19 23:03 | Trackback | Comments(0)
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