魂柱(ANIMA)を作る

久我ヴァイオリン工房
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今日は、魂柱製作、せっせと励んだ
魂柱は、soundpostとも言い、イタリアではANIMA魂と言う。
ANIMAにより音色、音量が変化する。駒でも同じことが起きる。それに弦でも同じだ。
つまり、出来上がった楽器を、付属品で、どうセッティング、調整するかで生かすも殺すもというこになります。

楽器の事が良く分かる専門家(製作者・調整者・演奏家)は、楽器が原因か?それとも、付属品と、そのセッティングが、どうなのか? わかる。

私は、良い箱を作ることがメインの仕事と考えています。  付属品で良い音に仕上げる事は、箱の成果を表現するうえで大切で、可能な限り良い音が出せるよう努めます。
そのファクターとして、可能な限り良い材料を使いたと思います。

材料は、イタリア・ヴァル・ディフィエメなどのヴァイオリンの表板でも最高級の板から取っています。


しかし、世間には、調整の専門家で、達人がいらっしゃる。なぜなら、200年も300年も私は、生きられません、付属品は消耗品でもあります。 楽器には生きて欲しい。魂柱、駒は、今の時間お世話になる材料です。 いかに良い状態で弾き込まれるかで、どう成長するかまで、影響します。

2000年から1975年くらいの木、拡大鏡で、使える箇所を見ながら・・・・・
年輪と木の繊維にそって、割る作業から始めます。
必ずしも、既成品より良いかと言えば、個々の個性で異なる。
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しかし、なかなか まん丸にするのは、乱視には難しい~。



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by cremonakuga | 2012-05-24 22:43 | Trackback | Comments(3)
Commented by スーサン at 2012-05-25 10:39 x
1975年、鳴りそうですね!
Commented by cremonakuga at 2012-05-25 23:16
どうですかね?なかなか満足できる年輪の材料は、少ないです。
Commented by スーサン at 2012-05-28 12:06 x
年輪の1mm弱位の狭いのが好きです。
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