ヴァイオリンを木賊で磨く・・・時間の流れが急に遅く感じます。

白木ヴァイオリンのニス塗前、下地ニスを塗る前にもう一度表面を整えます。
最近は、サンドペーパーも使います。最初から最後まで木賊という訳ではありませんが、
普通のサンドペーパーは砂が どうしても木地に入り込むため、掃除機で吸引したり
気を使わねばなりません。途中から仕上げに至っては、木賊はかなり良いです!
庭は木賊とミントおまけにドクダミで占拠され ひどい事になっています。

以前、展示会で 木賊などいろいろ展示したおり、名の知れた同業者から
そんな木賊 現代の今、本当に使っているの?
・・・・と笑われました・・
いや宣伝と話題性としてですよ!・・・と同調しましたが、
実際は、サンドペーパーが無かった時代と同じように使っています。

使ってみれば その良さが分かります。なにより 健康的で、自然の恵みを
もろ感じます。有り難いです。ヴァイオリンに優しいです。
木賊もヴァイオリンの表面にキズは付きますが、軽く回すように擦り、
d0040395_19010652.jpg
d0040395_19005094.jpg
木賊の間に木の粉が詰まったら、トントンと上から叩き
大きな木賊は粗い目で 小さなのは細かな目になります。
音楽聞きながら Caffeしながら・・・そんな時間が好きです!
d0040395_19012440.jpg
ふ~っと!
d0040395_19014295.jpg
ふ~と息で 粉を飛ばします!
なんとも 良い時間が流れます。
1年くらい乾燥されている木賊、まだ使えます。
庭は青青と木賊で一杯です!
d0040395_19160099.jpg
木賊を使うと、時間の流れが遅くなってコーヒーも美味しく感じます。同じようにバンドソーも便利で使いますが、手押しノコも使います。人力というのも人間らしく可能な限り昔と同じようにしたいと思います。
身体が動く限りですが!





# by cremonakuga | 2017-08-05 19:26 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

AmatiのTesta=ヘッドの音響調整をする

今日はAmatiに下地着色を施しました。
乾燥クルミ殻・果肉からのタンニンで少しグレーにし、
サフランで黄色を少し加え、この後紅茶で亜麻色を加えます。
その課程の合間で、楽器としての最終調整をしました。
ヴァイオリンのヘッドの後頭部をタップすると大体良く響くのが一般的で、楽器の基準の寸法で作るとそうなります。
しかし、大きなヘッドや小さなヘッド、首が太い 細いで 楽器の音色性能が変わります。
そんな時 こんな事をしています。
Cremonakuga流です。

これは 私流の調整で、どこかで習った訳ではありませんが、
確実に、反応が良くなる事から 可能な限り行っています。
まず、ナット位置を指で押さえ、
①ヘッドの裏の一番アールの中央を中指の間接で 軽くタップします。同時に爪でも行います。
②次にボディーの下部エンドピン位置から少し上あたりブロック上か、その上あたりを
爪で同じに難じれば確かではないか?と行っています。
合ったような時は、どちらも良く響きます。
もしヘッドが高い場合
③首を深くするか?首を細めます。ヤスリ、かナイフでかすかに削るくらいです。
④ヘッドがもし 低かったら、渦巻の凹みを少し彫り込みます。ヤスリかナイフで 少しだけ・・・
⑤糸巻き箱の奥を綺麗に彫り込み形成したら、ヘッドの音程が上がってしまった!
箱の内部は、完成させてからしないと 終わりません。
この状態で、ペッグ、エンドピンは無い状態ですが、
ペッグ&エンドピンを差し込むと、今回は、だいたい同じになるようです。
箱の奥を削ってかなり上がったのでペッグで大きく影響する気がしますが、今回はそうでもなかったようです。
毎回違うので、その都度確認しながら行います。


d0040395_15132741.jpg

d0040395_15134443.jpg
d0040395_00391282.jpg



d0040395_15124857.jpg
d0040395_15131325.jpg


# by cremonakuga | 2017-08-05 15:21 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ペッグの穴が開き、サドルが付いた


サドルの幅は36mm 高さは8.5mmになりました。絃の角度は駒の位置で158度になります。
サドルを低めにすると157度になります。表板の渕が薄いので低めの方が 私的には見た目は美しいのですが、
サドル頂点を丸くせず 少し平たんにしました。テールガットが2本乗る場所を確保!丸いお山でも良いのですが・・まあ気分次第という事です。

d0040395_15355401.jpg
d0040395_15470244.jpg
d0040395_15480383.jpg

d0040395_15462946.jpg
ペッグも準備できました。

d0040395_15310994.jpg
さあ指板を外し 下塗りの準備をします。音出ししていませんが、さてどうでしょうか?????




# by cremonakuga | 2017-08-04 15:36 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

Nicolò Amati 1666 ネックが付きました!

Amatiに ネックが付きました。
ヴァイオリン肩で、指板まで高さ6mm
実際は、表板の厚さが、3.5mm弱なので、4mmの厚さの表板相当では5.5mmになります。
6.5mmや7mmは、間が抜けて見えます。

指板先端上部で表板から20mmピタリ
駒へのプロジェクションは、27mm
サドルを高めにするか仮の弦で、要確認です。
意外と表板は厚めでしっかりしていますから、駒での弦の角度は157度でも
大丈夫ですが、出来れば158度丁度にしたいものです。
サドルを高めにしておき、自然にネック1mm下がり19mmになったら、
サドルを1mm低く削リ対処を・・・と想定します。
d0040395_18300527.jpg
このAmatiは、現代仕様ではないため、強い弦やキツイ角度で 強引に大きく鳴らそうというヴァイオリンではないため、
構造的に、弱いテンションでも鳴るであろうと思っています。駒も30mm~32mmの間であれば良く、弦の角度も159度でも
問題無いと思っています。
d0040395_18301603.jpg
ちなみに指板を含めたネックの厚さは
細い部分17.9mm 太い部分19.4mm
ナット幅は23.4mm 少し狭めにしてあります。
d0040395_18302935.jpg
d0040395_18235138.jpg
d0040395_18251074.jpg
ネックの指板ナットから肩まで129.5mmに!    ???したはずですが!
肩から駒中心まで194mm
d0040395_18252750.jpg
d0040395_18244584.jpg
d0040395_18240164.jpg
ちょっとネックの影が 不自然!デコボコ無いか もう一度確認しよう!なにせ老眼乱視は、高齢者の特権ですが、それを言っては
作れません!
d0040395_18245924.jpg
糸巻き箱の中を加工しました。まだペッグ穴はあけてありません。

d0040395_18232159.jpg
シェイプした、糸巻き箱は、締まった感じで、こういうのも なかなか良い感じがします。
d0040395_18233085.jpg
d0040395_18234231.jpg

# by cremonakuga | 2017-08-03 18:28 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

白木ヴァイオリンの箱 厚さを計る 耳で!

現在 Amatiは箱の状態でネックを今日 接着する作業に入ろうと思っています。
ヴァイオリンは、箱になる前の状態で、厚さを計り、タップトーンを聞き計り、モードを調べたりします。
箱になると 限られた事しかできません。

箱になると、総てが影響を受けるため、どうしても同じ音に聞こえます。厳密には違いは分かりますが、部分的な厚さなどは、マグネットの厚さ計測機器などに頼りらねばなりませんが、白木で厚さ再確認してもあまり意味が有りませんが・・・
トレーニングという意味では、厚さを肌で感じ、耳で感じる事もルーティーンにしたいものです。
タップではなく、指の腹でなする・・撫でるとサーっという摩擦音が聞けます。白木限定かも知れません、ニス塗布後では、聞けません。

Amatiの裏板のボタン下4cmくらいの場所だけ、タップしても余り響きません???厚さを調べると、3.2mm~3mmとなっていて元のデータ通りで正しい厚さです。少し厚いようですが オリジナルの厚さなので 仕方ありません。
ほかの
左右の比較で 撫でると、明らかに厚い部分は音程が高くなっていることが確認できます。
久しぶりに どれくらい的中するか、厚さの図面を隠し 聞きましたが、10か所中10か所が的中し、
タップより確実に分かり易いと思います。
11か所目に外すかも知れませんが、何回か確認
すれば、正確性が増すと思います。
箱になる前でも 出来ますからフプレート状で、音響を調べたい部分2~3cmを撫でる=擦る。
木肌から楽器の秘められた音を聞くのも 何か神秘性を感じます。



# by cremonakuga | 2017-07-31 14:13 | Trackback | Comments(0)

Nicolò Amati のF孔から 望むエチケッタ Amati & Cremonakuga

F字孔の中を見ると底にAmati1666年のエチケッタ(ラベル)が こんにちは!われながら感じ良く思います。自体の太さが好きです。実際とた同じではありませんが・・・それはそれで!
d0040395_13113600.jpg
そして その奥に私が2017年で居ます。こんにちは!

d0040395_13112382.jpg
そうそう 便宜上切ってあったF字孔の刻みも 刻み直しました。

バスバーの端がF字孔スレスレでした。

# by cremonakuga | 2017-07-29 13:18 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

Nicolò Amati Cassa が閉じられました やっと やっと・・・・長かった~

Nicolò Amati 箱が閉じられ 待ちきれず 渕やコーナーを処理してしまった!最後でも良いのにと思いながら・・・
しかし 熱が高い時に一気に こういうクリエイティヴな作業はしないと ただ決めれれた作業の仕事になってしまいそうで怖い。
ヴァイオリンを作る上で、情熱が燃えていないと ダメだと感じます。

簡単に綺麗なヴァイオリンは作れませんが、簡単に 素早く作れると良いのですが・・・
私の場合は、その時 その時 その瞬間で感じ方が違うので、良いタイミングで作業しないと最初の目標からぶれて
違う形になってしまう可能性がある。別なアイデアが浮かび・・・魔が差す事が良くあるからです。それが良い場合も有り、勘違いもありますから
少し時間を置き、もう一度冷静に考えてから のみ、やすり、ナイフ、カンナ・・・を・・
結果は良さそうですよ!
cosi cosiかなあ~!(まあまあ~!)
d0040395_12492492.jpg
d0040395_12500261.jpg

# by cremonakuga | 2017-07-29 12:54 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

Amati 箱完成!

Amatiの箱が完成! 箱の状態では 本当に良く響きます。 そのまま楽器として同じように音が出る筈ですが、実際は箱が鳴っても そのまま楽観は出来ません。特に表板の中央が大きく響きます。音叉でですが、あとF字孔めがけアアア~アア♪・・・と声を吹き込み  良さそうですが???
厚さもストラディヴァリより厚くなっています。データそのままですと薄めにしないといけませんが、そこは鵜呑みには出来ません・・・・表板のロアーも少し厚くしていますし、横板は約10%厚くしてあります。1mmは1.1mmに渕はかなり薄く仕上がっています。
フィレット(パーフリング)から外へ渕までが狭いので なんともデリケートな景色です。フィレットが1.5mmありますから不思議な 新鮮な外観になっています。弱く繊細な渕ではありますがパーフリングがキリッと締めています。F字孔周りの角を部分的にペーパーで少し丸めました。ニスが塗り終わって光線の加減で 柔らかい印象になるでしょう・・外側の渕=せっかく彫って尖らせたパーフリングの外の山の頂点も丸めてあります。
d0040395_12565632.jpg
d0040395_12552760.jpg
d0040395_12554382.jpg
d0040395_12555761.jpg
d0040395_12571385.jpg
d0040395_12572676.jpg
d0040395_12563948.jpg
d0040395_12561180.jpg
d0040395_12562502.jpg
何時もの方法で画像から 再度気になる箇所をチェック チェック!


# by cremonakuga | 2017-07-28 13:11 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

Amatiは箱を閉じるだけです。

一見雑な内部は、鑿のキズ、削り過ぎのまま、こんもり山あり、谷あり、日本人の職人の精緻な仕事からは かけ離れた内部・・・
数十年後、あるいは100年後、この箱を空けた職人さんが、
「雑!」と感じ、総て直し修理しどんどん音が普通になるのだろうか?
また 驚き パッチベテベテ貼れず苦心するだろうか?
・・・勝手に妄想します。

予定通り音が良かったらの事ですけれども????

・・・と祈ります。
Amati エチケッタ なかなか感じ良いと思います。
d0040395_15485911.jpg
こちらはエチケッタ部分の表側です。

d0040395_15481978.jpg
字が下手ですが、私が作ったと書いてあります。今後開けた時のサービスです!時間の経過を 数十年後に開けた人が これを作った人と 何か心が繋がれば・・・と思います。
でも字下手かも!???
ちなみに羽ペン使用でエチケッタのサインと同じく中世のインクです。
d0040395_15493937.jpg



# by cremonakuga | 2017-07-27 16:17 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

Amatiなかなか難しいです

やはり難関Testaです。
d0040395_14373660.jpg
d0040395_14381696.jpg
d0040395_14383358.jpg
d0040395_14384931.jpg
d0040395_14391494.jpg
d0040395_14393234.jpg
d0040395_14395046.jpg
d0040395_14400748.jpg
まだ鑿他・・キズキズ多い
d0040395_14402821.jpg

d0040395_14411156.jpg






# by cremonakuga | 2017-07-26 14:54 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)