Cremona Kuga Violino  / 久我ヴァイオリン工房 / ヴァイオリン製作日記 Caffe o Tè?

Cremona Kuga violino /ヴァイオリン製作 日記   "Caffe o Tè? "
Benvenuto a  Cremona Kuga violino
- ---Il violino misteriòso--- 
ようこそ 神秘な音を紡ぐクレモナクガ ヴィオリーノへ 
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久我ヴァイオリン工房のヴァイオリン製作は300年前のストラディヴァリ、グァルネリ・デル・ジェズ両先生が残したヴァイオリン名器を通して その神秘的な音創りを教わる・・・

その繊細な技に感動しながらヴァイオリン名器の秘密を紐解く・・・尊敬する師匠達が何を考え、そうしたか???繰り返し 繰り返し 試しながら 想像力を働かせ謎を明らかにし、点を線につなげ 音色という形に再現し現代に蘇らせる。
ヴァイオリン製作 に究極のロマンを重ね・・・ そして自分の技に昇華させ それを音楽という世界に甦らせる・・・・ 製作した楽器の300年後の姿と音を見据えて・・・・・・・・・音の宝石箱であってほしい。 

音を紡ぐ終わり無き旅へ・・・音の紡ぎ人・・・・・・・

のんびり作る様に見える・・・1挺のヴァイオリンの誕生の陰に 表に現れない数多くのヴァイオリンを作るに値する 検証と試みのエッセンスが封じ込められいる事は誰も想像ができない事でしょう・・・・・私は 本物の音が どのように作られているか体得しその音の作り方で再現をこころみています。外見は 弾く人により 自然にエイジングしていいきます。使うちに本物の存在感が増すよう心掛けていて、外見のみのコピーには あまり意味を見出していません。


またいろいろなヴァイオリンに関する事を書いていますが、基本的な数値や構造的な事は別にして

音創りに関しては私の感性=考えです。人により違いますので、あくまで ご参考までに!・・・・・・
 
音色創りと スローな空気感のブログをご覧いただけましたら幸いです。






cremonakuga violino Yachiyo in  Giappone
・・・・・・ 最近とみに、誤字、脱字など多々あります、注意していますが、何卒ご容赦ください。 
             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Kuga Violin Atelier(久我ヴァイオリン工房)  このホームページ/ブログに掲載の文章、写真、イラストなどを 無断で転載したり・複製しないでください。(C) 206 CremonaKuga All Rights Reserved.      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ブログの内容は、日々、年々進化しています・・・・・・・・・久我ヴァイオリン工房についての詳細は、右記の項目からご覧ください。 
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≪お願い≫
メールで いろいろ楽器のトラブルなど相談、アドバイスを求められますが、いただいたメールには私なりに 親身になり考えを お返事してきましたが、 その後 どうだったのか まったく返信が無い場合が多く、その都度その後を心配しています。 修理をする工房でもなく 単に相談コーナーでもありませんので、そういうトラブルなどは直接楽器店さんで楽器を見て頂き相談していただく事をお勧めいたします。


 今後の主な予定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


# by cremonakuga | 2017-11-16 13:37 | Trackback | Comments(13)

次に作るストラディヴァリモデル用の裏板,表板です、裏板は・・どちらにしますかね???

ヴィオラ予定をヴァイオリンに変更です!
直ぐに航路変更に舵を切る私です!
Antonio Stradivari

カエデは、
どちらも10年以上経過しています。
左は2006年で、下部端しが少し虎杢が薄い!年輪は、良い!
右は、端まで虎目は明確、音に問題はないが一か所年輪の間隔が広い。


表に使う予定は2005年のイタリアヴァルディフィエメ産アベーテマスキオ材です。
最近は、あまり良くない材料になっていますが、この2005年のは、理想的なアベーテマスキオです・
今 どう作るか?構想を練っているところです。特にプロ演奏家仕様で、即戦力、
これから長く熟成していってほしい逸品にしたいものです。
展覧会では、Stradivari,Amati,Guarneriとも、好評でしたが、
深紅が上品で美しいストラディヴァリ・ヴァイオリンにしたいと思っています。
勿論音色も!
サイズは355mmか356mm以内に!
材料の組み合わせだけで、美しいく音色も素晴らしいのが出来そうで、もうワクワクしてきます。
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ヴァイオリンの表板は、なんでもかんでも年輪幅が狭く細かいのが良い訳ではあません。マスキアトゥーラ(虎杢)が多めにある材は、強いので、必ずしも密で細かい必要はありません!これは、強い分少し薄く作れ、明るく、大きく鳴り、抜ける音質に仕上がります。音の艶も出ると良いです。


# by cremonakuga | 2017-11-16 13:35 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリンと絵画の展覧会が京橋千疋屋ギャラリーにて、先週 無事に盛況の中終了できました


先週 画家の弟とコラボし開催した展覧会が 無事 盛況の中 終了しました。
100人超のお客様がご来場くださいました。



「    ヴァイオリン製作家・久我一夫&画家・久我通夫の兄弟展
      その奥に何が聞こえ何が見えるのか?展   」
  
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◎2017年10月31日~11月5日
◎京橋千疋屋ギャラリーにて

お忙しい中、多くの演奏家の方々や、絵画愛好家の方々、もいらっしゃいました。
古い友人、知人などとも再開が出来、良かったと思いました。
友人に二人の娘達に手伝ってもらいました。感謝感謝です。

 その展覧会の様子を写真でご案内いたします。
(お客様がいらっしゃらない時の写真です。)

ヴァイオリンと絵画を一緒に展覧する企画は、あまり聞いた事がありませんが、かねてより考えていた企画を
実行しました。1年と4か月を要し計画しました。

ヴァイオリンは、通常展示会という表現で販売するために開催され、テーブルに楽器スタンド、楽器を並べるスタイルを良く見ます。
私は、ヴァイオリンは、道具としての楽器ではなく販売目的ではなく 絵画同様アート作品として、そういう扱いで展示いたしました。今までの仕事を紹介するという展覧会でした。ヴァイオリンは、実際は道具かも知れませんが、見た目、音色 総てで アートだと考え、アート作品として製作しています。

今回は、ヴァイオリンも絵画も 販売を目的にしたものではなく、
ヴァイオリンは今までの仕事を見て、聴いて いただく催しでした。
弟の絵は、新作に意欲を燃やす中で、古い過去の軌跡に焦点をあててみました。
個人所蔵など お借りしたりし、集めました。
そして、大切に、ゆったりと美術館のように飾りました。


弟のプロフィール
久我通夫
1954年東京生まれ
1978年スイス美術賞展出品
1978年東京芸術大学絵画科油絵専攻卒
1980年新制作展初出品
1982年国展初出品以後94年まで出品
1985年現代の裸婦展大賞受賞
1986年~87年仮象展・現代の裸婦展(銀座日動画廊)出品
1987年国展・安田火災美術財団奨励賞受賞
1988年安田火災美術財団奨励賞展出品(旧・安田火災東郷青児美術館)




ギャラリー入口からの景観
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ギャラリーからドア方向へ・・・・7
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西洋人形 1978年作  F3号
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右 西洋人形 1981年 油彩 F20号
左 人物A 1984年 油彩F10号
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中央  無題 1986年 油彩 F8号
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左・・・階段のある風景 1988年 油彩F25号
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左・・・カトレアの女Ⅱ 1992年 油彩F3号
金箔を施してあります。金箔と金箔の間に美しい赤が垣間見られ、ドレスの赤と額縁の緑色と
マッチし ある種 宗教画のような雰囲気があります。
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Cremonakuga作のモノクローム手焼き写真です。
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ヌードデッサンとヴァイオリン 4×5インチカメラ リンホフで撮影印画紙密着
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デッサン
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「葡萄とワインとヴァイオリン」
ニコンFで撮影、ISO400のトライXをISO200に減感し、セピア調色を施した写真。額の
ホワイトも壁の色に合うように塗り替えました。
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正面の展示風景
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上下などに金をあしらった展示、黄金色のバーは左右に可動式です(あまり意味はありませんでした!)
Cremonakuga力作の展示器具です。
ストラディヴァリ1715モデル=Cremonakuga 2015年作品と内型
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ミラー越しの裏板の真っ赤なニスと虎目が美しい!2015年製ストラディヴァリ1715年モデル
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2017年製アマティ1666モデル・・・とても好評でした。
9月に出来たばかりには見えなかったようです。音も人気がありました。
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中央グァルネリ1744年 カリプロモデル 大きな音で美しく良く鳴りました、音色も、気品があり滑らかでした。
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なにげなく床を飾るマグナムボトル Guggeriの箱! 金色のスクロールトリオ・オブジェ
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2016年製グァルネリ デル ジェズ 1744 Cariplo ・・・
会期終了と同時に かねてよりのラブコールで新しいユーザーの元へ旅立ちました。
お元気での ご活躍を祈っています!
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2016年に2000年作の内部外部を1735年のグアルネリの厚さに改修した楽器 今17年経過し、良い音しています。
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ストラディヴァリが使った内型のコピー Prima Grande & Grandeこれらの内型を使い何丁もの楽器を作ってきました。
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ストラディヴァリ ヴィオラ トスカン1690年の内型と裏板交換した裏板、
本体は、演奏家所有活躍中。ストラディヴァリが1690年に作ったコントラルトヴィオラの型、トスカーナ侯爵?に作ったカルテットのヴィオラ
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エチケッタ(ラベル)の展示 二重のマットで新鮮な表現をしました!
(ダヴィンチとミケランジェロ展の額装のパクリです!)
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今までお世話になった、演奏家達と名器、ご一緒の写真、ストラディヴァリ、グァルネリのスナップ、Cremona風景などなど・・・・・
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Cremonaの学校の課題で作ったテスタの教材をゴールドオブジェに!
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西洋人形1978年作油彩 F3号
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このAngeloは既製品です!工房の2階に飾ってあった3体のエンジェルにも展覧会に ご参加いただきました。
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無題 1986年作 油彩F8号
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入口入って直ぐ右側に1点だけのフランス人形をF3号


会場のエンジェルの下に
右ストラディヴァリ1715モデル 中央アマティ1666モデルです。
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華やいだ雰囲気で、お花たちは、会場の湿度調節も になったくれたようです
会場は温度20度~21度 湿度50%・・・サントリーホールのようで楽器にも最適でした。

人により 響き過ぎるとの声もありましたが、良いコンサートホールも驚く程敏感に響きます。
会場の音は 割れなかったので、私は良い音と感じました。
無理に理由をつければ、間近で録音された 音質の良いCDを、良いオーディオで、大きな音量で聞く時の
臨場感にも感じました・・
展覧会は、生の臨場感なんで、贅沢でした。

贈られたお花
白色系で明るい会場にピンクの胡蝶蘭が映えました。
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沼田園子さんストラディヴァリ1715(by Cremonakuga2015)
弾く。感謝!
!sn総てドミナントだった弦を、D,Gをオリーヴに交換し試していただきました。DG やはりオリーヴの方が良い音色でした。
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ファイン・デュオ ピアノニスト蓼沼さんといらっしゃいました。感謝!
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永井由里さん グアルネリ1744Cariplo(by CremonaKuga)を弾く
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アマティ1666(by CremonaKuga)を弾く永井由里さん
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永井由里さん ストラディヴァリ1715(by CremonaKuga)を弾く
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グァルネリ1735(ByCremonakuga)を弾く永井由里さん
は初日と最終日の二日間いらっしゃいました!感謝!
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残念ながら久保陽子さんは、会期を同じくし旅にでられいて、いらっしゃれませんでした。

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新日本フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターの西江辰郎さんも お忙しい中いらして下さいました。感謝!
Cremonakuga Amati1666を手に!
(Amati1666・Cremonakuga2017表面)
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優しくAmati1666=Cremonakuga2017裏面も向けてくださいました。
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いろいろなお話しも楽しくお伺いできました。
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会場が 良く響き、二人で一緒には弾けないため、販売目的の展示会には向かない会場ですが、
とても気に入った会場で、また 新しい企画で 開催したいです。

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来年も、また面白い企画を考えようと思います。


# by cremonakuga | 2017-11-11 16:24 | Trackback | Comments(0)

ぜんぜん知らなかった!

この日曜日に、画家の弟と私で 開催した絵画とヴァイオリンの展覧会が、
京橋・千疋屋ギャラリーさんで
お蔭様で1週間の会期を無事に終了しましたが、

友人との会話の中で、3月に、ライナー・クスマウルさんが、3月27日に亡くなっていた事が話題になったが、
私は、全然知りませんで、大変ショックで、今とても悲しいです。
以前、復帰された、お元気な時、お会いしました。

「そのせつは 大変お世話になりました、どうぞ やすらかに おやすみください」と 遅いですが つつしんでご冥福をお祈り申しあげます。



これは、私が作ったストラディヴァリモデルです。今の完成度には至りませんが、楽屋で少し弾いてくださいました。
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これは、ライナー・クスマウルさんのストラディヴァリです。この写真 自慢げな写真で、好きではりませんが、これしか無いので!
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ストラディヴァリウスを拝見させていただき、私流の音響を調べさせていただきました。
その時、セカンド楽器のベリーニのグアルネリを笑顔で、差し出されました。
写真は、私の楽器で、下に、彼のストラィヴァリが置いてあります。
見せてくれました!

クレモナに居た時、クスマウルさんは、友人のクリストフ(ヘンケル)とクアルテットを組んでいらっしゃいました。
クリストフを訪ねて、フライブルクへ行ったとき、
確かクスマウルさんクリストフさん、樫本さん達と演奏旅行されていて、クレモナへ帰る、翌日戻られるとの事で、お会い出来ませんでしたが。
時折、お元気かなあ???と今も 昔を思い出していました。


コンサートのゲストでいらした時、夜本番の朝、ストラディヴァリを見せていただき、その時、ストラディヴァリの弦・ペグ関連で問題が発生し、
急遽呼ばれ、私が対処しました。私は指を少し傷つけ、血がにじんだ事を覚えています。
しかし、大変喜ばれ、「今夜ディナーに来てください」とご招待されました。
夜の本番は、記憶では
E線が最初鳴りが、イマイチに感じましたが、少しして良く鳴り出し・・安心した事を昨日のように思い出します。

私の作るストラディヴァリモデルのヴァイオリンには、そうした方
8か月も経ってしまいましたが!







# by cremonakuga | 2017-11-08 00:45 | Trackback | Comments(0)

魂柱について・・・・長さについて

久我ヴァイオリン工房のCaffe o Te?に来ていただいていらっしゃる方々で、
魂柱関連を ご関心のある方が多いので、過去に書いた内容と重複するかも知れませんが、
現在、私が、行っている方法と難しいと思っている事、
いろいろなケースがある事など述べます。

まず、現在製作している いわゆるオールドのコピーにおきましては、
表板の厚さ、裏板の厚さ、細かくは駒足付近の厚さ、F字孔周りの厚さが楽器によって
マチマチなので、一律には言えませんが、それらを考慮し、長さ=強さを調節しています。

一般的な現代の作り方の新作であれば、弦を張って、F字孔の上のウイングが下がらない長さと言えますが、
オールドー構造で、新しい楽器は、上下、左右、縦、横、斜め あらゆる方向へ、現代の楽器に比べ箱が動き易くなっています。
良く、魂柱が倒れない程度と言われますが、もう表板が下がらない楽器に限ります。
表板が、弦を張らない時の位置を、弦を張っても維持し、F字孔の上のウイングが元の位置から下がらない
長さとしています。

つまり、ウイングが位置が同じでも。表板が薄めの楽器では、駒位置では、表板を持ち上げるくらいになります。
表板は、持ち上げていると、その位置で安定し、固定されます。安定しますと、最初長い魂柱でも、弦を外すと倒れる事も
あります。内部もオールド仕様の楽器を現代のように魂柱を立てると、直ぐに短くなり、表板が下がる事があります。
一律ではないという事です。
長い、強い魂柱を立てると、表板の裏に少なからずへこみが生じます。新作でストラディヴァリモデルなど作る時は
駒足部分とF字孔の上、廻りを厚めにしたり強化せねばなりません。また私も時々する楓などのパッチをあらかじめ
貼ったりなど いろいろな予防も要ります。

クレモナ名器は、そういう経緯を経ていますので、トレブルサイドの駒足から垂直に裏までの魂柱の長さの距離が、駒足バスバーから裏までの長さ、距離が、普通オールドの楽器にくらべ、差が大きくなっている事が良く知られています。どんどん強く、長く、を繰り返すからではないか?と想像します。短めの魂柱=倒れそうな ぎりぎりの・・・しか出ない良い音質があります。 どんな楽器でも、安定し弦を張って、 ぎりぎりな状態が一番良い音が得られると感じています。
最初は がまんがまん という事になります。

少し長めを 繰り返し、安定すれば ベストです。

魂柱材は、100年も古くなく、20年~30年くらいで、年輪が黒く太目で6mmに4~5本くらいの音質が、私は好きです。
飴色になった魂柱材の音は、軽く音が出て、音の角がシャープで、甘い音色が得られます。しかし音量が少ないような気がします。
私の感想ですが、
記憶をたどって、思いだしてみましたが、最初に作ったヴァイオリンは、魂柱と駒で、これほど音が変わるのか?また弦で・・・と 何とかの一つ覚えで、オーベルのデラックスの山が出来ました。弦はオリーヴが一番音色が良いと感じました。もちろん既製品の魂柱も山に!
そして
実感しましたが、その時は、魂柱材は、今と同じ感想で、年輪が黒く、太く、間隔は、1mmくらいだったと思います。
10年くらい前は、細かく数が数えきれない程多く密度が高い材をあえて好んで使っていました。
現在の好みは 最初と同じ、黒く、太い年輪で1mmくらいの魂柱、20~30年くらいのです。

しかし そういう魂柱は
なかなか無いのが実情ですが!



# by cremonakuga | 2017-09-27 19:14 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリンAmti1666のTesta

ヴァイオリン・アマティを色々な角度でTestaを!
やはり正面からと背からの姿が、模様が綺麗なので好きです。
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この飴の様な感触が気に入っています。トロッとした油ニスの感触。特に松脂が、一般のコロフォニウムではなく、イタリア産の唐松からのヴェネチアンテレピンバルサムから手作りした松脂の透明度が生きているようです。ルネッサンス、中世の画家が、その透明度から絵具に混ぜ使った歴史があります。
絵具の色彩の発色は、混ぜる樹脂、油の透明度=屈折率で大きく違ってきます。松脂でもヴェネチアンテレピンバルサムは屈折率が高い。リンシードオイルも高い、しかしリンシードは、絵画で光に当たらない場所では、黄褐色に変化していきます。暗くなっていきます。明るい場所に置いおくと、明るく変化します。ヴェネチアンテレピンの名前は、御承知の様に、アルプスの唐松からのバルサム樹脂をヴェネチア経由で流れたからのようです。
コロフォニウムと総称される松脂系の樹脂は、弦楽器にはダーク・コロフォニウムが使われます。いろいろな国で産出されています。
イタリア発祥のヴァイオリンは、その材料が産出された アルプスから、同じ木材からの松脂を使うのが自然だと思っています。
今は、市販のコロフォニウムに比べ、自分で作るのは面倒で危険です。
しかし、これを使うと戻れません。
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# by cremonakuga | 2017-09-27 16:35 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリンの駒の高さ、特に新作は、変化が大きい

ヴァイオリンの新作が出来ると、何時も駒は、①ニスを塗って総てが完了してから駒を作る。②白木で駒を作り音も総てをチェックする。
その時々で、決めていません。
何年も経過し、駒の高さが、31mm~32mm以下にはならないようにと考えながら設計しています。
表板が厚めのグアルネリなどでは、33mm~34mmくらいに想定し、
ストラディヴァリなどは、31~32.5mmくらいに想定しています。
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毎回まったく違う種類の楽器を作るにあたって、設計を決めています。
表板の薄めのグァルネリでは、ストラドと同じように考えています。
表板が厚めで、裏板も厚めの設計は、駒は、あまり低くならないように、考えています。
もし、そういう楽器でも駒が、31mmとかの場合でも駒Topでの弦の角度は、158度~、
157度くらいに考えています。
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表板の薄めのストラドでは、角度は158度~159度にしています。

駒が30mmとか31mmとかの場合は、駒の両サイドも落とし、不必要な肉を削っています。
ストラドモデルでは、弦の強さで鳴らす必要が無いので、表板に負担にならない駒の高さ、角度を
模索しながら考えます。

白木が出来、ニスを紫外線ランプなどで乾燥しますと、裏板が縦にちじみ、ネックが上がります。
それが、また自然に戻りますが100%は戻りません。
裏板のマレッツァトゥーラ=虎杢が細かく深い程、新しい材ほど縮みます。

その辺が、毎回、頭を悩ますところです。
オールド楽器のコピーでは、駒が低ければ、ネックの仕込の高さも低くし、テールガットがのるサドルも低くし、駒Topでの
弦角度を維持します。

グアルネリでは、あまり駒が低いと、ボディーのF字孔の脇のCの形で、ボーイングで当たり易く、弾きにくくなりがちです。
その辺も加味しながら設計します。

今日、湿気がありますが、先日完成した Amati1666は、指板先端上部と表板まで19mm強、駒高さ34mm
E線で4.5mm、G線で6.0mmで落ち着いています。0.5~1mm高いです。
弦角度は158度ジャストです。
今回は、最初の仮駒から 本番駒なので、1個目です。
1mm駒を低くし33mm、サドルも少し低くすれば丁度良いようです。
これから乾燥する季節、E線が 高すぎるので、駒を様子を見て 少し弾くくしなければなりません。
このヴァイオリンAmatiは、凄く良く鳴り透る音ようなので、駒は最終31mmでスリムな駒が最適で、ネックで問題になる事は少ないのではと
感じます。極度に湿気にさらされない限りは!

最近は、白木で、音を確認しています。なぜなら せっかちで 子供のように音を直ぐに聞きたいからです。

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# by cremonakuga | 2017-09-27 15:59 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

Nicolò Amatiが ほぼ完成し 音を出してみました。

Nicolò Amati 1666=Cremonakuga violino2017

ニコロ・アマティ1666完成!
音は 成功! いや大成功ではないか・?と思います。
味がでています。

飴のような このトロっとした感じが好きです!
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まだ、駒は仮駒ですが、弦を張って音出しをしてみました。
最初エヴァピラッチを・・・次にD&Gをオリーヴ(使い古し予備弦)に
やはりオリーヴの方が楽器に合っているようです。新し弦でなく、またバランスも合ってなくとりあえずのセットなので、新しい弦でのセットが楽しみです。今の弦はテンションを楽器に掛けるのは主目的で、何度も外すためです。もう少し落ち着いたらちゃんとした弦をセットします。
新感想は・・・・
・・・・実にE線が美しい!
なんと表現したら良いのだろうか??少し考えてみましたが、
決して音の線は太くないのですが、しっかり音が出ます。そして品が良い音です。
高音の音量、強さは まだ感じられません・・・もう少しテンションに落ち着くのを待ちましょう!
しかし、E線は伸びます。
低弦はあまり主張しないので音を出しながら楽器を離すと 良く響いています。
CD「名器の響き」を聞いて比べてみました。
1639年Amatiと やはり似ています。・・・・が1666年は、もう少しシャープです。甘い音というよりも!
ストラドにも似ています。全体の印象は、今まで経験をしたことが無い音質です。

実は ストラドのテクニックを少しだけ加えてあります。なぜなら 全体的に良いに越した事がないからです。
そのまま作るAmatiより それより良いAmatiにしたかったからです。

実際は そのCDの ストラディヴァリ 1716 プロヴィニのE線に似ています。
ただ 問題が発生・・
なかなか乾かなく、日焼けサロン(紫外線Box)でお世話になったため、乾燥でネックが大分上がってしまいました。
当初ネックを仕込んでジャスト指板先端で20mm 駒のプロジェクション27mmでしたが・・・・
乾燥で
指板先端22~23mmに 駒へのプロジェクション30mm弱へ上がってしまいました。

ちょっと焦りが・・
これは特に裏板の模様が細かく虎杢のうねりが細かいために より収縮します。 Ole Bullの時も結構収縮しましたが 予想どうりある程度は戻りました。
今回も少し戻ってきましたから大丈夫でしょう!

弦を張った今 正確ではありませんが・・指板先端上で21mmある。駒へのプロジェクションが29mmくらい
この分なら20mmに戻りそうなので 駒を作ります。
今現在より駒は高くはなりませんので、
今作ると駒は34mm位になりそうです。
34mmでは Amatiの音色再現には向いていませんが、
少し待ちましょう!
Non ce problèma! (問題無し!)

9月9日・・・左手の当たる部分のみカバーニスを塗りました!現在乾燥中です。



# by cremonakuga | 2017-09-07 16:37 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

Nicolò Amati 1666 , anno2017

Nicolò Amati 1666完成!

Modello:Nicolò Amati 1666 ' '
(misura = curve)
Lunghezza: --- 353 mm
Superiore: --- 164 mm
Centrale:--- 106 mm
Infuriore:--- 202mm

Diapason: 194mm








La tavola e  il fondo
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Testa

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Effe
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# by cremonakuga | 2017-09-07 15:54 | ◎ヴァイオリン作品の一例 | Trackback | Comments(0)

NIcolò Amati1666はPiano Piano進行中!


NIcolò Amati1666は今 進んでいます。

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なかなか気に入っています。この渋さが! 私だけだったりして・・・
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とりたてて目立った絵ではありませんが、なんとなく透明度が感じられます。
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なんと言っても裏は模様が綺麗で、気に入っています。
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自分で言うのも変ですが、光を当てると、横板の模様も綺麗です。

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# by cremonakuga | 2017-08-30 23:15 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)