<   2014年 11月 ( 14 )   > この月の画像一覧

ストラディヴァリの連続写真・・・動画から

久我ヴァイオリン工房

アントニオ・ストラディヴァリを動画で撮るも、もっといろいろな角度から撮りたかった!
しかし、データ容量が足り酢ず・・・超短い動画になってしまったが、製作には、ためになります。
私は製作者です、自分のヴァイオリンを写すのとは違い見た目に綺麗に写そうとはしません。
いろいろな微妙な面、カーブ、どのサイズの鑿を使ったか?光が映し出す、正確な見え方を写真、動画で、なるべくリアルに写るように苦心します。いかに丸ノミの痕を美しく残すか、カーブの反転する感じはどうか?などなど記帳な資料になります。こんな中途半端な写真かも知れませんが、繋がり動画になると、私にとっては沢山の貴重な情報がこの動画には詰まっています。 そして製作に生かされます。
d0040395_13304177.jpg

d0040395_13305729.jpg

d0040395_13311110.jpg

d0040395_13312475.jpg

d0040395_13313831.jpg

d0040395_1331538.jpg

d0040395_1332771.jpg

d0040395_13322079.jpg

d0040395_13323451.jpg


d0040395_1333282.jpg

d0040395_13331540.jpg

d0040395_13332734.jpg
d0040395_13333763.jpg

先に見えるスクロールは、何だったろうか??多分、ストラドかデルジェズのどちらかです。
d0040395_13334921.jpg

d0040395_133408.jpg

by cremonakuga | 2014-11-28 13:39 | Trackback | Comments(0)

九十九里浜への道・・・

Cremonakuga ヴァイオリンニス街道??

稲穂が金色の季節は終わり、冬空に沈む夕日は、いつもながら美しい!
通称・・確かソニー道路と言う?から浜へ向かう場所が撮影スポットとなっています。

d0040395_2134342.jpg

by cremonakuga | 2014-11-26 21:38 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリン製作の道具を見てふと思う・・・お国柄を・・・

久我ヴァイオリン工房

ヴァイオリンの板の厚さを測る時に使う、器具は、今は、ほとんどドイツ製のを使用しています。
なぜか???
最初に使ったのが、ドイツ製だったためです。
その後、日本製のピーコックも併用し、100分の1まで計測出来ます。ちなみにドイツ製のは10分の1まで計測できます。
d0040395_144073.jpg

落下で破損を自分で修理した痕跡が・・・
d0040395_14402153.jpg

はっきり言って、通常は100分の1までは必要ないと思います。
特に使う時は、2.56か2.52か?つまり2.5に近い2.5?それとも2.6に近い2.5?大事な時には便利です。広いスペースでは大切だからです。
イタリア製は、大事に使っています。なぜか、持っていて心地よい感じがします。

3台を眺めると、その裏に見える景色があります。
文字板も・・・

ドイツ製のは、機能的かつ合理的です、分かり易く、精密機器のような姿で、色も工具の中で馴染みます。機械と言った感じ。眉間にに皺寄せて・・・数値を見やすく製作に正確性をいかせるように・・・ドイツ車と同じような・・・・

イタリア製は、無駄を省いた、シンプルな感じで、既にアートしています。既に色が主張しています・・元気をくれます。
大雑把ですが、何でも計れちゃう、そして感性で使う、こんな感じの厚さでbene bene!てな感じすらします。
あまり細かな事にこだわらない・・・・・でも重い~

d0040395_1441419.jpg

d0040395_14421125.jpg


日本製は、ここまで100分の1まで、どうだ! 高性能精密を追求しています。それを全面に出さないような色彩・・・私には見にくいのが難点です。
色も、小豆色で、落ち着いた奥ゆかしく華奢な品のある風貌で、こじんまりし、優しささえ感じます。

d0040395_14411552.jpg

d0040395_14412816.jpg

3種類の合作のようなのが、あったら良いのにと思う、出来ればデジタルで、日本製で大きなデジタルがあり、そろそろ欲しいお年頃です。

私Cremonakugaとしては、時に大きくアバウトに、時に100分の1以下の周波数単位の厚さを差を、必要としますので、器具は、なるべく軽く、精密数値は、分かり易くあってほしい。壊れにくくあって欲しい・・・周波数単位は、厚さでは分からないので、タップなどしか分からないので、必要無いと思います。

昔のカタログ(株)尾崎製作所さんのを探したらあったあった・・・イタリアへ渡る時に、メーカーからいただいたカタログ
d0040395_15211352.jpg

このあたりは、ドイツのとテイスト似ていますネ!
d0040395_15212561.jpg

d0040395_15213671.jpg

これは、1000分の1まで計れる・・・木では必要ないでしょうが、金属や、レンズなどに精密機器の計測には力を発揮する。
今は、もしかしたらもっと精密なのがあるかも知れない???尖端の金具は、確か交換できるはず??年寄には見やすいデジタル・・・これが欲しかったのです!10年前のカタログなので、今あるか?それとも進化しているか?
このタイプは、メーター部分が、デジタルになっていて、アームは、共通素材を使っているのだろうか?
使う立場からは、アームの間に、計測する点に近い位置に埋め込み式でデジタル表示したら見やすく、デザイン的にも格好良いと思うんですが!いかがでしょうか?その点を考慮してみると、イタリア製は、素晴らしい。一体化しています。しかし、あれはイタリアmadeだろうか?イタリア語でmetri・・・と記してあるがmade・・・とはどこにも書いてないから、分からない!
d0040395_15214778.jpg

by cremonakuga | 2014-11-23 14:46 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリンが出来るまで・・・

久我ヴァイオリン工房

ヴァイオリン製作日記を編集し、ちょっとの思い付きで、製作工程の写真を集めてみようと思います。
いろいろな作り方がありますが・・・・こうでなければいけないと言うこともありませんが、なるべく製作者の視点で
随時、追加し充実させてていきたいと思います。
d0040395_20114355.jpg

最初に、作りたいサイズのアウトラインを決め、そのアウトラインに対し、2mm~2.5mm内側に横板の表面が有り、横板の厚さの分1.2mm前後内側に型が存在する・・・となります。私の場合は、ストラディヴァリが実際に使った型を作り、そこからヴァイオリンの形を作り上げていきます。結果、完成予定にアウトラインに仕上げます。
結果、アウトラインと横板の寸法は、均一で無くなります。(この方法は一般的ではありません。)
①作りたい形を決め、
②その内側2.5mmくらいの型を作ります=横板が付いた状態の形になります。
③②の形から横板の厚さ分を除いた型を13mm~14.5mmの厚さの内型を作ります
ヴァイオリンの大きさ35.5mmくらいのは、厚さ13mmくらいで作り、
38mmくらいのは、14mm、14.5mmで作ります。横板の高さに関係します。
ちなみに、横板高さ29mm~30mmでは、型厚さ13mmでギリギリです(ライニング8mm+型13mm+ライニング8mm=29mm)
358mmの大きなヴァイオリンでは、横板高さ30.5mm~32.5mmm 型厚さは14.5mm(ライニング8mm+14.5mm+8mm=30.5mm)ストラディヴァリのGパターンの型の厚さは14.5mmあります。
ちなみに、PGは14mm、Pは13mmの厚さです。

④③の型から、ブロック分を正確にカットし除きます。内型完成です。
d0040395_20115553.jpg

これは、アルミ板ですが、ストラディヴァリは厚紙を使っています。
d0040395_2012521.jpg

d0040395_20121549.jpg

通常は、左右対称になりますが、私の場合には、実際のストラディヴァリの型のため、コピー型も左右微妙に違っています。
通常は①の完成アウトラインは左右対称にします。
d0040395_20123112.jpg

d0040395_20125217.jpg

ブロックは、主に、表板と同じアベーテ=赤樅を使いますが、ストラディヴァリは、サリチェ=柳を使います。
グアルネリは、アベーテを使っています。
d0040395_2013267.jpg

赤い部分を削らず残すのは、Cを接着するとき、ブロックの先端の薄い部分が曲がってしまうためです。


d0040395_18352346.jpg



横板は、横板用の板か、裏板から作った板を、カンナとスクレーパーで削り、最終で普通1.2mm前後に仕上げます。 一番無難で、変形の危険が少なく音も平均的な音が得られる厚さです。
Cremonakugaの場合は、ストラドモデルでは、実際のストラドの厚さからは 1.1mmから0、9mmくらいになっていていますから・・収縮を考えれば製作当時少なくとも1,05mm~1,1mmは有ったであろうと考えます。木材により1,0mmから1.1mm デルジェズモデルでは1.7mmくらいまで作ります。
横板は、厚いと音色に張りと強さを与えます。ただ単に厚くすると鳴りにくくなります。
薄いと、柔らかい音質になり、薄すぎると弱い音になります。横板は、厳密には・・・求める音により・=厚さ*高さ*表&裏板など 他との総合的な関係で その厚さが決まります。

弾く側からは、例えば本物のグアルネリを弾く演奏家には、ストラドの横板の薄めからくる魅力的な音質に不満が有ったりし、
逆に本物のストラドを弾く演奏家では、横板の厚めのデルジェズの音質からくる 明快な美しい音質に 不満を感じたりもします。
それぞれ 好みから外れる場合があります。
楽器が どうのこうのではなく 一定のレベルの楽器は 音質、パワー、操作性・・好みから楽器が選ばれます。
d0040395_2019334.jpg

このような鉄の塊を熱して、水など付け、曲げます。
d0040395_13392872.jpg

当て金板を当てたりしながら・・・真鍮板の手製です。金属の取っては、木製と、アルミ製にしました。
d0040395_13431128.jpg

d0040395_2019161.jpg

d0040395_13474231.jpg

(poto from /Giuseppe Guarneri del Gesu  volume Ⅱ.Peter Biddulph London1998 )

ストラディヴァリが使った実際の当て木です。
d0040395_18333584.jpg



現代のこの方法、合理的で、穴は使わず、飾りになってしまいます。クレモナの学校では、この方法でした。ブロックがちゃんと付いていないと、力で剥がれてしまう。ニカワの濃さが決めてです。濃すぎると後で剥がれにくくなります。
d0040395_20194430.jpg

d0040395_2020217.jpg

d0040395_202945100.jpg

裏板一枚は、余分な部分をカットします。年輪が適当であれば、横板に使用します。
d0040395_2030398.jpg

このノコは、良く切れ便利です。直線曲線が、たやすく、押して切ります。
d0040395_052344.jpg


2枚板は、表板、裏板、それぞれ剥ぎます。
d0040395_20303790.jpg

d0040395_20312648.jpg


d0040395_20314694.jpg

ストラディヴァリのアーチの外、内の木製ゲージです。
d0040395_18363695.jpg

d0040395_18365434.jpg

これはCremonakugaの木製ゲージの一例です。
d0040395_18403492.jpg

パーフリングの溝を切った後、そこを掘るストラディヴァリが使った道具です。
d0040395_18423892.jpg

これはCremonakugaの手製の道具です。
d0040395_18415122.jpg

Cremonakugaのカッターの一例です。
d0040395_2032529.jpg

d0040395_2033751.jpg

F字孔は、左右同じにする場合は、1枚でOkですが、実際のF字孔は曲面に存在するので、そのまま移すと、間違いになります。私の場合は、あくまで上下の目玉の丸の位置があって、そこをの本の曲線を繋ぎます。簡易な方法で、おおよそを決めます。数値は、モデルの楽器の実寸で、私の場合、コピーでは、その位置にくるようにします。そのためには、ほかの部分の寸法が正しくないとバランスが違ってしまいます。
d0040395_2033217.jpg

d0040395_20333574.jpg

ストラディヴァリは、2箇所穴を、決まった線描きで決め、このような図形を使って繋ぎ線を決めます。
d0040395_20373954.jpg

d0040395_20405457.jpg
d0040395_20412315.jpg


ヴァイオリンの表板は、一般的な厚さは中心から外へ薄く作ります。
ドイツや、世界共通の一般的なスタイルです。3mm前後から2.7mm前後へ

3mm~2.7mmくらいへ中心の3mmを周辺の2.7mmが同じくらいの強さにします。
この場合、厚さの等高線が ひょうたん形になります。中心の年輪が細かければ、薄め、年輪が広ければ厚めになります。この時裏は中心4.5mmから周辺へ2.5mm~2.6mmと周辺は裏が表より薄くします。
そうする事で倍音が美しく表現出来ます。


もうひとつは、魂柱付近を3.2mm位にし、他F字孔周辺2.9mm他は上部も下部も ほぼ2.4mmにする方法
現代のイタリアスタイル



またもう一つは F字孔に囲まれたミドルを3mmくらいにし、上部を2.4mm、下部を2,6mmに上部と下部を0,2mmの差をつける方法。
その時裏板も同じように上部を2.5mm下部を2.6mmとか、あるいは上部を2.6mm下部を2.7mmなど0,1mmの差を付けます。表板と、裏板の差が裏が厚ければ音量が増えます。同じか裏が薄めの時は、
音質に魅力ま増します。せめぎあいになります。

これは表板の場合、F字孔が有る事と、上下の幅の違いで、0.2mmくらいで、同じ音程になります。
裏は0.1mmくらいで同じ音程になり、上下表裏が、近い音程になります。

Cremonakuga violino・・・
私のようにオールドクレモナの様な作り方では、表板は、外からほぼ中心へ薄く作り、まったく逆の作り方をします。3mm前後~2mm前後。2mmを切るこもあります。必ずしも総て中心付近が薄い訳でもなく、音をどう作るかで決まります。先に述べました、周辺へ薄く作る方法、上部と下部に差をつけるなども 全体の考えに踏襲しています、逆に下部が薄くする方法などもあり、「これなければ」 と決まったマニュアルはありません。
強度を維持すつために いろいろな技術を駆使します。
裏も必ずしも中心が厚くなく、設計で部位が変化します。すべての箇所で 決まった厚さは無く 決まった法則は有り それにしたがって考えて決めます。

作る総てが違う事になります。
d0040395_20413759.jpg

d0040395_20415422.jpg
d0040395_20421073.jpg
d0040395_20422256.jpg

バスバーは、垂直に下がるように、貼る方法と、私のように駒のへりのラインくらいに角度を付ける方法があります。なぜなら魂柱を支点にバスバーも動き易くなります。駒足のクビレの直下にせず、駒足端から1.5mm(~1.0mm)にバスバーが来ます、というよりそうなるサイズの駒を作ります。
表アッパー、ロアー中心位置で、中心から端に1/7の場所を通るように斜めの位置に接着します。
その際ガイドの木片を止めておき、バスバーの位置がずれないようにくしておきます。
d0040395_213721.jpg

バスバーは、端で高さ2mm~3mm、幅は6mm前後、中央で高さ12mm前後(※山の頂上を3mmくらいにすると、高さ14mmくらいまで可能ですが、大きく高いバスバーは、響きが、揺らぎ音に悪い、自然に消えるようなのが良いとされる),Cremonakugaでは端で2mm、中央、中心で12mm、幅は5.8mm~6.0mm。バスバーは、大きすぎると、高音は良いが、低音が鳴りにくくなる。弱いと、ヘコミ、鳴らなくなります。
d0040395_2132150.jpg


ネックの太さは、大切で細いほうで、18mm~18.5mm
太い方で、19.5mm~20mmくらいで、上から下まで、同じ太さに感じるくらいになります。見た目も平行くらいに見えます。

ちなみに、製作本では
1、19mm&21mm
2、18.5mm &22mm
3、18mm&19.5mm
・・・・・といろいろあります。

※板が厚く頑丈な箱のヴァイオリンは、ネック太目の方が良い場合があり、箱が華奢な場合は、細めが良かったりします。
ネックのトレブルサイド黒檀角は、ほんの少し角を丸めます。
単体にバスサイドは、角を落とさない。裏から見て、黒檀部分が見えるくらいにします。断面が三角がきついと、角が当たって痛くなります。
d0040395_1935628.jpg

d0040395_19352072.jpg

d0040395_19353215.jpg

指板は、ナット位置で、幅23.8mmくらい、ナット弦溝は弦E~Gの幅は16.5mm(16~16.5mm)が基準です(書籍では、24.5mmとある場合が多いですが、少し広いようです)

指板、駒側で42mm(駒側では、42.5~43mmが有りますが、駒が大き場合は、駒足幅が43mmあれば、指板も幅が広くなります。)駒の弦の幅によります。弦幅は、基準では33mmですが、現代、普通は、33.5mm~34mm少し広めが多いようです。


d0040395_2042401.jpg
d0040395_20425539.jpg
d0040395_20431832.jpg
d0040395_20433616.jpg
d0040395_2043507.jpg
d0040395_2044645.jpg

駒は、足の幅は41mm~42mmくらいです。
d0040395_193887.jpg

d0040395_1935737.jpg

こんなノミなどを使います。
d0040395_032481.jpg

d0040395_20442331.jpg
d0040395_20443846.jpg
d0040395_2045295.jpg




補足
正統的な製作方法
箱を組んでからパーフリングを入れる方法・・・・cassa chiusa (カッサキューザ)音に良く美しい仕上がり

一般的になったcassa apèrta (カッサ アペルタ)・・・失敗ない作り方。
表、裏に先にパーフリングを入れほぼ完成さて横板に接着する方法に対しcassa chiuaは、パーフリング部分の厚さ、など結果の厚さが正確に把握できないので、経験そくで これくらいにしておくと・・・こうなるという認識が必須になる。
何か所かサンプル的に彫っておけばおおよそ正しく完成できる。
cassa chiusaは、後でパーフリング部分を彫るため、そこから中心へ、自然なカーブに曲面を均すため、 どうしてもパーリング部分の窪みが際立ちます。この際立ちが 300年前の名器たちには見られ美しい曲面を形成しています。総て滑らかに仕上げてから組むcassa apertaに比べると 300年前の本物の曲面が表現できます。
この事は結果的に音にも大きな影響を与えます。出来ればcassa chiusaで作べきと考えます。



 ・・・・cassa chiusa・・・・カッサ キューザ
d0040395_15543128.jpg

パーフリングを入れずに箱にしてあります。
d0040395_15522210.jpg

d0040395_15532514.jpg

by cremonakuga | 2014-11-21 20:45 | ◆ヴァイオリンが出来るまで | Trackback | Comments(0)

オリジナル・テールピース行方不明!

久我ヴァイオリン工房

オリジナル・テールピース行方不明・・・・
フェア後に、行方不明になってしまった!
フェア中、どこかへ落としたか?
御蔵島の柘植・・・無くなってしまいました。

2個製作しましたが、最初に作ったもので、
はっきり言って、失敗作!

いろいろ勉強になったものですが、
まず、ある原因で、音が良くない・・
仕上げもイマイチ・・・

それで、もう一個作ったのですが
思い出にとっておいた品・・・
さあ~どこへ行ったか?

忘れた頃に出てきてほしい・・・・・・・・・・・・
d0040395_17404131.jpg

by cremonakuga | 2014-11-21 17:43 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリン顎当てを作るも、木に問題が有った!

久我ヴァイオリン工房

試作用が、本当の実験用になってしまいました・・・・

ヴァイオリン用の顎当てを、音響的な観点からラ試しに作ってみることにしました。
材料は、1か月ほど前から・・・・良質の柘植で、とても美しい材料で、アウトラインでカットし、そのまま放置してありました。
(表面の埋めこみは、カーブなので、数枚の柘植で、大雑把に埋め、まだ隙間の未処理状態、端にささくれ状の割れも発見!)
d0040395_13333686.jpg

気持ちが、高まったので、削ってみると、数本の筋があることが分かった????
丁度顎が当たる部分で、深く削る部分なので、消える事を期待し、そのまま進行しましたが・・・
残念ながら深く、使いものにはならない事になりました。
(薄い端に柘植の薄い板を埋め込む)
d0040395_1334764.jpg

筋は、目立たないのですが、完成すると、目立ちます。
長い年月使うのは、問題が起きる可能性も生じます。
そこで、実験として、音にどうか????とりあえず、大方進行してしまったので、形を作ることにしました。

使用に耐えるように、補強することにしました。
テールピース側の薄い面に、刃の薄いノコで溝を切り、超薄い板を一枚ニカワで挟み込む。

裏面に、剥がれないように、開かないように、木を埋め込む・・・
d0040395_13395157.jpg

そこまでは順調でしたが、
水分を塗り、毛羽の処理をする段階で、表面の筋が、溝に変化・・・
しかなたく、その溝に、パーフリング用の溝を掘り、細い柘植を埋め込み、
音響的な使用には、絶える状態になりました。・・・・・が?

多くの、仕事をする結果になってしまいました。
ほかの柘植も、充分なチェックが必要ですが、ブロックでは、完全には分からず、節には、亀裂が有ったりし、
緻密な柘植ではありますが、その分、杢が綺麗で、ウイークポイントは、割れやすいという点、


顎に当たる部分の感触、どいう角度が良いか?深さは?深さの向きは・・・いろいろ勉強になります。
ヴァイオリン製作ではないので、何か楽しい、息抜きのような感覚がします。
なにか趣味をしているような気持ちです。

色は、どうしても硝酸とアンモニアには抵抗があり、スティンを施しています。
スティンでは、汗、水分などで、色落ちが心配ですが、

テールピース同様に、ペッグ用の茶色と、クルミのこげ茶をしっかり、何度も塗り、しっかり乾燥してから、布にクルミオイルに無色のアルコールニスを数的落とし、表面に塗り、直ぐにふき取ります。
しっかり乾いてから、水を付けた布で、拭き、色が、完全に落ちないような状態までし(大分色が落ちます)、乾燥させ、再びクルミオイルにニスを数回施し、拭きとります。
写真は、その状態です。
これなら、色は、使用に使えます。

※ニスが沢山染み込むと、明らかに音が悪くなります。ニスは色が落ちないように安定させるためと、耐久性、美観です。表面jにニスの皮膜を作ると、それが取れると、汚くなるので、ごく表面に染み込ませ、木部の内部に皮膜を作るようにしました。
高級なアクセサリーと同じような色彩と光沢で、表面上は満足です!
(唯一、かすれたCremonakugaの刻印が良い感じ!)
d0040395_13387100.jpg

d0040395_13364030.jpg



d0040395_1353651.jpg

デリケートな素材は、小さな印などには、良いのですが、すこし大きな物の目的には、扱いが難しい。
次に用意した柘植は、表面上は、問題なさそうですが、当分作る気力が湧きません・・・

この2日間は・・・
面白く、楽しかったのですが、結果が伴わず・・・・本音は、やはり少々、お疲れです・・・・・・・・ハア~!
d0040395_2162051.jpg


本体に薄いコルク板を貼ってみた結果、音は良さそうですが、振動が気になります。普通の厚めのに交換してみました。
音質は、薄い方が良さそうですが、厚い方は、音がまろやかになるよう・・・悪くは無いので、とりあえずこれでいってみましょう・・・・・・
d0040395_23174319.jpg

by cremonakuga | 2014-11-19 14:00 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリン製作のジグ作り・・・使い易いネック

久我ヴァイオリン工房
使い易いヴァイオリンネックの断面のアール型を作る。
d0040395_16201889.jpg

ヴァイオリンのネックは、規定がありますが、ここがいろいろ有って、簡単のようで奥が深く、やっかいです。
私も習ったような、一般的な新作のネックは、基本ですが、古い楽器を使う方は、違和感や、フィットしない場合が有ります。
d0040395_16204689.jpg

名器のコピーなどを作る場合も、あまり太いネックはなじまず、真ん丸も使いずらいようです。量産品では四角ばった物もあったり、やけに太かったり・・・・・良いネックで弾きなれてほしい!
E線側の黒檀指板の角、G線側の指板の角、などと、その自然なカーブで、太さを感じず、指が無理な状態にならないように、長い時間疲れず、左手の動作もし易く、ポジショニングも決まり易いネックは・・・細かな気遣いが必要です。

これらは、いつも、感覚で削っていましたが、せめて一か所、ネックの中央部分のアールくらは、ゲージを作っておこうと思いました。いや何時も思っていましたので、

このアールに合わせるということではなく、近いカーブで有れば良し、作業の効率化を図る目的です。

d0040395_1619327.jpg


d0040395_16195566.jpg

by cremonakuga | 2014-11-14 16:21 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

La primaveraの駒・・・・

ヴァイオリン・・La primaveraの駒を予定の高さにしました・・高めの最初より低くしました。

Cremonakuga の焼印が斜めっていますが、フリーハンドでは、歳のせいか、安定しません・・・何かジグでも作らなければ・・・まあ、これも手作業ならではの味です。・・・・という事で!
d0040395_12451143.jpg

・・・・と言うより、想定の指板の安定に伴う調整です。
予定が指板先端の表板からの高さで、18mm~19mmです。
安定により下がる事を想定しています。1mm~1.5mmを高くしてあります。
したがって、最初20mm強にしてあったと記憶しましが、
今19mm強です。

駒の24.5mm強・・位から今23.5mmくらいなっています。
ほぼ安定しています。
想定どうりです。
ランパダでニスを乾燥させると、指板が上がります。
すぐに、20mmになります。

なぜ指板が下がるのか???
私の場合には、ネックを仕込むときに膠が隙間に厚さがあってではなく、

乾燥とともに、表板の収縮によるものと、ストラド特有に表板の厚さ及び、アーチの関係からです。
永久に下がることはなく、安定する範囲があるため、あらかじめ指板を上げておかなければなりません。
表板の厚さによって、1mm~1.5mmをプラスします。

※現代の普通に製作する場合には、ほとんど下がらないため、高くしておくと、困ったことになります。
by cremonakuga | 2014-11-11 12:45 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリン製作・・・ニス塗りの難しさ

久我ヴァイオリン工房

新作ヴァイオリン
La primaveraは完成したが、いや今音を作っています。

どういう事か

見た目は確かに完成しています。音もちゃんと出ますが・・・

ニス塗りについて・・・・
ヴァイオリンのニスは主に、
アルコールとオイルが有ります。
ヴァイオリンのニス塗リ、アルコールニスの場合・・・数十回塗ります。
それに対してオイルニスは、数回で済ませます。
アルコールニスは、薄い皮膜を重ねるため、それだけ塗っても良いのですが、オイルニスは、一回が厚くなるため、数回で済ませないと、音に良くありません。
私のようにオイルニスで、薄い皮膜でも、数回にしないと音量・音質が落ちます。

回数が多いと、各部の皮膜の厚さが平均に近くなります。
縦、横、斜めなど、逆さなどなるべく均一になるように塗ります。
数回のオイルの場合、返し刷毛しながら、塗ると、比較的均一に塗れますが、一方方向に塗ると、どうしても最初が濃くなります。逆さに塗ったりすると、真ん中が薄く成ります。刷毛をニスに浸しなをし塗ると(息継ぎのように)なるべく均等になるように意識して塗ってはいますが・・・
そうしますと、どうしても不均衡になります。

完全に乾いたら、各部をタップしながら、、マイクロメッシュなどで、磨きながら、ニスが厚い部分を探し、修正していきます。そうすることで、本来の白木の状態の音響に近づきます。

修正が終わると、箱をタップしたとき、修正前と、大きく変化します。
修正まえに、裏をタップし、良く響きましたが、修正後は、ボンッ!っと短く響きます。
名器の場合の記憶では、優しかったり、重かったり、鈍かったり、しかし共通した記憶は、極端に敏感に、瞬時に響きます。弾き込みでもそうなりますから、もともと同調する箱が、弾き込みで、さらに同調性が増した結果の反応だと解釈しています。
まだまだ、満足した状態ではありませんが、大分良くなりました。


左右、表裏が、反応が良くなり同調するような感触の音になります。

ニス塗りは、ただ美しいため、保護のためだけでなく、音響に大きく影響します。アンティークに見せる塗り方は、本来の音を、大なり小なり損ないます。良い音で響いていたとしても、多分もっと良い音が存在している可能性があります。アンティークで、それを解消するには、色を柔らかいニスにするか?色素のみ定着させ、ニスでサンドイッチするなどすると解消できます。色の部分をニスの濃さで塗り重ねると、大きく音を変化させます。

そんなチェックをしながら、最終調整をしています!

※特に実際に存在する名器の厚さを実測し、製作する場合、何を考えるのか?と言いますと、私の場合ですが、最初に厚さが事実として有ります。
①実際の厚さ
②木材の年輪の状態
③ニスがどういう状態で塗られているか

①と②で、名工の意図を推理します。本来の音を作るデータです。
③は経年による音の味つけになります。

それにより、どういう音を作ろうとしたかを考えます。・・・と同時に同年代の作品の厚さも一緒に考慮します。
加えて似ている厚さ配分、似ている木材を使った作品も一緒に考えます。
つまり①と②で、もし似た音色の傾向の新作が出来た時、
③が変化を付けています。
・・・つまり①②でできた楽器が、一番本来の音に近いと考えます。
③は、経年でニスが剥げたり、ムラになったか?後で意図的に修理レタッチ修正されたか?でしょう???

時間を掛けて見られれば、なんとなく分かるような気がします!Penso de aver capito=分かるような気がする・・・あくまで!
つまり、ニスを実際の名器のようにムラに塗る時、本来の音を大きく変えるか?それとももっと強調するような効果が得られているか?    
問題ないか?音量を減らすことになっているか?も考えなくてはなりません。
色素に樹脂を混ぜますが、通常にニスと同じ配分の樹脂を混ぜると、当然ニスは回数が必要になり、厚くなります。
私の場合には、色素に樹脂を少し混ぜ、指でたたくように、濃く付着させ乾かし、透明でコートします。そうして回数を減らします。その工程では、よく乾かします。次に塗る透明は、必要であれば、その箇所を除いて塗り、トータルで同じに近くし、次に全体を塗り磨きます。そうすると、濃い色のニスの部分が少し影響し、音響的に平均化され、実際の名器により近い可能性が出てきます。
その検証は、白木の音を聞いていないと、分からないので、白木の音を聞いていたほうが客観的な判断、結果が得られます。
もし、白木の方が良ければ、濃いニスの部分を、より考慮しなくてはなりません。
一方で、濃いニスの方が本物に近い場合、かなり悩むところですが、本物の経年の音に近い方を採用します。

必ずしもニスをムラに塗る事は音に悪いのではなく、その楽器の意図に合っているか?どうか?結果で良し悪しが決まります。
見た目も重要です。
それらを天秤にかけながら、作業します。
だからと言って、結果が良いとも限らないのが難しヴァイオリン製作です。
by cremonakuga | 2014-11-10 23:25 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

冬空には、バルサミコでジェラート!

久我ヴァイオリン工房

だいぶ寒くなり、空も冬空です。
そんな時、ほかほかな室内で美味しいジェラートを!
3時のおやつは・・・
Cremonakuga violino una pausa!
d0040395_17272074.jpg

モデナの熟成したバルサミコでいただくジェラートは格別です。
by cremonakuga | 2014-11-09 17:28 | ◆食物・飲み物 | Trackback | Comments(0)