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弦楽器フェアも明日31日から

弦楽器フェア
10月31日(金)から11月2日(日)
東京・竹橋・・科学技術館にて、弦楽器フェアが開催されます。

Cremonakugaのデモ楽器は、コスモジャパンさんのブースで展示します。
現在のCremonakugaの音色の一面を紹介いたします。
・・・・というほどでもありませんが、
ストラディヴァリウスに関しては、年代別に作ることが、やっと可能になってきました。
展示楽器は、1715年のヴァイオリンです。

特にE線の音色は、苦労しました。
あと反応を速く、強くすることも、苦労しました。
またG線は、ガンと弾くと、しっかり響くと思います。
そして、新作楽器を弾く時の弓の圧力を、少し抜いて、弾くと、
響きます。

お客様に、いろいろウンチク言って、
ああ弾いてください、
こう弾いてください、
圧抜いて・・・
と口うるさい製作者ではありますが、
じゃあ、弾いて見てと言われると、
辛いのですが、
私は製作者で、弾く人ではないので、
あしからず・・・
悪気はありませんので!

コスモジャパンさんは、会場入り口を入って、中央の壁の裏側です。
ほかの楽器も是非見てください。
となりは、友人のリューテリア・アライさんです。

近道しますと、素通りすることになります。
ぜひお立ち寄りいただけましたら幸いです。
デモ楽器は、音の見本のようなものです。
Ci vediamo a フィエラ!で良かったのだろうか???

会場でお会いできるのを楽しみにしています。
by cremonakuga | 2014-10-30 02:10 | Trackback | Comments(0)

Antonio Stradivari 1709 "La primavera2014"

2014 Cremonakuga violino

modello: Antonio Stradivari 1709
Marie Hall-Viotti
forma-G

Lunghezza・・・・・ 358mm
Superiore・・・・・ 165mm
Centrale・・・・・ 109mm
Inferiore・・・・・ 206mm

peso・・・ 369g (con i pilòli è bosso, anche la cordièra è bosso,sènza la mentonièra )




表板・・北イタリア、ヴァル・ディ・フィエメ アベーテロッソ 1995年(マスキアトゥーラ有リ)
裏板、横板、ネック・・・ボスニア・カエデ
ニス・・クレモナニス(オリジナルオイルニス)・・・・ストラディヴァリウスに使われている、天然樹脂手造り、植物乾性オイル、天然色素手造りのシンプルなニスですが、樹脂、色素は、長年試行錯誤し、たどりついた完全手作りで、ストラディヴァリにも使われるクリムソンレーキ(メキシコ産のカイガラムシ=コチニールから抽出・・かまぼこ、ハムなどの食品着色にも使用される)・・・時間をかけ製作しています。そのため、年月で、黄変し、褐色系、琥珀調の色調に変化します。赤は、退色し、薄い部分はオレンジ系~濃い部分は、深紅系になります。
現代の良いニスは、剥がれにくく、ひび割れしにくく、退色しにくく、いつまでも、色褪しにくい。コチニールは乾燥すると、パリパリし、軽く、音を阻害せず、逆に音に良い事が分かる。
このヴァイオリンは、オールドクレモナに習い
科学的なピグメントは一切使っていません、はがれやすく皹が入り易く脆いニスを使っています。そのほうが音に良いのです。
その為、大事に丁寧に扱う事を要求されます。
ニスは取れる・・・剥げたら、塗れば良いという発想です。

全部剥げても、表面に薄く、柔らかいニスを染み込ませてあるため、音質を失う事はありません。そのため、表面のニスは音のため、薄く丁寧に塗ってあります。
年月が楽器を熟成していきます。
そんな脆さ、保存性の悪さから、現代のアルコールニスやオイルニスが開発されて、昔のニスは衰退してしまいましたが、音に関しては昔のニスの方が良く、そんなニスが使われたのは、ストリオーニあたりが最後と言われはクレモナニスです。
それに近いニスを使用しています。



コンセプト
ステージで演奏されるヴァイオリンを見て、新作に見えないよう
音色も、オールドクレモナを感じる音を・・・
視覚で、新作の固定概念を感じないように!

バロック時代の音楽をその当時の製作スタイルの楽器で現代に音色を再現されることを望みます。
五感で感じる音楽の妨げにならないような姿のヴァイオリンを!

数か月~1年~数年を経て、色が琥珀色の褐色に変化します。
良く見ると、美しい赤が見えます。
ステージでは、黄褐色~オレンジ色に輝くヴァイオリンに・・・・・

著名なヴァイオリニスト氏が所蔵
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(オリジナル・Cremonakuga柘植テールピース)
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裏板のアーチが見えやすいように撮ってみました。

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地味な色彩くらいでちょうど良く私は好きです
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Primavera関連ブログ
by cremonakuga | 2014-10-29 22:12 | ◎ヴァイオリン作品の一例 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリンの景色

久我ヴァイオリン工房
2丁のヴァイオリンを一緒に並べてみました。

同じニスで仕上げたヴァイオリンです。
手前がデモンストレーション用ヴァイオリン(forma-Pima Grande)
奥が、2014 MRIE HaLL-Viotti1709(forma-Grande)
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左・新作 Gパターン       右 デモ用 PGパターン
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左・新作 Gパターン       右 デモ用 PGパターン

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左・新作 Gパターン       右 デモ用 PGパターン


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左・新作 Gパターン       右 デモ用 PGパターン


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アントニオ・ストラディヴァリモデルというより、やはり同じ人が作ったヴァイオリンですね!
Cremonakuga violinoです。
by cremonakuga | 2014-10-24 21:43 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリンのG線が鳴らない・・・とは?(※2014.12.09追加)

久我ヴァイオリン工房

ヴァイオリンのG線が鳴らない・・・という事を良く聞きます。
最近の検索で、そう言うキーワードが有ったため、ちょっと考えてみました・・・・
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まず、
ヴァイオリンの構造は、Gが鳴ると、Eが鳴りにくい
Eが鳴ると、Gが鳴りにくい

最初からならない場合、鳴らなくなった場合・・・
鳴らない原因に考えられる事は、
まず
・・・という事の要因に基本の構造が存在します。

G線が鳴らない原因に考えられる事は、

①表板、裏板が、ぜんぜん音響的に合っていない・・・・そんな状態は年月が経っても、あまり鳴らないでしょう・・・
ヴァイオリンとしての適性な厚さをしていない場合 作りの場合・・・年月が経っても鳴らないでしょう・・・

②G線弦が劣化、古くなっている・・・ほかの弦が古くても影響します。  調弦がほんの少しでも、影響しますし 押さえるポジションがずれていても鳴りにくくいのは言うまでもありませんが・・・

③魂柱が、長すぎる、向き、太さ・・・・E線へシフトしている、長さが短いと 低音は鳴り易くなりますが 反対にEが鳴らなくなります。
駒に近すぎる場合も・・・
通常駒から3mm前・駒端から内側1~1.5mmくらいの位置、太さ6mm基準。
(私の場合、太さ6.2mm、駒から2mm、1mm~1.5mm内側にします)

魂柱が外側過ぎる場合は 0.??mm中へ移動させると低音は存在感を増します。短かったら交換をします。

④駒のサイズが合っていない=⑤⑥を

⑤駒のアールのバランスが良くない・・低音側が低いとか・・テンション不足など・・
 E線で、指板先端位置で線下から高さ3.5mm~3.8mm、G線で5.0mm~5.5mm
駒足首の太さ  G側が太い場合(Eより0.2mm狭くすると良い場合も有る)
私の場合、トレブルで4.2mmバスで4mmくらいを目安にします(楽器でも違います)
駒の中央下部の厚さが、薄いか厚い場合で楽器に合っていない。

駒のウエストが楽器に合わず、幅が広い(15.5mmが良い場合に16.5mmでは鳴りにくいし、逆もあります)

ヴァイオリンの場合、(Cremonakug基準)足の厚さは、4.35mmくらい、中心下部4.1mm、ハート下3.6mm、ハート上2.7mm(2.4mmも加)、先端1.35mm、前後が良いようです。
また、ハートとループの距離は5mm~6mmの間、
駒足首幅E側、4.2mm、G側4.0mm

極端に厚い薄い場合は、影響があるかも???
裏板が厚い楽器は駒足幅&下部を厚く、表板が薄い楽器はハート上ライン横ヘ・・を薄めに

⑥バスバーの位置がずれている。
アッパーの中心から外へ1/7の位置、ロアー中心から1/7にバスバーの内側が中心線からの位置が基本です。
その結果 駒の下部、端から1mm内側にバスバーが通る位置になるような駒が立っているか?駒の幅が広過ぎか狭すぎか?バスバーと合っていない場合。
⑦バスバーが強すぎる
 イ、太すぎる(通常5.8mm~6mm、同じ太さでも年輪が密な材では、実際には太いのと同じことになります) 
ロ、中央が高すぎ、頂上が厚い(基本高さ、中心で、11.5mm~13mmで、TOPはラウンドさせます端で1mm~3mm、ですが 高さが14mmの場合、底部幅6mmの時、頂上は約3mmくらい)
重すぎる・・バスバーは形成し、4~4.5g

バスバーが表板の振動を妨げている・・・大きなバスバーは低音が良く鳴ると思いきや、鳴りにくくします。

⑧弦が合っていない・・・・Gのテンションが弱い・・強い弦に交換で改善する。

市販の弦では、エヴァピラッチは、G線が少しだけ強いのでそういう時は試してみてはと・・・
ドミナントのセットでしたら、それ自体Eは弱いのですが・・・G線を強いドミナントにするか、D線を強いドミナントにする方法も有りです。低音へ バランスをシフトするには、DかG  またはどちらも強い弦にするか、逆の発想でEかAを弱い絃にし、同じく低音へバランスをシフトする方法があります。
※見えないバスバーが弱い場合は 弦は弱めの弦にすることも有ります。

今は分かりませんが、実際はどうか??ですが何十年前のポスターに
1713年のギトリスさんのSancyには

Eがピラストロゴールド
A ドミナントノーマル
Dドミナント ハード
Gドミナントノーマル
がセットされていました。
多分それを使われているのでしょう!?

Dのためで結果低音のためと思われます。

同じ弦で、強弱何種類か出している弦で組み合わせで試すのが良いのではと思います。
高音が鳴らないも、反対にシフトさせる意味で同じ考えです。

⑨バスバーが弱っている・・・毎日長時間弾くと、数十年で疲労し、交換が必要になる。
⑩バスバーの形状が、ヴァイオリンに合っていない。

などが考えられます!・・・が思い出しましたら追加します!


※製作上では、複雑な技術があります。一般的な低音が鳴らない・・・どれくらいを指すか私には、良く理解できませんが、
イ、あまり激しく弾かず、低音が大きく振動し滑らかに振動する場合も低音が良く鳴ると言われます。
ロ、もう一つは、激しくアタックするような弾き方・・特にソリストなどが必要とする弾き方で、鳴る鳴らないという時は、もっと激しく鳴らないといけない。
そうするためには、実際にストラドやデルジェズが行った方法などクレモナの名工(ストラド、デルジェズしか調べていないのでほかの方法は分かりませんが)の知恵があります。
その方法で処理されたヴァイオリン=名器は、別次元の低音の鳴り方が出来ます。
その方法は、良く鳴る一方、やり過ぎると、鳴りすぎて、逆に鳴らなくなります。どういう事か?鳴りすぎると言うことは、振動しやすくなる事=弓に反応が良すぎて、弓がすっぽ抜けるような状態になります。

低音を鳴らすとは、低音に関係する、沢山の箇所から、どこかを振動しやすくする事です。つまり一か所すると、少し鳴り易くなり、もう一か所すると良く鳴り、そこをもっとやると、鳴りが悪くなり、もう一か所をすると、弓が抜け、鳴らなくなる。 音量も落ちる・・・・涙です!
この事は、丁度良い場合、高音も良く鳴ります。
反対に低音をやり過ぎると、高音もダメになります。

知り、それを調整しようとすると、迷宮をさまようことになります。心神疲れてしまいます。
(知らなければ良かった!・・・と思う事もあります)
無意識に、そういう事を施すことが一番良く、心にストレスが無い。
名器に見る、良い低音とは、そうした絶妙な効果を施した結果に、良い角度のネックを調整し、ベストの駒をセットし、バランス良い弦、丁度良いテンションを、そして良質なアクセサリーがあり、名手が弾くとその効果が表現されます。

だからと言って、ロ、がすべての人に受け入れられるかは、また別です。
難しく作ると、弾くのも難しく気難しい楽器になっていきます。それがはたして誰にでも良い楽器なのか?
全体のバランスを良く作るだけでも充分だと思います。バスバーそのバランス自体が、難しい事です。

イ、の場合は、製作上では、バスバーをあまり高くせず、普通の高さ、幅にし、バスバーを接着する前に、その周囲をその周辺より 少しだけ薄くしてあげると、低音が良く鳴ります。

その時に大切なのは、バスバーを付けて、重心が、中心かより中心に近くなるようにします。
簡単そうですが、なかなか無い楽器です。
また、ある若手製作者さんが、ある楽器屋さんから聞いた・・・・裏板のある部分を薄くすると低音が鳴ると・・・と・・・・おっとっと・・そういえば・・
その楽器屋さんは親しい人で、そんな事をだいぶ前に一杯飲みながら雑談で、話したことが有った!
その事は、そこだけが低音に良い訳ではなく 表板も関係し、左右のバランス、結果左右に振動しやすくなる・・・と詳しく説明はしなかったが、それも、そこからいろいろな発展が有るんでしょう!良く有る方法です。

ロ、は、シークレット オブ ストラディヴァリ&デルジェズまたは、長年の製作者、それぞれのノウハウと言う事になります。


余談・・・ヴァイオリンの板について・・板が厚いヴァイオリンは鳴らない???について
板が厚いとは、厚い場所と薄い場所のメリハリ=差が少なく全体に厚い楽器だと思います。

一般的なのは
表板では通常中心で3.2mm前後~端で2.7mm程度、裏板で中心4.5mm前後~端2.6mm前後くらい
それより厚いと厚めとなります。

単に厚いと鳴らないという訳ではなく表単独、裏単独の音響的なバランスが良く、表・裏のバランス相性が良ければ、厚い板でも良く鳴ります。
私の例では、裏板が6.7mmでも良く鳴りました・・・ただそれを鳴らすには、鳴らす特別な全体の構造的なテクニックがあります。  そうは言いましても裏板4.5mmと6.7mmを比べますと、弾く技量も関係もし、力も必要になります。鳴らないというより厚い分の強力なパワーが有るので弾くにも それなりにパワーも必要になる・・・・鳴らないという意味より 鳴らし方が難しくなるという事になり、鳴らないではなく 鳴らせない 鳴らせにくいとなり、鳴らないとは根本的に異なります。
単に厚い楽器では、鳴らしにくいではなく、鳴らないという事になります。

薄い板の楽器は、鳴り易いが 直ぐに弱って鳴らなくなる・・は  全体に薄ければ単純に鳴るが芯が無い鳴るだけで魅力ながいパワーが無い鳴りになり、確かにすぐにヘタルでしょう。
あきらかに近くでは良く響くが遠くに音が飛ばない!

ストラフェィヴァリウスや、グアルネリの表板は、1.8mmや2・0mmは当たりえです。しかしその薄い部分を支える部分は3.5mm(普通2.8mmとすれば)あったり、4mmあったりします。
また全体に平均して薄くても、それに強度が出るような仕組みを音響的に組み込んでいます。
薄さの中に強度を作っています。
そういう楽器は薄い部分はとても薄くても弓の抵抗が大きく強い音が芯から出せ、しかし必ずしも力が要りません。そして弾く人には特にE線は、すこい小さな音に感じますが、実際には1mも離れると強い音が出ています。耳に良い音色です。

音響的な仕組みを熟知した結果薄い部分が多く良く鳴る楽器(=名器)は そうは簡単にヘタリません。
それでも、そういう楽器=そういう構造の楽器特にオールド名器は使わない時や、練習、本番が終わった時E線や、全体に半音くらい弦を緩めておく、優しさといたわりが有れば 弱りません。
(音色が回復する時間を逆算に、弦を半音戻す必要もあります・・すぐに本調子にはならないため)

単位10% 20%薄く作れば、鳴り易く 弱り易いという事です。
単に10% 20%厚く作れば 鳴りにくく、重い楽器になります。

3年弾くと鳴るようになる・・良く鳴る楽器は だいたい完成時から良く鳴ります。ただ新しい木材や、魂柱の長さ入れ方などではそういう事が慣れるまで3年かかる弾き込みが必要な場合もあります。
構造的に良い楽器は、最初から良く鳴り、年月の経過とともに、音質も向上していきます。

3年弾くとか1年弾けばは、どんな楽器でも3年も弾けば鳴らない楽器でも少しは鳴りは良くなるでしょう!と思います。







ヴァイオリンのE線が鳴らない
by cremonakuga | 2014-10-24 16:16 | ♪♪ Vnの音と付属品 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリンテールピース出来上がり!

久我ヴァイオリン工房


ストラディヴァリモデル新作ヴァイオリン・・la primavera用のテールピースが仕上がりました。
重さは、フェレンチタイプのペルナンブーコより重い感じで、
密度が濃いことが分かる。
黒檀と同じくらいのようです。
なるべく細身に仕上げました。

黒檀を埋めました。

楽しく作れましたので、良かったです。
柘植の虎目が有るので、作ってみたいです。
さぞ美しいでしょうね・・・

これでも、最後に表面を、硬い道具で擦ると、美しく光り出します。

次は、もう少し穴の輪郭を綺麗に仕上げよう! 小花彫刻を入れる前
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Cremonakugaの刻印を・・・なんでも押したくなります♪♪♪
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3か所に小さな花模様を彫刻しました・・・la primaveraなので目立たないように
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ペアでペッグにも目立たないよいにワンポイントで花のマークを彫刻!
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by cremonakuga | 2014-10-23 20:04 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリン・テールピースを作る

久我ヴァイオリン工房

La primaveraのテールピースを作る。
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問題の、割れ、節は、ラッキーにも逃れられた・・・
節は、紙1枚くらいで、消えた・・・・が、密度が濃い部分が残ってしまった。
味と言えば、個性と味になりますが・・・どうでしょうか???
割れは、力的に問題無く、上手逃れられ、消えました。 しかし、色が濃くなったときに、
目では見えなかったものが どこかに見えてくることがあるので、
最後の最後にアウトにならないと良いのですが。
端の端なので、これからアウトラインをもう少し削るので、
完全になる予定です。
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by cremonakuga | 2014-10-22 18:32 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリン用のテールピースを作る・・・

久我ヴァイオリン工房

今日は、雨です~♪
なかなか合ったヴァイオリン用のテールピースが無いので、
エ~作っちゃえ~♪
・・・・・と
シュッツ、シュッツと切って シャァ シャァと削って、

最初の表面予定
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ヨ~!
節と、き裂が出てきた!

柘植には良く有る事なので、驚かないけれど・・・
さあ どうしよう・・
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最初に予定した美しい年輪と木取り面は、
テールガットの隣にき裂がそうです??
削ってみないと分かりません??節は、内側にすれば、無くなるかも知れません??
また、外側にしても、ななめにカットすると無くなる部分かも分かりません。


最初の・・・裏面予定キレツと節が・・・
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選択肢は、美しい木取り、ではなく、強度との相談となり、き裂が、入らない確立が高い面取りに・・
・・・するしか有りません。
削ってみないと分からない・・・のはドキドキします。
何事も、楽にすんなり上手くいくと面白くない
・・・と負け惜しみ的な気持ちを含みながら

キレツが・・・
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結局、こちらが裏面になります。
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コーヒーブレイクタイム!

まあ、ここまで30分だから、時間的な損失感は無い。
1日仕事だと、どっと疲れます!

御蔵島の柘植です。
by cremonakuga | 2014-10-22 16:37 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリンの心臓部・・・la anima

久我ヴァイオリン工房

ヴァイオリンは完成しましたが、
本当に難しいのは、これからです。

なかなか完璧なピカイチ素材はないのです。生ものなので…(傾斜見本、長さ見本など保管します。後のために記録で2014viottitとして!)
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駒や、魂柱で、音がとても同じ楽器とは思えないくらいに変化しますが、
出来立てのヴァイオリンの場合、最初に発する音は、一番振動しやすい部分が振動し
それがその時の音になります。

つまり、この時点で、駒が良い、悪い、魂柱の位置がどのこうのと・・・
あまり神経質になってはいけません!
と・・・自分に言い聞かせます。

いつもの事ですから。

駒は、ボディーの音響に合った厚さ、形に仕上げたら、少し高めで済ませます。
1mmくらい高く。

魂柱は、もう4本作り替えましたが・・・・。
入れる・・立てる場所は同じ場所で、既に、いつでも決まっています。
魂柱は、あまり位置を変えないほうが得策です。
頻繁に変えると、ヴァイオリンの振動の図面が、変化し、音に良くないのです。
例えば、A線の低いポジションで振動するのに必要な部分以外の部分を侵略したりします。

つまり振動する時、振動しない部分が大切ですが、いろいろずらすと、ぐちゃぐちゃになってしまって、
めりはりが無くなってしまいます。
とりあえず良く鳴る楽器になってしまう恐れがあります。
・・・と私は思っています。
ボケルという感じになっていきます。
振動しなくて良い部分まで振動させることは、避けたい。

魂柱は、①1975年のもの②1985年のもの、③60年くらい前の物、・・と④不明のもの(おそらくそれ以上・・70年くらい前のもの)
結果良好だった④を予備にし、①の1975年のものをセットしました。

音質は④のほうが経年している分良く、E線は輝かしいのですが、少し線が細い・・、しかし、①の方が、パワーを感E線は、しっかりしています。

木材を、割り、角にし、角を落としながら円柱にします。
もう慣れましたが、ほとんど既製品が使えないのが困ったものです。
以外にバスバー材に魂柱に適したものがあたりします。
使わない表板に、魂柱の最適な部分があったりもし、
表板1枚が、魂柱1本になることも・・・・
私にとっては、ヴァイオリン1丁に2枚の表板を使うこともありました。
ですから・・とても貴重な魂柱です。
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by cremonakuga | 2014-10-19 22:45 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

新作ヴァイオリン La primaveraの音は??

久我ヴァイオリン工房
新作ヴァイオリン
ストラディヴァリウス1709 Marie Hall-Viottiモデル
セカンドヴァイオリン
La Primaveraは
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指板も付き、ナットも付き、溝も出来ました。
溝は、E~G弦の幅は16.5mmより少し狭くしました。

ナット位置での弦の高さは、
E線で、4.5mmくらい
A線で、5.5mmくらい
D線、G線で7.5mmくらいにしました。
EからGで、5~8mmくらいが基準ですが、指板の反りを加味すると、その反りと、駒の高さで
微妙に、高さは調節しないと・・・・と思います。

駒は、今作っていますが、有り駒で音を出してみました・・・
予定より1mm低い駒・・おまけに足面が少し合っていません。
ナット溝を切るために、仮に弦を張ってもました。
ついでに音も出してみました。
最初に感じたことは、思った通り、予想通り、E線の音が、飛び抜けて魅力的で綺麗です。
カラッと飛び抜けます。
そして
ハイポジションまでしっかり出ます。少し耳苦痛を感じるくらいに出ますが、
だんだん、ニュアンスが出てきて耳に優しくなってきました。
G線は、バスバーが安定していないので、ただ強く鳴る感じ、少し硬い音ですが、
1時間も遊んでいると、柔らかさが出てきました。
やはり強く鳴ります。
もう少し引っ込んでいただきたい感じです。

A~Dは、D線は、クリアーな音色で、良いのではと感じています。
A線は、まだE線ほど魅力的な音を出していません・・普通といった感想です。

E線は、カラッと響き、とくにフラジオなどは美しい。開放弦の残響も長く伸びます。
重音も綺麗に出ます。

そうそう弦は有りあわせの、オビリガードです。


まずまず、張ったばかりで、これだけ、ストラドの特徴のE線が出たので安心しました。
前作、今回の作・・別世界の音のようです。
自画自賛かも知れませんが、本物ストラドのような響きです。
今のところは素晴らしく良いです・・・・今のところは・・・・・!

前作のViottiと比べて、今回のは、表板が、密でオリジナルに似ています。前作は、表板を、マスキオ材を使ったため、オリジナルとはまた一味違った、良さが出ました。
前作は、材質の特徴がでて音色は柔らかく、今回のは、特にシャープさが、出ています。
どちらも、良い結果を得られました。
駒をつくってからオリーヴを張ります。

写真は、そのままの色が再現できています。
足しても、引いてもいない見たとおりの感じです。
自然光です。
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by cremonakuga | 2014-10-18 15:53 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

指板・ナットが付きました。

久我ヴァイオリン工房
ペッグ穴が開き、ペッグも作れました・・
エンソピンもです。
そして、指板が接着され、ナットも未処理ですが、接着されました。
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ペッグが水平か???どうか???
66才、遠視・乱視・・・いやはや、良く見えません・・・
少し斜めってしまったか???許せる範囲ではありますが・・・
この先、どうなるんだろうか???
それも、ヴァイオリンです。
ガタガタなヴァイオリンになったとしても、それも人間の歴史です。
思い出しましたが、クレモナの学校で、3年生の終了課題で、ブレシアの製作者のヴァイオリンを調べました。
友人のマルコ・ノッリ氏の所蔵するヴァイオリンを、お借りしレントゲンを撮り、厚さを測り、データを収集したが、そのヴァイオリン製作者の晩年の亡くなる前の作も見せていただきましたが、
ガタガタでしたが、人生、情熱を感じる、なんとも味があるヴァイオリンでした。
見えなかったんだろうな??手元も震えていた痕跡がパーフリングあたりに見えました・・・そう思いました。
ノッリさんは、最晩年の・・それが好きだと言っていました。
なんだか分かるような気がしました。
名前が思い出せないので、あとで・・・
そうBENVENUTO BOTTURIでした!

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Cremonakuga


by cremonakuga | 2014-10-17 15:47 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)