<   2014年 09月 ( 17 )   > この月の画像一覧

新作ヴァイオリンのテスタ

久我ヴァイオリン工房

なかなか・・・
やはり時間がかかります。
いろいろな角度から見て、検証し、削る・・
修正に修正を重ねると、だんだん小さく
小さくならないように・・注意しながら進行

大きめに作っていくと、修正が要る。
なるべくきっちりの寸法にして置く方が良いようです。
まだ、まだ完成前で、あら削りの中間くらいですが・・・線の甘さが気になります。
d0040395_1549401.jpg

d0040395_1550161.jpg

d0040395_1550181.jpg
d0040395_15503185.jpg

大きさが1mm予定より小さくなった105mmになったのでm箱の奥は、あまり掘り過ぎないように、質量を少し残す努力をした。
d0040395_15504448.jpg

箱幅は25.8mmです。
d0040395_15505515.jpg

d0040395_15511280.jpg

d0040395_15512551.jpg
d0040395_15513981.jpg
d0040395_15515094.jpg
d0040395_155212.jpg
d0040395_15521311.jpg

幅は27mmです。
d0040395_15522635.jpg

この奥が、良く見えなくて、なかなか綺麗に進みません・・が、後でもう一度トライ!
d0040395_15523622.jpg
d0040395_15524798.jpg


こうして写真にすると、問題個所が見えてきます。角は後で落とし滑らかにしますが、滑らかにしても、最初の線、形は、イメージの中に残るので、最初から、角を落としたり、滑らかにはしません。
アンテキザートでも、新作のように作ります。

しかし、写真にすると、荒が目立ちますね!
ancora lavoro tanto!
pianp piano

もう少しです。
本日は・・・
指板を削ります。
by cremonakuga | 2014-09-29 16:12 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ストラディヴァリモデル1709 “la primavera”2014

久我ヴァイオリン工房

テスタ=ヘッド・・・スクロールを作る・・・・・
結局、アバウトになっていて、毛引きしたラインもなんのその・・・
思うがままに削り出すことになっています。
d0040395_1655271.jpg

やはり、最後は、感覚が優先します。
写真とにらめっこしながら、細かなことにはこだわらず・・・
全体を見ながら、こじんまり仕上がらないように注意します。

どうしても、真似て寸法通りに収まらせようとすると、
ヴァイオリンが小っちゃくなってしまいます。
サイズが小さくではなく、小さい世界にとどまってしまうという意味です。
勢いがなくなってしまいます。
d0040395_1655795.jpg

集合! 集合写真
d0040395_1783148.jpg


自分のラベルがまだ・・・忘れないようにしないと♪
d0040395_179699.jpg





d0040395_16591639.jpg

d0040395_16593129.jpg
d0040395_1703457.jpg
d0040395_1705412.jpg



表板は・・・・プレート状態では、良く振動しますから、きっと良い音で鳴るのではと、期待・・・いや確信しています。 良い状態の表板だと思います。

裏板は・・・手でいろいろひねったり、曲げたりは、少し強い気がします。
もう少し薄くしても良いのではと思いつつ・・・もう少し薄くすると、1709年から1715年に近い関係になるようですが、1709年の個性を生かし、そのままにしました。

ネック・スクロールは・・・1709年、1710年近辺も、渦巻の幅が、現代基準の42mmではなく、40.5mm前後が多く、その分横からのサイズは大き目のようです。
この事は、どういう事か?と言いますと、目玉の間隔が狭い(40.5mmとか)という事は、振動数に関係します。

粗削り・・・後は、溝を掘る・・・・
d0040395_2221632.jpg

d0040395_2222753.jpg

d0040395_2223923.jpg

d0040395_2224927.jpg

d0040395_2225929.jpg

d0040395_223930.jpg

by cremonakuga | 2014-09-25 17:10 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリンのテスタ・・・・ピアノ ピアノpiano piano!

久我ヴァイオリン工房

pm:7:24

ヤレヤレ~
順調です。

d0040395_19171319.jpg

by cremonakuga | 2014-09-24 19:17 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

la primavera 新作ヴァイオリンのテスタ=スクロールは

久我ヴァイオリン工房

新作ヴァイオリン
"2014 La primavera”
アントニウス ストラディヴァリウス モデル1709

のテスタ=ヘッドは・・・スクロールは???
d0040395_13291888.jpg

アウトラインに沿って、丁寧に横面から90°を確認しながら、形を出していきます。
この工程は、何時も、大雑把にアバウトに、形を出していますが、
結局、こうした全体を 正確に決めてからの方が、仕事としては速く進みます。

アバウトは・・感覚、神経を絶えず使い、眺める時間が多くなります。
0.1mmの誤差が、どうか?確認しながら・・とにかく時間がかかります。
今回は、時間をかけ、正確に下処理を進めていきます。

渕の赤ラインは、再確認で修正部分を印を付け、再びここを削り、90°を出します。
今回のテスタは、オリジナルモデルの長さが、106.3mmが予定ですが、少し縮小するかも分かりませんが、
一般的な長さが105mmです。
なぜなら、材質が違うからです。

ヴァイオリン自体が358mm大きいので、バランスとしては問題ないのですが、ボディーとの音響上のバランスを取りながら進めます。

上手にテスタをボディー(箱)と合わせることができると、音がしっかりし、反応も速くなります。
かなり難しい作業です。

テスタのペッグとペッグの位置は、ある程度基準が有りますが、なるべくオリジナルに近い位置に穴を開けています。ペッグを通過した音の振動も音に大きく関係します。扱いやすいからと、あまり間隔を開け、ナットから遠くにE,A,Dが有ると、やはり良くない・・・
またあまり肉厚でも音の通りが悪くなります。
ボディーにニスを厚く塗ると音に良くないのは、周知の事ですが、テスタもまったく同じです。
美しくしたいとの思いで、スクロールの外面をしっかりニスを厚く塗り、箱の内部もしっかり塗ると、確実に音は悪くなります。

ヴァイオリンは、弦の振動は、エンドピンから、スクロールの渦巻の先まで、伝わり、音になります。どこか悪い場所が一か所でもあると、影響が出ます。

ペッグの素材で音質が変化することが、分かり易い、その一例です。

良く出来たヴァイオリンほど、その差が大きい事が経験値からわかります。
つまり、余分な部分が多く、あまり音響的にうまく出来ていないと、どこかが良くても、悪くても、あまり関係なく影響が分かりません。

しかし、精度が高く出来た時、(見た目ではなく、音響的な)どこか、ほんの少しの影響も、顕著に表れます。
いやになるほどに・・・・・
by cremonakuga | 2014-09-24 13:56 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリンのスクロールを作る・・・La primavera♪

久我ヴァイオリン工房



スクロール
記録に撮った、多数の写真を見ながら・・ああでも・・こうでも・・と・・
d0040395_13371165.jpg

現在製作中のストラディヴァリウスモデル1709
Marie Hall-Viotti 1709 No.2
の名前は、数か月考えてきましたが、
そのヴァイオリンの使われ方など用途から考えて、
希望に満ちた・・・
明るい・・・
元気が出る・・・
清々しい・・・・
ピンク・・サクラ色・・
ようやくたどり着いた名前が

単純に [春=La primavera]となりました。

このヴァイオリンは、
元気が出る音色・・作れる・・・ように
そんな思いのヴァイオリンです。

実際思った通りのパフォーマンスが得られるかは、未知ですが、
名前が先に有ったほうが製作する者にとってはイメージが定まります。

希望・元気・清々しい・・・は、求める音色として決まっていましたが、
イメージがまだでした。

やっと心が通う第2段階に入りました。

La primavera
La primavera

現在開催中のウフィッツィ美術館展で、そうだ
大好きな・・春だ!
何で気が付かなかったのだろう??

イメージする音色は???
まだ完成してもいないのに、もう決まっているんです。
材料・・厚さなどから見える音があり、聞こえているんです。

鋭くなく、しかしはっきりと遠くまで届くシャープな高音。
であってほしい・・希望的観測
中音域は、それなりに
低音域は・・硬くなく、しかし強く鳴る
春La primaveraであっても、
le quattro stagioni(四季)
la estate(夏)
il autunno(秋)
il inverno(冬)
の音色も出せる

そして反応が速い
・・でストラドを彷彿させる・・・♪
そうであってほしいと・・努力する今日この頃です。
by cremonakuga | 2014-09-22 13:46 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

新作ストラディヴァリモデル1709・・・Cremonakuga 'La primavera 2014'

久我ヴァイオリン工房

もうじき箱は閉じられますが・・・・
ライニングを付け、角を落とし、内部をプリーレ=掃除・・・し、
あとは・・・
ラベル=エチケッタを貼ってから

もう1枚を!
d0040395_21591058.jpg

今はストラディヴァリのラベルが既に貼られています。
箱の中にカメラを入れてシャッターを切る!
なぜか、自分が箱の中にいるような感覚を覚えます。
ラベルは、自家製の中世のインクで羊皮紙にプリント、
同じく別の中世のインクを羽ペンで、1の次に709と手書きしました。
丸印は、木製、手作りのを押す・・・

ニカワで接着しました。

スクロールにかかります・・・

いろいろ考えあぐね・・このヴァイオリンに名前を付けることにしましたが・・・
'La primavera' 春

暖かくなる季節
うきうき
希望に満ちた気持ち
春の祭典
四季の春
桜の季節
花の季節
緑が映える
春雨
・・などなど
気持ちを込め、そんな名前にしました。

人を、楽しませる、感動させられる、元気にさせる・・そんな音色のヴァイオリンに育ってほしい・・・と願を込めて・・・
by cremonakuga | 2014-09-21 22:01 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリン・・駒の頂点での弦の角度表

久我ヴァイオリン工房

(メモ帳????)

①355mmサイズのヴァイオリン
アーチ高15.5mmで普通に作ると・・・

ストップ195mm
ネック(ナットまで) 130mm


駒高・・33mm

弦長・・・328.5989197mm
角度・・・157.3077069°


駒高・・33.5mm
弦長・・・328.6730899mm

駒角度・・・157.0533567°

駒高・・34mm
弦長・・・328.7480038mm

駒角度・・・156.7992982°



356mmサイズ
ストップ195mm
ネック(ナットまで)
130mm

駒高・・33mm

弦長・・・328.5989197mm
駒角度・・157.3923951°




駒高・・33.5mm

弦長・・・328.6730899mm
駒角度・・157.1389631°



駒高・・・34mm

弦長・・328.7480038mm
駒角度・・156.8858185°
by cremonakuga | 2014-09-20 20:28 | ♪♪ Vnの音と付属品 | Trackback | Comments(0)

新作ヴァイオリンのバックが、サイドに付いた??!

久我ヴァイオリン工房

新作ヴァイオリン・・ストラディヴァリウスモデル
Marie Hall-Viotti1709  No2 のフォンドとファーシャが一体化しました。
木釘の穴の位置を正確?に開け直し・・・ニカワも新しくたっぷり用意し・・・・
上手く接着出来た!・・・・と思った瞬間????
ズレている????

木釘が折れてずれたのだろうか???
ちゃんと上下ポイントのクギは正しい???
d0040395_18562494.jpg

つまり、開けなおした穴が少しだけ、いやはやもともとの穴の位置が0.5mmずれていたようです。
0.5mmのズレは、左右の違いが倍になり・・
どう見ても・・・有り得ないヴァイオリンになってしまう。

即、剥がし、
コーヒータイムし、さあ・・・もう一度やり直し・・・
木釘作りから・・・で穴も開け直しで・・・

今度は完璧!・・・のようです。
完璧でした!

表面のコントロファーシャ(ライニング)の曲がり方を、もう一度ベンデイングアイロンで直し、型を外す準備を完了!
d0040395_18563711.jpg

d0040395_18564845.jpg

by cremonakuga | 2014-09-19 19:06 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリン製作・・・膠を水に浸す

久我ヴァイオリン工房

ヴァイオリン白木の板を接着する前に、もがく・・・
さあ・・・これで良いか???

最後に、もう一度確認をします。

特にヴァイオリン表板は、年輪の似通っているのを使っていますので、さして問題はありませんが、
裏板は、昔のような良い板はなかなか無くなってきています。
年輪の幅の細かな部分が、重要な部分にかかり箇所を再確認します。

特に薄くする部分に細かな年輪が有る場合、それより薄くしないといけない。
厚くする部分は、音色の影響は少ないです。
薄い部分が、予定より強いと、思った抜けが得られない。
d0040395_14404157.jpg

さて、ではどうするか?
隣を、スクレーパーで擦るか、指でなすり、その音を聞きます。
今回は、中央の中央部分付近は、3.5mmを3.4mmに2.8%削りました。
下部の2.5mmでは2%削りました。
3.7mmでは3.5mmになりました。
この事は、その面積?や、隣の厚さが厚いか?、薄いか?また向きは?年輪の太さ、細かさで、同じ厚さでも異なるのでケースバイケースという事になります。
耳しか頼ることはできませんが、
もし、しなければ、それはそれで 楽器の個性として材質が違う個性として良いのではと思います。

あえて言いますと、年輪が、特に広い部分は厚くしておかないと いけないということです。

私の場合は、私の求める音のためにします。
慣れているので、苦にならず、しゅくしゅくと処理を済まします。
上から下まで・・・・・・帯で・・・・!

この作業は、こういう事も言えると思います。
左右対称に正確に厚さを出し製作する場合、どこかが年輪の加減で、強くなる・・そこに左右不均衡が発生します。
どんなに正確に厚さを出しても、材料が木ですから、結果は、正確な厚さが、音響的に正確に再現されているかと言えば、そうはなりません。
そういう作業をする場合には、年輪が均等な木材を厳選せねばなりません。
しかし、木材が、後押しして音が良くなることもあります。
厚さを左右対称に作っても、結果的に年輪の加減で、左右非対称になっていて、良い音になることもあります。
その良さの方が多いかも知れません。

本物のストラディヴァリウスと相談し、木材の違いを、修正することは、音のレプリカを求めるには欠かせない工程です。
まさに人間力の仕事です。3Dプリンターには負けたくない!


ヴァイオリンの作り方は、表板、裏板は、左右対称な厚さに 教わります。 またいろいろな教本も、多彩な違いはあるが、左右同じ厚さに作るようう書かれています。もちろん製作学校でも そう習います。
いかに正確に左右対称に同じ厚さで作るか・・・が腕の見せ所となります。シンメトリーという事です。

 私が1995年に作ったヴァイオリンは、非対称な厚さで出来ています。 その前からそう作っています。
じつは、意識して左右対称な厚さでヴァイオリンを作った事がありません。確か そうだったと思います。
当時は、何それ???という認識が常識でしたが、最近、なにかと厚さ左右非対称楽器とか聞きます。
今頃、何を言っているのだろうか・・・・とその方面のベテランは思うのですが・・・・話が反れます・・
by cremonakuga | 2014-09-18 14:41 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリンの音つくりは、いよいよ・・・・

久我ヴァイオリン工房

いよいよ進行中の、新作ヴァイオリン・・・
アントニオ・ストラディヴァリ モデル アンティーク仕様
1709 Marie Hall-Viotti・・・
d0040395_1304659.jpg

2本目の表板・裏板の板厚調整が完了します。
ぜんぜん違う、表板・裏板で、作りましたが、
ほぼその音響上の、メインモードでは、同じような傾向を示すことが分かりました。

違いは、表板が、前回は、マスキオ材で有ったこと・・
・・・結果軽く仕上がった。M-2が、今のより、少し高い値を示しました。
なぜなら、横方向への強さが強いことを、まさに示します。
経年の差を加味し表板を0.1mm厚く作った・・・
寸法より0.1mm厚く作ったにも関わらず・・・

裏板は、前回は、少し年輪が、今のより少し広く、しかし強い感がありましたが、それは厚さの割に強さを持っていたことを示します。結果軽くなった。
今進行中のは、年輪が、違いますが、密度が有る感じで、その分重い・・
結果予定より、0.1mm薄くしました。

顕著な特徴は、前回も経験し、試案したことと、同じことを思い起こしましたが・・それはXモード(M-2)が離れる事! リングモード(M-5)は近づく事・・・

ハッチンスさんの作り方をしている人にとっては、・・「えらいこっちゃ!」という事に きっとなるでしょう・・・
なぜなら、近くするのが目標だからです。

この事は、プレート上状態にある板の、ある一点のモードでの事。箱になるとまったく別な事になってしまいます。

今回は、経年加味せず進行しましたが、結果その分を裏を薄くすることで、表裏のバランスをとった・・それでもまだ裏の比重を減らした方が良さそうで・・もう少し考えよう??????

オリジナルストラドは、今回の木材のほうが近い材料です。

私が、している事は、箱になって、表板のある部分どうし(M-2相当の場所)を合わせる事をしています。
4か所同じにするのではなく、オリジナルストラドに沿って、表に上と裏の下、表の下と裏の上合わせる事をしています。
ストラド総てがそうではなく、作っているストラドがそうなっているという事です。
この事は、ニスを塗ってHzが表板の方が上がることも考えています。
X-モードは1音くらいの差があります。 リングモード(M-5)はほぼ一致します。




2012
表 M-5 F20    M-2  D10 
裏 M-5 F+50  M-2  E-20
M-5の差・・・+30cent
M-2の差・・・+170cent




2014
表 M-5 F-50   M-2   C+140  ・・・・・     67g
裏 M-5 F      M-2   E-70   ・・・・・・ 109g

M-5の差・・・50cent
M-2の差・・・190cent


※100cent=半音、200cent=1音
by cremonakuga | 2014-09-18 01:31 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(2)