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ヴァイオリンの表板の作り始める・・

久我ヴァイオリン工房

ヴァイオリンA君の表板を、作り始める・・・・・・
(左右の年輪を合わせるため、捻じった状態で接着してありますが、結果必要最小限の厚さになり、片方は、外面の経年で色が変わった部分が、少し残るのが、心配ですが、まだ削るので大丈夫でしょう!
それより、年輪が捻じれたままだと、光が違って美術的にイケマセン状態になってしまいますので・・・)
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A君とは、ストラディヴァリウスモデル1709年のViottiモデルなのですが、・・・・
1715年のエッセンスを入れたい

1709年と、1715年どちらが良いか???
どちらも共通した音色と個性が有り、どちらも共通した厚さの考え方
しかし、共通しない実際の作り方などなど・・・・

考えるときりがなくなります。
実験器=ヴァイオリンで、1736年のモデルに 一部1709年の加工を施し・・結果はとても満足する結果だった!力強く鳴るようになり、音質自体もより魅力的になった・・・と私は思っています。
それに1715年の加工を、更に施したのが、現在のArcobaleno2008年製だ!
昨年の日本指導者協会のサマーセミナーでも、先生たちに評判ば良かった! 結果を受け、内部を更にを直した。
それが、1715年のエッセンスを加えた。
その結果、発音時、より力強い反応と、E年の音質が、よりオールド感が出たように思っています。
つまり、何年モデルか???
自分でも分からなくなっていますが、よりオールド的な音質になったと思っています。
そういうことで、これから、
1709にするか?1715にするか?決まります。
心は、1709年に、少しだけ1715年のエッセンスを足そうと思ってはいます。
1709年を維持しつつ、その性能を向上させるのが良さそうだ・・・

名前A君は、試案中です・・・
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ガシガシ削る、なまなましい風景・・・・イッシンフランに
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粗削りし、次に輪郭の厚さを厚めに出し、次に輪郭を出します。

※このヴァイオリン・・間に合えば、今冬に、東北で、メンコンが演奏されかも分からない・・・
形は出来るでしょうが、その後の音作りが、時間がかかります・・・・どうだか?????




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by cremonakuga | 2014-07-31 10:29 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリンの表板

久我ヴァイオリン工房
今回のヴァイオリン用の表板は、1995年のイタリア・ヴァル・ディ・フィエメのアベーテフィエンメ=赤樅です。
とても細かい年輪の木材ですが、マスキアトゥーラしています。

名器には、必ずと言って良いほど、この波打った年輪の曲がりがあります。その部分には、年輪に交差する方向へ強い組織が走っています・・その組織が、横方向と捻じれの方向への強さを作っています。またネジレで強い組織の年輪が曲がることで、長さが増え、加えて強さを作ります。
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普通のアベーテロッソは、マスキアトゥーラは、ほとんど無く、年輪の幅が細かく、マスキオの木材は、少し年輪の幅が広いのですが、ストラディヴァリの使っていたアベーテフイエンメ材は、細かくてもマスキアトゥーラが有ります。ストラドのマスキオ材は、現代と同じような幅が広めの木材です。

細かくて、なおマスキアトゥーラした木材は希少です。
この木材は、ストラディヴァリが、使っていた木材に良く似ています。
その部分を、ご覧頂ましょう!

だからと言って、どう作っても良い音がすると言うものでもなく、目標の厚さに、理想の厚さに加工できる材質と言う事で、結果良い結果が得られるという事です。

この木材、伐採に余裕が無く、半分にカットすると、左右光方に差異が起きます。
少し斜めにカットする必要があり、手作業で、胴付き鋸で、慎重にカットしました。
厚さに余裕がないため、ジュンタ=接ぎ・・・には当て木を接着してからします。
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1995年は、あと1枚有りますが、こちらは、マスキアトゥーラは外部からは確認できません。

この木材は、今終わったコントロファーシャ=ライニング用のイタリア柳材ブロックです。
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by cremonakuga | 2014-07-29 10:41 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリン製作・コントロファーシャ

久我ヴァイオリン工房

コントロファーシャ=ライニングが付きました。
ストラディヴァリウスモデル、裏面のコントロファーシャが付きました。
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表面も、接着できる状態です。
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今日も、猛暑ですね!
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by cremonakuga | 2014-07-27 23:04 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

恒例・出張ヴァイオリン調整

久我ヴァイオリン工房

今日は・・洗足学園音楽大学まで、先生のヴァイオリンの調整に伺った。
これから、いろいろな音楽祭、サマーセミナーなどが目白押しで、その前に、
お願い!・・・とhelp meが入ったからです。
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ヴィオラの先生とのデュオの練習に間に合い、モーツアルトをレッスン室で聞いた!

ヴィオラは、1700年代ので、裏板が見えたが、虎杢ではなく、スラブカットのような表面で、美しい!
後に ま近で拝見させていただいたが、もっと大きなヴィオラだったのを、サイズカットしたらしい・・・
やはり、この季節、湿気、温度、デリケートで、難しいとのことで、
時期により、新しい別な楽器をお使いになるもよう・・・

ネックが、ガナーシェがこじんまり形が美しいし、色は、渋いオレンジ褐色といった古色で透明感がある、
ヴィオラそのものの音も、素晴らしい・・もちろん演奏も・・・素晴らしい・・
新作では、あり得ない音色をまじかで聞くことができ、
ヴィオラも、再び作りたいと思ったほどの熱いメッセージと、インパクトがある音色でした。
暖かく、柔らかく、繊細な輪郭が見える音色、音量も素晴らしい。

2丁の名器のアンサンブルは、観客私一人・・・という贅沢な!
譜面のチェック、演奏表現の摺合せ、譜面の書き込み・・・・は、リハ、ゲネプロなど良く同席するので、
音楽が出来てゆく時間経過が、とても楽しく好きです。

どちらかが、現代の新作楽器では、やはり音質は合わないだろうと思う。
私のヴァイオリンの音色が加わっても、馴染む???
そんな音色を作らねばと、妄想にふける・・・・・・

レッスン終了後・・・
肝心のヴァイオリンは、音を聞いて、課題が2つあると思った。
音の感想は・・・、E線の音が、響かない・・・音質の色気が無い

課題は
1、調整の課題
2、ガット弦他の劣化

音の感想は、先生と同じ意見だったので、
まずは、セッティング微調整を、数回
まず
トレブルサイドの音質を・・・
少し良くなった

バスサイドの音質を改善したら、E線が良くなった。

弦は、セミナー、音楽祭など通しでは もたないため、先に交換することにした
G線を交換し、
音は、がぜん良くなった・・
次にE線を
全体に生き返った・・・が

良い時の音には、まだなっていない。

再度、微調整をし、

1分も弾くと・・・しだいに素晴らしい音に変化した。
音の輪郭がはっきりし、音色も色気が出た。音量も・・・・
いつもの音が出た瞬間
これだ!と感じたが

先生も、OK!と
同じ感想で、、、、、無事調整終わりました。


今夜は、ここで、夕食をしながら・・
酒采房・・・久善・・・
このお店、なかなか落ちつく良いお店でした。
よもやま話しで、心地よくなったが、
外は、豪雨になっていた・・・・
ご親切に傘を貸していただいた。
帰りの、銀座線、東西線混んでいましたが、
冷房が強く、調子が悪くなりかけた・・・・
こんなこともあるだろうと
長袖来ていたが、それでも寒かった~


写真UPできず~涙!!
by cremonakuga | 2014-07-25 01:33 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリン横板は・・・あと1枚

久我ヴァイオリン工房

現在製作中のストラディヴァリモデル ヴァイオリンは・・・
ヴァイオリンの横板=fàsceは、あと1枚・・・
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今日も暑い一日ですね!
ロアーバウツ=inferioreの右=destraを残した・・・
今回は、inferioreは、左右1枚にしたかったが、曲げる余裕をみると、ほんに少し足りませんでした。
エンドピンの部分で接ぎをいれないと仕方がないです。
6個のブロックの面は、裏板=fondo側は、ほぼ完全に平面に仕上げています。
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板の厚さは、完璧に1.1mmにしましたが、曲げの段階で、水を付け曲がった後、少し膨らんで1.2mmになっています。
乾いて、今1.15mmくらいです。
ブロックには、正確に接着されています。
横板の外側は、カンナがけしてあり、ペーパーの必要は有りません。木賊がけは、毛羽たちを押さえるため必要になります。

一か所を押さえ、もう一方を手で、力を込めて延ばしながら、膠を塗り、横板を押さえ、接着し、剥がし、その時の接着力を感じながら、また膠を塗り、同じことをし、接着力を感じながら、2~3回で、手ごたえあり、本接着します。
ブロックが、柳で、染み込みやすく、1回目は、染み込んで膠が残りません。膠は、あまり濃くせず、染み込まなくなったら、たっぷり塗り、完全に、強力に押さえ、締め、余分な膠を外へ出し、暖めて完了です!
3か所接着面は、タップし、同じ音がし、完全に隙間なく接着されている事を確認しました。ニカワが残っていたり、隙間が空いたりすると、確実に音程が違ってきて、最後に音響に影響します。
by cremonakuga | 2014-07-23 16:52 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

魂柱はご自分で調整すべからず No2

あああ
by cremonakuga | 2014-07-21 20:00 | ♪♪ Vnの音と付属品 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリン工房で地ビールを味合う

久我ヴァイオリン工房

工房長スイミングの後、誘惑に負け、美味しい地ビールに埋没!
千葉県九十九里の地ビール

・・・・・九十九里オーシャンビール・・・・・
アルコール分・・5%

興味津々で飲んでみましたが、
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スイミング疲れで、気が付かないまま・・・スヤスヤ波乗り状態で・・居眠りを・・・・・
山武市のビール・・・・
つまりいつもニスを作りに行く九十九里浜です!

バイツェンという種類です。
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by cremonakuga | 2014-07-21 16:47 | ◆食物・飲み物 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリン工房のパスタ・ボロネーゼ

久我ヴァイオリン工房の本格パスタ ボロネーゼ

ヴァイオリンはイタリアンテイストが、好き・・・・パスタもイタリアン
今日のPranzo=昼食は、生パスタに手作りボロネーゼです。
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ボロネーゼは、イタリアンレストランへ行けば食べられます。
また、レトルトでも、いろいろ・・行列ができる・・・とか、
いろいろ有りますが。

そこは、ヴァイオリン製作者です。
なんでも、作ります。
そこには、求める音・・・いや、味が有ります。
ボローニャで食べた味が忘れられない・・・・
そこで、作ってしまいました。

牛挽肉100g、
豚挽肉100g
フェイク・パンチェッタ60g・・・5mm~1cm角切り

微塵切り(あまり細かくせず、適当に)
タマネギ・・・半分
人参・・・半分
セロリ・・・5cmくらいの量

ポークブイヨン・・・1/2グラス
赤ワイン・・・1/2グラス
バター・・・ティースプーン
牛乳・・・1/2グラス
オリーブオイル
パルメジャーノレジャーノ
胡椒・塩適量
トマトペースト・・・18g
※パンチェッタが無かったので、厚切りベーコン両面に塩を振り、1日置いた!


パスタは、生パスタ・・・市販のもの100g


お味は???
やはり、本場の味です。パンチェッタが、フェイクですが、ぜんぜんいけます。
結局、パンチェッタ製造で付いた少しの塩のみで、追加しなかった。
ブイヨンの塩気、バターの塩気、赤ワインの味で済んだ!

複雑な味合いで、なんとも美味しいです。
味も、あまり塩からず、甘からず、濃すぎず、薄くなく、滑らかな味です。
もう少し、甘味が、あっても美味しいが・・・・甘味は、なにから出せるか????
赤ワインは、飲み残しのイタリアワイン・モンテプルッチャーノでしたが。
ワインの量を増やしたり、岩塩にすれば、味はもっと向上するでしょう・・・


100gのパスタ量は、私には少し多いのですが、
ragùは
3~4人分の量が出来ます。
残りは、冷凍しました!

ワインの量を増やすと、甘味も出るかも???

ワインを赤から白にしても美味しそうですね!




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by cremonakuga | 2014-07-20 15:52 | ◆食物・飲み物 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリンのコーナーブロックは・・・

久我ヴァイオリン工房

製作中のヴァイオリン・・・コーナーブロックは・・・・一か所気に入らず・・・やり直ししました。
やり直さなくても、リカバリー出来ますが、後の事を考えると、思い切って、すっきりやり直す・・・
やり直す方が時間的も速く、気持ちが良いため・・・・
しっかり接着されていて、トンカチで ガン~と叩き、やっと取れましたが、型の本体接着部分の補強修正した部分、柘植材で修正した部分は、ダメージもなく、綺麗だった!
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本来は、ブロックは、Cの内側の面のみ形成し、Cの横板を接着し、アッパー&ロアーは、その後に整形します。ブロックの先端が、変形するのを防ぐために、しかし、ストラドの場合は、そんなに厚くないので、(1.1mm)負担は少ないし、このブロックの場合、少し変形して、丁度良いくらいなので、想定内ということになっています。
デルジェズの場合、1.5mmとか、1.7mmとか厚い場合、どうしても、ブロック部分は、実際には1.3mmくらいにはなるので、付加は大きいので、片面づつになります。

今回は、全部整形してから、一度、外し、ブロックとの間に、和紙を挟んで接着し直しました。

Caffe timeは、エスプレッソ&バニラアイスにバルサミコで!
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by cremonakuga | 2014-07-18 21:58 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリンの型にブロックが付く

久我ヴァイオリン工房

ヴァイオリン・・・ストラディヴァリウスモデル・・グランデ=Grande
の型は・・・
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右下のプンタのブロックが付く部分が、少し中に食い込み、約1mm!
そこを、修正しました。

1mm中に食い込むと、横板の外側が、何も変わりませんが、ブロックの長さが、約1mm長くなります。
調整しながらブロックを付ければ良い事なのですが、そこは、考えずに作業できるように、まずは修正。
なぜか?

(微妙な隙間に膠で、木粉を埋め込み)
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今日は、柳材もブロックが付きました。
グランデは、文字通りグランデでGrandeは大きい

型自体が、347mmあります。
上下のブロックを含めると、350mm

(ブロックを除くと347mm)
横板1.1mm×2=2.2mm
オーバーハング2.2mm×2=4.4mm
アーチ分1.5mm
350+2.2+4.4+1.5=358.1mm

約358mmと大きいヴァイオリンです。
(柘植材を接着・・・剥がした時、具合が悪ければ、柳に交換しよう!)
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実際のストラディヴァリウスの型=formaGからコピーしています。

ブロックの お話ですが、実際のストラディヴァリのフォルマGは、

ネックのブロックの付けられる幅は、62mm
エンドのブロックが付くスペースの幅は48mm

また、コーナーブロックの上下の長さは、
上で25mm
下で24mm
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ブロックの長さは、ヴァイオリン製作で、いろいろなサイズがあります。
必ずしも、これでなくてはいけないという数字は、ありませんが、確実に音響を買えます。

先生のサイズに近くしておいた方が、失敗無いでしょう・・

このGを使ったヴァイオリンでも、実際のブロックは、これより小さいのが付いていたりします。
多分修理で、新しいブロックか?もしくはオリジナルかも知れない。これより長いブロックは、オリジナルでは有り得ないということが分かる。小さいのは、可能だが、そんな面倒な事は、ワザワザしないだろう!?
by cremonakuga | 2014-07-17 20:46 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)