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ヴァイオリン表板

久我ヴァイオリン工房
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久我ヴァイオリン工房の製作中のヴァイオリン表板は・・・・

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この段階で渕の厚さはまだ、4.5mmから5.5mmあり、1mm以上厚さがあります。
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渕が厚いということは、全体のアーチは緩く見えます。つまり実際に見えるより、上部がとがったイメージにしておくと、渕を削って低くなったとき、ちょうどよくなります。そろそろ等高線をひき、左右を確認しようと思います。
ここまで、目だけで、実際の写真を見ながらアーチを作っています。



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by cremonakuga | 2012-09-29 14:17 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

Viotti表板が、少しずつ形に

久我ヴァイオリン工房
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VIOTTI 1709・・・表板が、形になってきました


アウトラインは機械的に作業ができないので、プンタは余裕をもっています。ここで全体的に横板からはみ出す寸法は、0.5mm~0.7mmくらい余裕があります。
大方 膨らみが出来たら、中を彫らずに、仮接着します。

のみで、粗削りし、カンナで均しながら形をイメージします。
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音が聞こえてきそうな気がします。
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by cremonakuga | 2012-09-28 20:10 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

美しい木の香り

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1709年 ’Viotti'

ヴァイオリンの製作過程で、木をカンナなどで削る時に出る、鰹節のような薄いケズルカス・・・・
木の香、透けて光を通す色彩など、製作しているからこそ味あうる時間です。
この瞬間が、私はとても好きです。

よくヒノキの香りなどが知られていますが、この木はヴァイオリンの香りと言えましょう。
300年前の名工達も、同じ北イタリアの同じ場所で産出された、木を削り、同じ香りを心地よく感じていたに違いないと思う今日この頃です。
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木が黄金色に光っています。
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いい香りです!
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by cremonakuga | 2012-09-28 12:55 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

表板を接ぐ

久我ヴァイオリン工房
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’Viotti'モデルを作る。

表板を接ぐ・・・・
今回は、バンコ=作業台で、接ぎました。

接着し、30分後くらいに いったん外し、接ぎ面を確認し、アルコールランプで、軽く熱して、再度固定しましました。
熱しすぎると、剥がれて、やり直しになるので、要注意です。
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by cremonakuga | 2012-09-27 21:45 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ストラディヴァリモデルの表板に仕掛かる

久我ヴァイオリン工房
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・・・・・・・・・・・・ヴァイオリン製作・・・・・・・・

アントニオ・ストラディヴァリ1709年 ’Marie Hall-Viotti'1709モデルを製作・・・・・・・・


表板は、裏板との相性で2005年の板を使うことにしました。まだ7年ですが、この板は十分に使えます。とても軽く、最高に良い材質です。


まずは のこぎりの目立てから・・・・良く見ると、刃が欠けていたり、丸まっていたり、見た目綺麗ですが、大分使いました。 そして切れ味が、良くなりました。
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1人力で、ひたすらノコをひきます、涼しくなりましたが、この作業は、汗・汗・汗・です。
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あと少し・・・いっきにカット!
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二枚を、ニカワで接着しますが、接着面をカンナで 大方ならし、接着は明日に・・・

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ほぼぴたり!明日もう一度、面を綺麗に整えましょう~
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接着面の断面です。横に光るラインが、中心から外へ流れる組織です。通称マスキオ(雄)材、ヨコ方向に強い板で、普通より、少し薄く、軽く仕上げられます。
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by cremonakuga | 2012-09-27 11:53 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(2)

ヴァイオリンのような携帯が直った!

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まっかな携帯電話


ヴァイオリン製作とは関係ないのですが、使い慣れていた携帯が壊れてしまい 修理が無事直って受け取り、見事に復活した。

データも戻してもらったはずでしたが??電話の着信発信などの履歴は、消えていた。ガッカリ・・・
メールの履歴は残っていた。アドレスも無事だった。やれやれ・・・・・

今はタッチパネル式というのでしょうか?が主流ですが、どうも指で触る なする形式が、どうも気に入らない、なぜなら、指紋など画面が汚れるのが性に合わない。古い人間なのか、どうもガラス窓や、グラスなどに指紋を付くのと同じような感覚だと思う。

おまけに人間が枯れてきたせいか、水分少ないのか?油分が少ないのか?銀行などのタッチ式では、反応が悪くなっている・・・現代から取り残されそうです??。

出来れば携帯も持ちたくないのが本音。無いと困るし便利は便利なのですが・・・・・

壊れた状態
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ピカピカに新しいケースで復活した状態
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シンプルで綺麗な赤。
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by cremonakuga | 2012-09-27 11:39 | Trackback | Comments(0)

忘れていたストラディヴァリウスの写真発見!

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'Stradivari'

クレモナ在住時に、ストラディヴァリの展示を撮影したものですが、部屋の片づけをしていて、忘れていた写真を発見!特にアーチを参考にして見て記憶がよみがえります。また、アーチの立ち上がりが年代で大きく違うことを比較したことも記憶にあります。写真をデジカメで手持ちで複写しています、おまけにガラスケース越しですので解像度は少し落ちていますが、①のストラドは、楓の虎杢が とても美しい。 

確かライカM-3で、モノクロームフィルムで撮影したものです。 以前写真何枚かすでに載せてあるかも?????

ストラディヴァリウス (ライカーM3?)


①このストラディヴァリウスは何年のだったか??表の縦のアーチは、普通に見えますが、実際に見るとネックの付け根からの立ち上がりが、すぐに立ち上がり、写真よりふっくらしています。実際に見ないと分からないことです。クレモネーゼも写真で見るより膨らんでいます。
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写真で見てこれだけ膨らんでいると、実際は、もう・・かなりです。しかしこの膨らみは音質に大きく貢献します。
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⑤これは③と同じ楽器です。
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⑥縦のアーチは、立ち上がり、少しなだらかに見えます。全体は魅力的なカーヴです。
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記憶では裏板の、特にC部分の横アーチ、立ち上がりが、若い年代からの変化が良く分かった。アマーティに似た立ち上がりから、変化し、ふっくらしていく様子が顕著にうかがえて、一同に見ることの意義を今でもはっきり思いだします。つまり、だんだんパ^フリングからすぐに持ち上がるようになります。若い時はパーフリングから少し下がって内カーヴから外カーヴになり上がるように見えますが、晩年にいくにしたがって、パーフリングからの内カーヴがすぐに緩いが外かーヴに変化します。それは圧力に強く、薄い板を最大限にカバーする形にしています。









並列で並べるのは、気が引けますが、これはこれで良いと思いますが、ネックからの立ち上がりは、直ぐに緩く立ち上がるのも、また別な美しさがあり、音質も別な変化を期待できます。
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by cremonakuga | 2012-09-25 00:33 | Trackback | Comments(0)

コントロファーシャ=controfàscia=ライニング=lining やっと片面すべて接着。

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アントニオ・ストラディヴァリ1709年 / Stradivarius, 1709 ex "Viotti-Marie Hall"  再現製作中です。

久我ヴァイオリン工房製作中のストラディヴァリウスモデル’ヴィオッティ’

今回の材料の違いをどう修正するか???あのG線の響きからD線A線・・そしてE線の響き方が記憶とどう同じよに仕上がるか、またどう違うか?とても楽しみです。その個性が形となって、音を生む瞬間が、待ち遠しい。

ヴァイオリンの裏板側のライニング(コントロファーシャ=controfàscia)が、やっと付きました。
接着後、微妙な箇所は、微調整します。
コントロファーシャは、ブロックと同じ、柳材(サリチェ=salice)です。

微調整、修正は、クランプ、ゴム付洗濯バサミなどで!(その時によりいろいろな道具を使います)

久我ヴァイオリン工房のストラディヴァリモデルです。 Modello: Stradivarius, 1709 ex "Viotti-Marie Hall"
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ロアーバウツ裏面・・・左側が、顎当て側です。
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締めている部分は、アッパー側のトレブルサイドです。
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洗濯ハサミは、片面曲面や、両面曲面などにしてありますが、片面を使います。

最近仕事が、遅くなりました・・・・・まあpiano piano行きましょう・・・・・



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by cremonakuga | 2012-09-23 15:00 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ブログCaffe o Te? ご入場ありがとうございます。

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昨日で、このブログ Caffe o Te?へ おこし頂いた方が、78.000を超えました。
つたない内容ではありますが、ほんとうにありがとうございます。
これからも、私なりに、私なりの視点で、ヴァイオリンを掘り下げていきたいと思います。
なかなか、核心にふれる事は、私のヴァイオリンそのものなので、そのまま書けませんが、それとなくヒントになることを書こうと思います。
感じとっていただけましたらと存じます。
今後も名器に近づく努力していきたいと思っています。また、関係ない あれこれCaffe o Te?
写真を沢山載せられるよう・・・そう思っています。

                              Cremonakuga violino KUGA Kazuo
by cremonakuga | 2012-09-20 15:41 | Trackback | Comments(0)

久我ヴァイオリン工房・ストラディヴァリウスの音を聞きに

久我ヴァイオリン工房
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    久我ヴァイオリン工房勉強会
・・・・・2012年ストラディヴァリウスコンサーへ・・・・・・
2012年9月10日(月)・サントリーホールにて


友人で、Cremonaで一緒だったM工房のMさんを誘って鑑賞しました。
今回は、前回に比べ、出演者が少ないいのと、楽器も少なかったので、個々の楽器の音質を聞き分けることの楽しみが・・・少し残念でしたが・・・・
それでも、久しぶりのすばらしい音、音楽を聞くことが出来て楽しかった。休憩の赤ワインが効いて、後半は心地よさ襲い瞑想しながら聞いた。


やはり、年代別のストラディヴァリウスの音質が、その年代と、製作内容で、顕著に、わかるのが面白かった。
例えば、最初のAntonin Dovorak(1841~1904)の
2つのヴァイオリンとヴィオラのための三重奏「テルツェット」では、おもしろかった。
中央が、東京クアルテット磯村和英さんパガニーニの所有していたパガニーニクアルテットの中のヴィオラ1731年と、左にヴィヴィアン・ハーグナーさんの1717のSasserno、右に、有希・マヌエラ・ヤンケさんの1736ムンツ、

1736は、当然低音が、1717は もちろん高音が光った。そう作られているから予想の通りでした。
ヴィオラは、気品があり、とても良かった。
最後の弦楽八重奏・・・メンデルスゾーン・変ホ長調 作品20ではヴィオラが2挺、一挺は同じ、パガニーニクアルテットの1731もう一つは、アーキント1696年(英国王立音楽院)、アーキントは最近私が作ったトスカンとほぼ同じ大きさです。(横板の高さがアーキントの方が低い=内部空間が狭い)
耳を澄ましてアーキントの音を拾った・・・・私の好きなのは1731年の方が好きな音質だった。

久しぶりのサントリーホール席の2階席のL席の一番前で、良く見え、良く聞こえた。

時々、耳を澄まして勉強することが、製作者にとって、とても大切です。


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by cremonakuga | 2012-09-19 00:33 | ◆ヴァイオリン・コンサート | Trackback | Comments(0)