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裏板を、接ぐ準備

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久我ヴァイオリン工房

バロック・ストラディヴァリ モデル

横板のライニング片面、接着完了。

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あて板をして、専用クランプで固定します。
洗濯ばさみは、あまり使いません。Cre,monaの学校には、洗濯バサミ(ゴム・・・タイヤのチューブらしきゴムで強化したもの)
が沢山有りました。
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裏板の接ぎをする。

…・・その為に、接ぐ部分を鉋で調整する。

これは、ただ、手で合わせただけです。
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裏板は、通常長方形の材料を割り(切り)
中央で接ぎます。
…・この材料は、一部無くなっている部分が有りますので、
何時もとは、勝手が異なります。
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なぜなのか…・欠落している部分は、横板を取ったからです。

厚い材料は、スライスして、横板が取れます。
そうした横板がセットされています。
しかし、そうした材料がいつも最善かは、個体差があって、
検討が必要です。

この方法は、虎杢が端まで綺麗で、年輪の具合が良い場合、
この方法が、可能です。
そして、メリットは、ここは年輪は、普通は他より広めなので、
硬過ぎることが、ありません。ここを使うことは、そうした音響面でも良い場合があります。
間違いなく、同じ材料を使うことが出来ます。
材料を選ぶ場合は、厚さがたっぷり有って、幅が広く、虎杢が端まで綺麗なものは、
安心できます。

表板候補・・・・ファーストクラスの材料ですが、マスキオで、模様が少し少なめです。
昔の名器は、良く見ると、どこかに、写真のような年輪のうねりがあります。
ストラドも、殆どこれらを使っています。軽く、強くて、良く響きます。
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緋コスモス満開・・・・ちょっと寂しい満開です。
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by cremonakuga | 2009-06-30 18:49 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(4)

ヴァイオリンのライニングを・・・・

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久我ヴァイオリン工房

バロック・ストラディヴァリ モデル

横板のライニングを曲げる。


溝を切ったところです。

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組み込むところ・・・・・試しに・・・・・・
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ブロック部分に組み込むのは、この道具で・・・・・・パーフリングカッターです。

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エンドピンのブロックです。
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仮止め・・・この後、膠で接着し、余分な部分をカットします。

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ライニングは、横板が表板、裏板に接着される部分に

言わば、のり代のような部分、横板の厚さ+ライニングの厚さ=約3.0mm

幅は、約8mm、厚さは、1.8mmから2mm

アベーテロッソ(表と同じ赤樅)や、サリチェ(柳)が使われます。

ストラドは、柳を使っています。

デルジェスは、アベーテを使っています。

横板の幅が、31mmとすると、
表板から、8mm、
裏板から8mm
中間の15mmは横板のみになります。

柳は、新しいものは、簡単に曲がります。
一気に、曲がり、時間もかかりません。

一度熱を通すと、その後は曲がりにくくなります。

折れる時は、パリッ!とか カリッ!・・・簡単に割れます。

しかし、柳は、焦げ易く、横板の時より、温度を下げないと、すぐに焦げます。

古い柳は、簡単に曲がらずに折れ易くなっていて、一旦、水につけ、
十分水分吸わせてから、時間をかけないと曲がりません。
…・・したがって、温度を下げ、急がずにゆっくり、指に感じながら、曲げます。

赤もみは、あまり水分を含ませると、ぐすぐすになって、折れ易くなる場合もあります。

焦げて硬くなると、その部分は、実際3mmの厚さであっても、実質的に、

3mmから4mm,それ以上、厚くしたよな 好ましくない状態になってしまうかもしれません。

役目は、主に
①1mm前後の横板では表・裏板に接着できないため、接着効果の糊代の為、
②厚さ1mm前後の横板の補強
③表・裏板の振動をライニングの付いた横板を連絡し、お互いに伝達する音響的役目、と同時に 箱としての強度を上げる、音響的役目、
などが考えられます。


…・・横板・ライニング部分の断面の幅が、3mmも無い、横板だけのような、危ない状態に楽器でも、ちゃんと!?音が出ているのを聞いたことがありますから、
余分過ぎる方が、問題が大きそうです。
ここも、音響上大切です。



ライニングは、ストラド、デルジェズは 音響・構造上タイプが違う使い方をしています。



☆、横板の端の部分は、斜めにカットした部分がぴったり合わさるようにし、収縮などで合わせが開きにくくしています。
・・・・・・・・・・ここは ネック側のブロック部分です。
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by cremonakuga | 2009-06-28 21:29 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリンの横板を接着・・&・・・表板を選ぶ!

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久我ヴァイオリン工房

バロック・ストラディヴァリ モデル

表板候補をストックからオーディション!合格候補

マスキオなのですが、かなり模様が出ます。

音響には良いです。


ヴァイオリン用として 貴重で最高の北イタリア材です。
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断面に入っているこの部分が、表板に光りのような模様になります。
音の伝達が非常に良く、軽く、強い。 魂柱も これから取ります。
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横板の接着をすろ。

横板の接着は、ブロック部分に接着しますから、

ブロック部分が重要になります。

いつも、ここが…・あそこが…重要!

……と書いていますが、どこも全部重要なんですけれど。

ブロック部分の、横板が薄いと、ひ弱な音になってしまいます。

特にコーナー部分は、薄いと、力強くはなりません。



(横板はこれで曲げます。火であぶって水滴を落として、温度を見定めます。温度は、しだいに落ちるので、安心です。 電気のも持っていますが、電気のは温度が一定でないため、低めで使います。)

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(接着)


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この後、同じ部分の横板の端、コーナー部を背接着し、全部を終了しました。
この部分はネックが付く部分です。バロックなので、ネックは仕込みません。


外からは、見えないからと言って、もし極端に薄くなってしまうと

あまり良くはありません。

厚過ぎても、やはり良くありません。

箱が出来た時に、どこのコーナーを音程的に差をつけるか、

どこと どこを合わせるかで、横板が弱かったり、強かったりすると

修整に苦労します。

イーヴンにしておき、最終で,差をつける余地を残しておきます。

※新しい、S社の水着は、アマチュア向けと、思って軽く考えていましたが、なんと

装着に一苦労! 噂どうり、フィットと言うよりは、かなりきつい~  ヒィ~

失敗したかも?????健康のためのスイミングが、

苦痛になりそうです。 水泳部ではないので…・・

水中で楽だと良いのですが………気が重い・・・・・


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by cremonakuga | 2009-06-25 02:43 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(2)

fascie(横板)を付ける

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久我ヴァイオリン工房の今日は・・・・・

横板の、中央部 “C”から接着です。
banco(作業台)に固定して行ないます。
片方を最初に接着する時、
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膠をブロック面に塗り、横板を
密着させたり、剥がしたりしながら・・・・
木口ではありませんが、柳材のブロックは膠が染み込み易く、
表面に膠が無くなって、弱くなります。
何度も、ペタペタ、塗って、剥がして・・・・

そうすると、しだいに接着力を感じます。
この状態で、ブロックに膠は吸い込みにくくなった訳です。

この状態で、しっかりと固定します。

アベーテロッソより膠を吸い込み易いので、
しっかり膠を使います。
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もう一方も同じようにしますが、横板の中央は、指で型に押しなでるように
密着させて、軽く固定します。横板の木口を、ハンマーで、コンコンと叩き、

より隙間がないようにし、しっかり固定します。

この状態で、型に、90°になっているか、念のためチェック!

万が一 ずれてくっ付いてしまうと、接着より、剥がすのに一苦労するためです。

今回は、ヒモでの固定はせずに、クランプにて行ないました。


庭のカサブランカは、肥料を与えていないのですが、毎年なんとか花が咲きます。
可哀想なくらい小さな花では ありますが・・・・・・・

一度は、完全に枯れた状態でしたが、根は生きていました。
カサブランカは、ハンフリー・ボガードとイングリット・バーグマンが、モロッコのカサ・ブランカで・・
・・・・・・・・こんなこと思い出すのは、人間、古いですね・・・
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by cremonakuga | 2009-06-23 18:14 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(4)

裏板カエデを 人力バンドソー?でカット!

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バロック・ストラディヴァリ モデル

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横板を曲げました。
曲げることには、

ただ、正確に綺麗に曲げることの他に、
忘れてはいけない事があります。

当たり前の事とは思いますが、

曲げる前に、思い通りに加工してあったとしても、
どこか おかしなところは無いか???再度確認・・・

自然な割れや、キズなども無いか????

また、ブロックに接着する前に、板をタップします。

無いはずですが,厚過ぎる場所など…・・
また、曲がった後で、その板が、どう変化したかを、確認しなくてはいけません。
熱を加えますから、部分的に、硬くなったりしますから、
そういう場所は、カーブが戻らないようにしながら、
水で、少し戻してあげたりもします。

私は、気のせいかそうしています。

☆横板は、裏板材から切り出しました。

スライスするほど、厚さは無かったので、アッパーになる部分から・・・



裏板のカエデ材を、二枚にカットしました。

鋸で、カットするのは、けっこう 時間がかかります。

人間バンドソーは、1人力なので


こんな時、ちょっと歳を感じます!

体力作りの為に、新しくスイミングウエアーを新調。

記録更新のために Speed社製を購入…・

…と言うのは、冗談で、

今までのが、ちょっと恥ずかしく感じるようになりました。

記録というのは、スピードでは無く、プールに行く回数の事です。



工房の庭には、紫陽花、確か槿(むくげ だろうか?)の花が
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庭は,光りが少ないためか、紫陽花など、いつも成長が遅れます。

近所では、満開ですが、やっと…ぼちぼち…

そう言えば、ブルーサルビアの成長も遅い…・

成長に必要なエネルギーは…・どこからか????

植物は、葉っぱに光りを受け、二酸化炭素を吸って、葉に でんぷんを作る。

そして それを、全体に廻しエネルギーとして 成長する。

小学生の時に習ったかも? 素晴らしい自然の力は

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by cremonakuga | 2009-06-23 01:51 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

横板を削る

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久我ヴァイオリン工房では

アントニオ・ストラディヴァリウス モデルのバロック・ヴァイオリンの製作を開始しました。


☆caffe o te からでホーム・ページまだの方は、右側の入り口からどうぞ!・・・・⇒・・
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私が、いつも考えながら、してきたことですが・・・・・・

製作で大切なのは、出来あがった音をイメージすることです。

その音色によって、どこを、どれだけ板を変化させるのか考えながら、

仕事をしています。

ある場所を,右と左、どちらを変化させるかで、同じ場所でも厚いか薄いかで180°性格が変わります。

高音に重点を置くか、低音に置くか、

ふくらむ低音か、強い低音か、

繊細な高音か、強い高音か、

繊細な高音か、

どんな倍音が欲しいか

例えば、表・裏板が、せっかく良く出来ても(音響的に)

私が考えるには厳密には、

この横板だけで、ストラド系の音を別の楽器の音色にしてしまいます。

反対に、デルジェス系の音質も別な音質に変えてしまいます。

ヴァイオリンのfascie(横板)を削る! 今回は、10年以上乾燥させたヨーロッパ材です。

それは、見た目だけでなく、これから始まる音作りへの導入部として、とても大切な部分です!


salice( ヨーロッパの柳)のzocchetti(ブロック)も 総て型に6個 接着されました。

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by cremonakuga | 2009-06-21 14:58 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリン型・FormaGを作る!

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久我ヴァイオリン工房・


新作ヴァイオリンの為に……

久しぶりに、ストラディヴァリの型を製作しました。

最近は、Pizza工房と間違われそうになってきました・・・ヴァイオリン工房で~す!


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1993年に作って以来かも知れません。

内型は、2004年に作った、作ったもの(未使用)を、修整しました。

修整も、けっこう手間と神経を使いました。

それに付随したものは、新しくつくりました。

Formaは Gパターンです。

IL CREMONESEも このGパターンです。

なんとか、裏板のカーブした長さで357mm以内に納めたいと考えています。
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基本的にはCassa chiusaですが、形のガイドと、最終のイメージの為に、

アウトラインの、半分の形も作りました。

ストラディヴァリも、けっこう紙を使っていたようで、これも厚紙で作りました。

また、何時もの如く、アーチのガイドも、作りました。 これは木製です。

ミラノーロよりも、表板のボンバトゥーラは、指板下のネックからの立ち上がり、膨らみは大きくなります。

実際に見ると、膨らみ度合いが、かなりの大きさである事に驚かされると思います。

Cremona市庁舎のストラディヴァリのそこばかり良く見に行きました。

現代では、一般的には、この部分は、あまり膨らませません。

それは、弱くなると言われているからのようです。

実際のストラディヴァリは、そこは、かなり厚くなっていて丈夫に作られています。

その部分を滑らかにすることは、とても音には もったいないと私には思います。

丈夫に作って、膨らみを持たせることで、独特の音色が得られると思います。

そのモデルと、予定する音色で、膨らみは変化させたほうが、求める音色に近づくと思います。

好き好きなのでしょうが!

ストラディヴァリの型、外からと内からのものです。(Cremonaのストラディヴァリ博物館より)
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☆やっと緋コスモスが咲きました!
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あ! ビニールホースが写り込んでしまった!
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玄関までのスペースが狭くなり、歩きずらいことったらありゃしない!!!

完全に、想定外でした……・・

バジルは、下部の葉は、使えそうにないようですが、上の葉は美味しそうです。
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でも種から、てしおに育てた可愛い、可愛い花とバジルです!

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by cremonakuga | 2009-06-19 17:31 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリン工房? お花工房?

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久我ヴァイオリン工房の お花は!!?

やっと撒いた種から、芽が出て、葉が・・・背丈が毎日めきめきと伸びています。
これは、緋コスモスです。右脇のは、ミントです。

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これはブルーサルビア! ???多分!
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これは、脇の山椒の収穫!
じゃこ山椒を作って、お茶付けを試そう・・試したい!?
秋の山椒の実は、皮を使えますが、青い実の味はインパクトがあります。
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鋭い棘がいっぱい有って、いやはや危険!
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by cremonakuga | 2009-06-04 00:31 | Trackback | Comments(0)