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ヴァイオリン横板と、ガルネリ・ハイフェッツの写真

ヴァイオリンの厚い横板を曲げるのに
一苦労でした!
フォーッ!
横板、如何ですか? 味わいが有るとは思いませんか? 良い音が出そうな感じ漂いませんか?
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写真は手持ちなので、歪んでしまっていますね、、、、
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揃わない模様が美しいです。私は好きです。
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見た目だけでなく、中身の音をいかに引き出すか、、、、音量・音質が良くなければ、
このガルネリを作る意味が まったく無いです。今回は白木で音を出してみようと考えています。ストラドモデルは、だいたい分かりますが、これは、考え方が大きく違うため、再度 剥がすかも、頭をリセットして製作しています。、、それくらい目標の高い取り組みです。
by cremonakuga | 2007-08-31 23:18 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリン製作と身体つくり の59才

ヴァイオリン製作者にとって、身体づくりは、とても大切です。
1日中、椅子に座りっぱなしもあり、どうしても腰を痛めがちになります。
若いうちは良いのですが、、、

また、カンナ、ノミ、鋸は、立ち姿勢なので、
変化と体力を使いますが、
身体全体を動かさないと、これからの長い年月を
作りつづけられません。
帰国後の自由のきかなかった、生活で溜まった、
メタボ1年分(気になっていても、疲労で運動出来ず)を この2ヶ月で解消、、、

食欲の無かった、痩せるチャンスを活かし、
マイナス10kgから現在マイナス5kgに、
腹筋も少し出てきました。

市の温水プールに通い、1000m泳ぎ
近所を、ジョギング、
ジムで、ボートこぎ、自転車こぎ、
自宅で、鉄アレー、腹筋、腕立て、、


不思議と、筋肉が付き、身体が締まってくると、体力も気力も強くなり、

今はイタリア時代のような気分が戻ってきています。

今月8月で59才になってしまいました。
ストラディヴァリは72才くらいで黄金期をむかえています。
まだまだ、ハナタレ小僧ですね この年では、これからです、、、

Cremonaでも剣道をしたくらい、運動好きな私では有りますが、 やっと自分に戻った感じがしています。

ここはCremonaのPoo川ではなく、八千代市の新川、ジョギングコースです。
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by cremonakuga | 2007-08-30 01:15 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリン=ガルネリ 製作開始しました。

ヴァイオリン=ガルネリ・デル・ジェスの製作を開始しました。
モデルは、主に Hifetz 1740年。
F孔は、もう少し、美しいのを参考にします。
横板の向きなどは、オリジナルのように。
横板は、 C部が厚さ1.5mm、他1.3mm
普通1.0 から1.2mm、アイロンで曲げるのに一苦労!
何枚か失敗しました。
それでも、デルジェスは緩いカーブなので、あのカーブでないと、
1.5mmは無理かもわかりません。、、、一人で納得。

このモデルは、表板3mm以上、裏板6mm以上なので、
上手く材料を合わせないと、鳴らない楽器になってしいます。

沢山のデルジェスを叩いたノウハウを、ぎっしり詰め込んで、
彼の癖も入れ、 あの音色に近い音、いやそれ以上の音色を
期待し、とりくみます。
やはりストラドモデルのオーダーが多い為、

初めての実験になります。

10年来の待ちに待った取り組みとなります。

出来あがり寸法354mmくらい。少し小ぶり。

表板は、30年もの、裏板も10年以上のを使用。
裏6mmを一緒に鳴らすのは、表にいかに合わせるか、
そして横板も合わせるかにかかります。
途中と、最後に、外から、削り合わせます。

横板は基本的に裏板を使うか、それに近い板、か
それより年輪の薄いか、広いものを選びます。
その方が、後から合わせ易いからです。
あまり仕事の綺麗なガルネリにならないように気をつけないと、、、、
そんな心配は、いらないかも、、、

製作者Kugaからdel Gesuになりきって、、、
彼の気分に なりきって製作します。
お楽しみに、、、、、
by cremonakuga | 2007-08-30 00:14 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリンの町なつかしの景色

ヴァイオリンの町Cremonaのお友達(Signora Luisa)のお店、ご主人も絵描きで、馬や動物、景色、を
奥様も絵描きです。お花の絵など小さな絵をお店で描いています。Cremonaへ行かれたらお土産に、ぜひどうぞ! セールスマンでした!
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by cremonakuga | 2007-08-23 01:24 | ◆旅行とヴァイオリン | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリンは耳で聞き、削る、本物の音を目指すには、本物の作り・・・・

・・・をしないと不可能では!


右耳は、指の腹で、軽く叩く時に良く使います。 低い音を
左耳は、指の関節で、小さな音やデリケートな音を、



ヴァイオリンを、厚さで作れば、作れない事は ないのですが、
その方が作るの難しい、、、

耳が命と、言えます。
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ヴァイオリンについて、毎日考えるが、それは、日に日に変化する。
なぜなら、少しづつではあっても進歩しているのでしょう。

その中で、浮彫になってくることがあります。
それは、昔のヴァイオリンが完成されていて、現代のは、見た目は同じようなヴァイオリンであっても、
中に秘められた考えと、それを音に変換する方法が違っていることです!

まず、使う木が、良くなくなければならない。
次に、どんな音にするかで、個々にそういう作りをしなくてはいけない。
そして、それをカバーするニスは、秘密というよりは、ヴァイオリンの強さを増し、かつ音を妨げない範囲の硬さでなればいけないことが分かる。
ニスは、音と関係ないとも言われるが、大きく関係があります。

塗り方も、昔の名器に塗られているような順序で、同じ樹脂、オイルなど、が良いことが分かる。
色は、濃く塗っても硬くなく、しかしゴムのような質感でなく、音をしっかり伝えるような材質でないといけない。

そういうように作られたヴァイオリンは、自然にニスが取れても、音響的に都合がよい状態に取れます。

つまり、現代の作り方で、現代のニスを、さも古くなったようにアンティークに仕上げることは、音に悪いことは、有っても良いことはまったくないと思う。

昔と同じ素材のニスを作り、色を濃く塗ってわかることがある。現代のニスを濃い色で塗るには、先ずアルコールニスがあるが、個人的に好きでない。アルコールニスを使うときは、下地にオイルニスを使う。そうすると、音色が柔らかくなる。

オイルニスは、透明度を仕上げようとすると、何度も沢山塗らないといけない。厚い皮膜は音に良くない。
濃い色にするには、濃い色素を使わないと不可能、それは色素自体が、樹脂に似ていると都合が良い。
昔の名器のニスは、濃い色でも、爪でたたくと、軽い音がする。
油絵具を使うときは、それ自体に、体質顔料と、オイルが多量に含まれるので、樹脂を応分の量まぜないと、
音に良くない。


昔の方法を探り、いろいろ年月をかけ試すし、失敗と成功を積み重ねて見えてくる。
つまり、昔の方法で、昔のように作るのが、一番良いのです。

安易に、アンティークのように、汚して作るのは、良くない。  もしそういう楽器を作るのなら一度完成させてから、自然に摩擦で取れるように取るのが良いと思う。
それなら、楽器の時間経過を短縮してはいるが、ある意味で本物かも知れない。

・・・・・が、一つ決定的に違うのは、古い楽器のニスは、脆く、弱くなっているので、ムラになって新しいニスに比べると、音響的に、変化が少ない。新しいニスでムラに塗って音響的に変化が少ないニスは、柔らか過ぎるくらいのニスになる。

まあ、作る人の勝手なので、私があれこれ言うのもどうかと思います・・・・・・・・





久我ヴァイオリン工房   久我ヴァイオリン工房   久我ヴァイオリン工房
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by cremonakuga | 2007-08-23 00:20 | ♪♪音の謎♪♪♯♭ | Trackback | Comments(0)

Antonio Stradivari モデル2007年 Il violino L'Usignolo

2007年製 L'Usignolo
ストラディヴァリモデル
Lunghezza 356mm
Superiore 165mm
Centrale 108mm
Inferiore 205mm


    L'Usignolo
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ニスでも、板の音の調整をしたため、結果アンテキザートのようになりました。


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角を最後に、軽く落とし、鋭さを消しています。

横板は、オリジナルの高さに、中の空気の振動は ぴったりCの音程になっていました。
撮影が、近づき過ぎたため、ネックのボタンが隠れてしまいました。
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あまり、削りすぎないよう、貧弱にならないよう、世界の大きさをかんじるように、、
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by cremonakuga | 2007-08-14 00:01 | ◎ヴァイオリン作品の一例 | Trackback | Comments(0)

猛暑を涼む 思いでのVeneziaとCremona

Venezia 冬のアドリア海 少し涼んでください!

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ゴンドラGondolaが並んでいます。
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ここは冬のCremona  どうぞ ヒンヤリしてきましたでしょうか?
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by cremonakuga | 2007-08-12 00:19 | ◆旅行とヴァイオリン | Trackback | Comments(0)

試奏 Usignolo

Usignoloが手元にある間に、楽器関係の方々、演奏家の方々に、御意見を
賜るべく、足を運びました。 このご意見が非常に大切です。 特にハッキリご意見を
言っていただける方々は 有りがたい限りです。聞く私も謙虚に受け止める姿勢が次ぎの作品の向上につながると考えています。
今回は、一様に、全体にバランスが良く、音量も充分、音の深みもある、ソロの演奏に耐える
 とのご意見でした。高音も綺麗とのことでした。皆様お使いのオールド楽器が異なるので、先生方は、「私の好みだと、、、、」と前置きをされて、ご意見を、、、、
やはり、弓の種類、ボーイングと圧力は、慣れないと難しい、との事でした。スムーズで軽やか、かつ、押さえつけ過ぎない演奏で、いろいろな音色が、飛んできて、ソロで音楽が作れる楽器との事でした。 演奏者が楽器に合わせないと、音を出してくれない、デリケーなヴァイオリンに 今回も仕上がりました。 決してネチッコク弾かず、サーッと軽く、弦が自由に振動できるように弾くのがポイントのようでした。 御機嫌が分かると、良く歌ってくれる楽器です。

時々、駒の直近を弓の元で、強く弾くことが大切です。1本ずつ、2本一緒に、そうすることで、楽器がウオーミングアップ状態になります。ガ~ンと鳴らします。 新しい楽器は、これをしないと、小さく固まってしまい、鳴りづらくなります。 
弦は、最初オブリガードとウエストミンスター0.275のくみ合わせでしたが、ある先生のご意見で、ドミナントの方が良いのでは、、、私も同感し、ドミナントと、ピラストロのゴールドに交換、今の時期は、これの方が良いようです。Piano Piano 弦替えていけば良いのではと思います。



製作者本人は、なかなか100%は満足いきませんが、、、
出来たての楽器、とくにこの強力な威力のニスは、、、この季節の悪条件にまるで生き物のように、変化し、音色も、変化し、この季節に調整をする事自体が、難しいのかも、、
しかし、室温、湿度を良い条件にしてあげると、華やかな音色、芯のある音、音量が驚くほど増し、微妙なニュアンスが表現出きるようになります。Usignolo(ナイチンゲール)なんて
名前つけましたが、やれやれ ひと安心です。 発育が楽しみです、、、
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by cremonakuga | 2007-08-11 22:04 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

限定 名刺をつくりました。

銀座のイトーヤさんで、アメリカ製の厚紙を購入し、
オリジナル・名刺を製作、、、Cremonaの名刺は切れてしまい、
そして、使えないため、、、

プリント模様があるため、個々に総て異なり、、、
お好きなのを、、、、と変な渡し方になったり、、、

なかなかの出来 と思いきや、、インクの匂いが
変な匂いと、親しい人にいわれ、、、そうかも、と変に納得、

やはり、自我自賛で良いのでは

マークはF字孔の左右にKを反転したものをデザイン!
知り合いのデザインナー志望の若いお嬢さんにデザイン
していただきました。
13年も経ってしまいました、、、、早い、、、

"Stile Cremonese antico"
オールドCREMONAスタイル、、、という表現です。
イタリア語あっているか不安ですが、、、!

つまり、昔のCremonaのオールド楽器を、いろいろ叩いて、ああでもない、こうでもない、、
と、共通点、特徴を見つけ、板の音響とを結びつけ、オールド楽器に有る音色に近い音色の再現を試みている作家という意味です。、、、長い説明になってしまいました。
音を聞いてください、、、
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by cremonakuga | 2007-08-10 20:58 | Trackback | Comments(0)

Certificato di Autenticita(製作証明書)

楽器も完成し、音の微調整は続いていますが、ほぼ完成!
製作証明書もできました。
寸法は
長さ355mm(カーブ356)
幅  165mm
   108mm
   205mm
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by cremonakuga | 2007-08-03 17:55 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)