カテゴリ:☆ヴァイオリン製作日記( 479 )

ヴァイオリンAmti1666のTesta

ヴァイオリン・アマティを色々な角度でTestaを!
やはり正面からと背からの姿が、模様が綺麗なので好きです。
d0040395_16133590.jpg
d0040395_16124681.jpg
d0040395_16131303.jpg
d0040395_16111798.jpg
d0040395_16081750.jpg
d0040395_16071559.jpg
d0040395_16142382.jpg
この飴の様な感触が気に入っています。トロッとした油ニスの感触。特に松脂が、一般のコロフォニウムではなく、イタリア産の唐松からのヴェネチアンテレピンバルサムから手作りした松脂の透明度が生きているようです。ルネッサンス、中世の画家が、その透明度から絵具に混ぜ使った歴史があります。
絵具の色彩の発色は、混ぜる樹脂、油の透明度=屈折率で大きく違ってきます。松脂でもヴェネチアンテレピンバルサムは屈折率が高い。リンシードオイルも高い、しかしリンシードは、絵画で光に当たらない場所では、黄褐色に変化していきます。暗くなっていきます。明るい場所に置いおくと、明るく変化します。ヴェネチアンテレピンの名前は、御承知の様に、アルプスの唐松からのバルサム樹脂をヴェネチア経由で流れたからのようです。
コロフォニウムと総称される松脂系の樹脂は、弦楽器にはダーク・コロフォニウムが使われます。いろいろな国で産出されています。
イタリア発祥のヴァイオリンは、その材料が産出された アルプスから、同じ木材からの松脂を使うのが自然だと思っています。
今は、市販のコロフォニウムに比べ、自分で作るのは面倒で危険です。
しかし、これを使うと戻れません。
d0040395_16073616.jpg

by cremonakuga | 2017-09-27 16:35 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリンの駒の高さ、特に新作は、変化が大きい

ヴァイオリンの新作が出来ると、何時も駒は、①ニスを塗って総てが完了してから駒を作る。②白木で駒を作り音も総てをチェックする。
その時々で、決めていません。
何年も経過し、駒の高さが、31mm~32mm以下にはならないようにと考えながら設計しています。
表板が厚めのグアルネリなどでは、33mm~34mmくらいに想定し、
ストラディヴァリなどは、31~32.5mmくらいに想定しています。
d0040395_16065658.jpg
毎回まったく違う種類の楽器を作るにあたって、設計を決めています。
表板の薄めのグァルネリでは、ストラドと同じように考えています。
表板が厚めで、裏板も厚めの設計は、駒は、あまり低くならないように、考えています。
もし、そういう楽器でも駒が、31mmとかの場合でも駒Topでの弦の角度は、158度~、
157度くらいに考えています。
d0040395_16061863.jpg
表板の薄めのストラドでは、角度は158度~159度にしています。

駒が30mmとか31mmとかの場合は、駒の両サイドも落とし、不必要な肉を削っています。
ストラドモデルでは、弦の強さで鳴らす必要が無いので、表板に負担にならない駒の高さ、角度を
模索しながら考えます。

白木が出来、ニスを紫外線ランプなどで乾燥しますと、裏板が縦にちじみ、ネックが上がります。
それが、また自然に戻りますが100%は戻りません。
裏板のマレッツァトゥーラ=虎杢が細かく深い程、新しい材ほど縮みます。

その辺が、毎回、頭を悩ますところです。
オールド楽器のコピーでは、駒が低ければ、ネックの仕込の高さも低くし、テールガットがのるサドルも低くし、駒Topでの
弦角度を維持します。

グアルネリでは、あまり駒が低いと、ボディーのF字孔の脇のCの形で、ボーイングで当たり易く、弾きにくくなりがちです。
その辺も加味しながら設計します。

今日、湿気がありますが、先日完成した Amati1666は、指板先端上部と表板まで19mm強、駒高さ34mm
E線で4.5mm、G線で6.0mmで落ち着いています。0.5~1mm高いです。
弦角度は158度ジャストです。
今回は、最初の仮駒から 本番駒なので、1個目です。
1mm駒を低くし33mm、サドルも少し低くすれば丁度良いようです。
これから乾燥する季節、E線が 高すぎるので、駒を様子を見て 少し弾くくしなければなりません。
このヴァイオリンAmatiは、凄く良く鳴り透る音ようなので、駒は最終31mmでスリムな駒が最適で、ネックで問題になる事は少ないのではと
感じます。極度に湿気にさらされない限りは!

最近は、白木で、音を確認しています。なぜなら せっかちで 子供のように音を直ぐに聞きたいからです。

d0040395_16040546.jpg
d0040395_16034722.jpg
d0040395_16032562.jpg
d0040395_16030495.jpg




by cremonakuga | 2017-09-27 15:59 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

Nicolò Amatiが ほぼ完成し 音を出してみました。

Nicolò Amati 1666=Cremonakuga violino2017

ニコロ・アマティ1666完成!
音は 成功! いや大成功ではないか・?と思います。
味がでています。

飴のような このトロっとした感じが好きです!
d0040395_16463198.jpg

d0040395_15515944.jpg

まだ、駒は仮駒ですが、弦を張って音出しをしてみました。
最初エヴァピラッチを・・・次にD&Gをオリーヴ(使い古し予備弦)に
やはりオリーヴの方が楽器に合っているようです。新し弦でなく、またバランスも合ってなくとりあえずのセットなので、新しい弦でのセットが楽しみです。今の弦はテンションを楽器に掛けるのは主目的で、何度も外すためです。もう少し落ち着いたらちゃんとした弦をセットします。
新感想は・・・・
・・・・実にE線が美しい!
なんと表現したら良いのだろうか??少し考えてみましたが、
決して音の線は太くないのですが、しっかり音が出ます。そして品が良い音です。
高音の音量、強さは まだ感じられません・・・もう少しテンションに落ち着くのを待ちましょう!
しかし、E線は伸びます。
低弦はあまり主張しないので音を出しながら楽器を離すと 良く響いています。
CD「名器の響き」を聞いて比べてみました。
1639年Amatiと やはり似ています。・・・・が1666年は、もう少しシャープです。甘い音というよりも!
ストラドにも似ています。全体の印象は、今まで経験をしたことが無い音質です。

実は ストラドのテクニックを少しだけ加えてあります。なぜなら 全体的に良いに越した事がないからです。
そのまま作るAmatiより それより良いAmatiにしたかったからです。

実際は そのCDの ストラディヴァリ 1716 プロヴィニのE線に似ています。
ただ 問題が発生・・
なかなか乾かなく、日焼けサロン(紫外線Box)でお世話になったため、乾燥でネックが大分上がってしまいました。
当初ネックを仕込んでジャスト指板先端で20mm 駒のプロジェクション27mmでしたが・・・・
乾燥で
指板先端22~23mmに 駒へのプロジェクション30mm弱へ上がってしまいました。

ちょっと焦りが・・
これは特に裏板の模様が細かく虎杢のうねりが細かいために より収縮します。 Ole Bullの時も結構収縮しましたが 予想どうりある程度は戻りました。
今回も少し戻ってきましたから大丈夫でしょう!

弦を張った今 正確ではありませんが・・指板先端上で21mmある。駒へのプロジェクションが29mmくらい
この分なら20mmに戻りそうなので 駒を作ります。
今現在より駒は高くはなりませんので、
今作ると駒は34mm位になりそうです。
34mmでは Amatiの音色再現には向いていませんが、
少し待ちましょう!
Non ce problèma! (問題無し!)

9月9日・・・左手の当たる部分のみカバーニスを塗りました!現在乾燥中です。



by cremonakuga | 2017-09-07 16:37 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

NIcolò Amati1666はPiano Piano進行中!


NIcolò Amati1666は今 進んでいます。

d0040395_23072331.jpg

d0040395_23040795.jpg

なかなか気に入っています。この渋さが! 私だけだったりして・・・
d0040395_23044372.jpg

d0040395_23030784.jpg
とりたてて目立った絵ではありませんが、なんとなく透明度が感じられます。
d0040395_23174661.jpg


d0040395_23062598.jpg


なんと言っても裏は模様が綺麗で、気に入っています。
d0040395_22473529.jpg

d0040395_22572042.jpg
d0040395_23080157.jpg




自分で言うのも変ですが、光を当てると、横板の模様も綺麗です。

d0040395_22465223.jpg





d0040395_22463487.jpg












by cremonakuga | 2017-08-30 23:15 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

Nicolo Amatiは今


第一回目のニスで濃すぎて、リアリティが強すぎて、町の楽器屋さんにならぶオールドのようになってしまい、
濃い方はAmatiよりStradを感じさせてしまいました。
少し薄くしました。


まだ少し似ていませんが、もう少し加筆しながら・・・ポスターの色の方が少し赤みがありますが、ストラッド誌のほうが色が濃い。
赤みは、この後の作業で考えていきましょう!
とうめいニスを塗ると、透明度が上がって、色が薄くなります。
中央部分をこの段階で乾いてから濃い色で加筆します。
全体に少し薄めの方がリアリティーが増します。薄い色で間を持たせるのが難しいです。
濃すぎると、品が無くなってきます。なぜなら経年で褐色になるので人工的なのは
わざとらしくなりがち・・腕が悪いのか??
絵画の模写のように ただ写すのではなく 絵画の模写のように移しながら自分のイメージで書く
・・・だから 時々・・・この方が良さそうという方向へ変化していく
似せているようで なかなか似ないのは 単に模写に集中できず どうしても楽しんでしまいます。
雰囲気を感じさせることが出来れば嬉しい!音も!


d0040395_22225488.jpg


d0040395_22222351.jpg

by cremonakuga | 2017-08-28 22:46 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

Cremon Kuga のAmati1666は着色に・・・

この状態は 下地(sottofondo)から色彩を
私なりにイメージしますと・・・
1段階 下地ニス(sottofondo)
2階(グレー系ベージュ)にし
3段階(ニスが取れた部分の青+緑+グレー)にし
4段階(赤+青+ピンク)の暗い赤茶色に
5段階(赤+青)の濃い赤部分)
まで、全体~部分までの課程を擦り込むような手法で彩色を経ています。
想定外に色が乾いた部分もあり、修正しながら・・・
6段階では 更に赤系の濃い部分をレタッチする予定です。
後は ニスの色の褐色のみか、グリーンか黒を混ぜた薄いニスでお汁塗りし落ち着いたアンティークな佇まいにし、
より平面になるように滑らかに磨き光沢を出し透明度を出そうと考えています。
写真は その途中課程で ちょっと遊んでみました。
d0040395_18284606.jpg
d0040395_18292544.jpg
d0040395_19182477.jpg





by cremonakuga | 2017-08-23 18:41 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

Amati1666 -Tàvola armònica e Testa

工房のワイヤーにかかっているAmati1666表面から
d0040395_20562304.jpg

d0040395_20571594.jpg
d0040395_20583438.jpg
光沢いい感じです。4方向から見られます!


d0040395_20594425.jpg
d0040395_21025043.jpg



d0040395_21021083.jpg
まだ色が薄いです。
d0040395_21000600.jpg

魂柱が見えます
d0040395_21004515.jpg
d0040395_21033844.jpg

ウイングだいぶ下げています。
d0040395_21031702.jpg

by cremonakuga | 2017-08-19 21:15 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

Nicolò Amatiは 下地のニスがほぼ完了に近づきましたがmarezzaturaはどんな輝きか?

Nicolò Amati予定の姿に近くなってきました。

これからは、磨いては塗りを少し繰り返すかも・・・
一番下の色にします。ネックが古木でボディと色相が異なります。
合わせてから本塗りを使用と思います。
イエローオーカー系で、渋く透明な色にします。
その上にオレンジ系の赤の褐色かかった色相をかぶせ・・・
濃い赤い部分は、一見濃い赤黒い茶に見え、光を当てると
渋い赤に発色してほしく
そうイメージしています。

d0040395_16044879.jpg
なんともこのトロっとした飴のようなニスの光沢好きです。
スクロールは、この上に赤で終われそうですが、ボディーも合わせないと・・・・
d0040395_15573890.jpg
部分的に木目の断面にあたる部位はニスの皮膜は出来ておらずニスが どんどん吸いこまれます。今回は目止めをしていません。
d0040395_15575660.jpg
d0040395_16040800.jpg
d0040395_16012643.jpg
まだ細かな木孔が開いています。極薄いニスなのでもう数回塗ってから表面を磨くことで
少しニスを削り平面にし 色をかぶせようと思います。なるべく平坦なほうが透明度を感じます。
d0040395_16010321.jpg
d0040395_16035210.jpg
細かなmarezzaturaが動きによって奥深く内部がきらめきます。
d0040395_16033359.jpg
d0040395_15594513.jpg
d0040395_16003639.jpg



by cremonakuga | 2017-08-19 17:34 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

Cremonakugaヴァイオリンニス=オールドクレモナニス樹脂を作る。

昨日 お盆の入りは、お墓参りとお迎え火をした ついでに 夕方になるまでの時間にニス樹脂も作った!
d0040395_11363975.jpg
60W白熱電球を通して




お盆休みの期間、Cremonakuga工房は、進行中!
丁度ニス樹脂もまったくなくなっていたからです。
250mlのヴェネチアンテレピンバルサムから30gのヴェネチアンテレピン由来のコロフォニウムを作った。
コロフォニウムにも種々雑多いろいろ有る。
今回は、うまくいったと思う。

何年か前の事故で大やけどをした記憶がよみがえる・・マスク、軍手、を用意し片手鍋も忘れないように気を付けた。
両手鍋は、足元が揺らぐと鍋の中身も揺れ火傷など危ないが、片手鍋では安定する。何度も重さを量るので手に軍手をし
手を伸ばすと危険が軽減できる。火を噴くことも想定し緊張しながら行う。そのため火もあまり強くしない。
電気ヒーターで行っていますが、ヒーターカバーがある物を使っています。それでも危ないのですが、ニクロム線むき出しは超危険なのだ!
まして宅街では煙りが問題。九十九里浜近くの実家の庭は絶好の場所!最近近所に住宅も増えてきて 気を使いながら行う。


今回のニスは、製作中のAmati及び、Cariplo1744のレタッチに使います。
d0040395_11352775.jpg
Cariploは、今思ったようなパフォーマンスになりほぼ満足していますが、どうしても気になる箇所があり、納得がいかず いつも眺めていましたが、思い切ってノミを入れました。それにより音質もさらに良くなるからです。もうひとつテスタ=ヘッドの渦巻の目が少し大き目で、それも気になっていて 少し縮小しました。そのさいヘッドとボディーの音響を再度確認しながら渦巻を音響を合わせながら・・・
結果は、音質がシ更にャープに良くなり、反応も良くなった。・・・と私は思っています。


何時も事ですが、樹脂はほんの少ししか出来ません!(涙!)
d0040395_11371516.jpg

この松脂の板の赤が 愛おしい限りです・・・
d0040395_11370444.jpg
美しい~♪
d0040395_11365207.jpg
3gの松脂を乳鉢ですり粉にし、それを一晩テレピンに自然に溶かした溶液・・・次に何度か湯煎し完全に溶解させます。
私の場合、次にリンシードオイルとクルミオイルをケースバイケースで湯煎で混ぜています。

d0040395_11362662.jpg


by cremonakuga | 2017-08-14 12:04 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

Nicolò Amati 1666 violino " Tavola e fondo"

Nicolò Amati 1666 di Cremonakuga violino
primo ~secondo vernice 05/Agosto/2017

Tavola


d0040395_10295578.jpg

Fascie
d0040395_10325147.jpg
Punta

d0040395_10411062.jpg
d0040395_10315758.jpg
d0040395_10373772.jpg
Fondo
d0040395_10310241.jpg
d0040395_10364823.jpg
d0040395_10333920.jpg
オリジナルAmati1666は もっとマレッツァトゥーラは狭く特徴的です。
同じように細かな材もありましたが 、裏板の模様は真直ぐ=水平の模様は、ほんのわずかに幅が足りず、
端に足すか、他を使うかで かなり悩みましたが、Testaも細かな模様は有りましたが、斜めではなく・・結局Testaの材が斜めのマレッツァトゥーラで気に入ったのが1個しかなくそれに合わせると
この材の組み合わせになりましたが、この材は水平ではなく角度はオリジナルに近く全体的な・・トータルでは完成度があがるのでこれにしました。
単独では まさに同じような模様が有りましたが・・それらで作るとチグハグになり別物になりそうでした。
材選びの難しさです。実際に産地に行き 探して満足がいった時作るとしたら 多分作れなくなるのではないかとも思います。
材選びは難しいのですが、ヴァイオリン作りをする者としては、木材を眺めているだけで幸せを感じます。
木材を眺めながら ワインも飲める 不思議で 変な人種かも知れません。








by cremonakuga | 2017-08-06 10:43 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)