カテゴリ:☆ヴァイオリン製作日記( 452 )

AmatiのEffeの厚さを決める作業

Amati1666の資料にはEffeのすべての厚さが書かれてはいない。実際は分かりませんが、決めなければなりません。
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Amatiなどクレモナ名器は総てではないようですが、板自体アッパーとロアーが共振するように振動を合わせるような厚さになっています。
ストラディヴァリも1600年代は顕著に分かります。1700年代も分かり易いヴァイオリンがあります。
そんな基本的な振動数を合わせる方法を使ってみました。

この方法は、誰かに習った訳ではありません、Cremonakugaの推理と検証から導きだした日常のルーティーンからの手法です。
これが正しいかどうかわ分かりませんが、大きなウイングは厚く小さなウイングは薄くは上下の振動数が近くなる原則です。

作業は耳で聞きながらアナログで行います。
爪でタップ、擦って摩擦音を聞き、関節でタップしながら・・・・・・


私の原則です。
※必ずしもこの限りではありませんが、分からない時の一つの解決方です。

Effeの下のウイングと上部のウイングの振動数を合わせます。
ウイングの厚さが薄くなると振動数は上がります。元を薄くすると振動数は減少します。

まず分かっている部分とEffeの周りの厚さをほぼ確定します。上部のeffe付近は厚めに残します。

上のウイング この裏を削ります。
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厚めの上のウイングは当然高い音がします。元を含むウイングの裏を少しずつ削っていきます。
下のウイングよりは 大方薄くなりますので それを目安にこの順序で進めます。
最後は、スクレーパー一擦りで変わります。

1ナイフ

2鉋

3スクレーパー

4ペーパー

行き過ぎたら
先端の尖がった先を落とすと上がります。どうしてもあげられない場合は
下の大きなウイングを少しだけ下げます。
そうならないように慎重に行います。

下のウイング この裏側を削ります。
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しかし小さなウイングどこを叩くか?で微妙に違いますから完璧はまず難しい事です。
アバウトで同じ様に聞こえればOkとします。
最終的に落ち着いた厚さです。

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結果的に4箇所の振動数が近くなったようです。左右でも大きさ形寸法が個々に大きく違うのに不思議ですね! 気のせいか 全体に良い響きに聞こえてきます。


データをチェックしてみました。
現在60g
M-5 E-40cent
M-2 C-40cent
M-1 E-120cent

M-5はDもFも反応します????

2.5mmのスペースが多く3mmも多いので これ以上軽くは出来ません。
無難な感触です。このGiulietta2017には この表板材は最高と思います。



by cremonakuga | 2017-06-25 13:23 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

Nicolò Amati 1666= Cremonakuga2017 Giulietta

厚さを決めながら製作決行・・・しかし雨が降らない・・・ことは日常生活には具合が良いのですが、雨不足が尋常ではないようです。水不足が深刻な状態になってくる!梅酒を漬けましたが 南高梅が今になって売られています。南高梅が時期は???
?しかしあの南高梅は実に美しい色相でした。
Strad誌より(from(Strad)
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(fromStrad)
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ポスターでもAmatiの色は明るい光源によって写っています。Strad誌の方が実際に近く再現されています。
8f路mStrad)
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もう少し明るめで見えると思っています。
(from Strad)
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後なのだろうか???調べれば分かることですが、よけいな事が頭に・・・厚さに集中せねば!


by cremonakuga | 2017-06-19 15:05 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリンAmatiのフィレットが入りました。

ちょっと太めのフィレット なんとか入りました。
しかし、AmatiなんだかStradなんだか、表面のアーチは難しい
慣れていないせいか・・・・・
Fの高さ位置を決め、横からの形を確認しました。Fを切れるだけの厚さに 中を少し彫り込み・・・しかしまだ厚いのでFを抜くのが大変です!まだ7mm以上あります。
7枚のアーチ
縦の長いアーチが個性が出ます。
よこの短いアーチもストラドと違いますがAmatiの中でも 短いアーチ、とくにCの部分はStradに似ていた。しかしゲージで作ってもF字孔を横から眺めた斜めのF字孔開口部の斜め度が実際よりきつくなります。これは、ゲージとゲージの間の部分が、Stradを作る時と同じようにアレンジしないといけないという事、そうアレンジしていくとStrad作っている時に感じる あの空気をAmatiでも感じる・・・・・師弟関係だからですね!

F字孔まわりの風景をもう一度確認しながら滑らかにしていきます。特にF字孔外側は、もう少し彫り込み富士山の裾野風に・・・ここはStradと違います。
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左のF字孔の見え方・・・デコボコが見えますね!


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右のF字孔の風景は・・・表面がゆらいでますね!

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右のF字孔下の目は横に9.5mmです。
フィレット先端このくらいがオリジナルに似てます!

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ちゅっと先が長い~



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先このくらいが良い感じ!
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変わったアングル ナカナカ素敵
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ステルス戦闘機みたいF35
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右Effeウイング先端の幅は上が3.75mm 下が5.0mm
(ちなみに左Effeの上は3.75mm下5.25mm)
Effe幅はまだ未完成で狭いキザミはガイドで切ってあります。
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ニス塗られると、表情が良く見えるのでしょう????
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by cremonakuga | 2017-06-11 17:43 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

Nicolò Amati1666を命名

Romeo e Giulietta のGiulietta
2015年作Stradivariはきりっとした姿でRomeo、今回のAmatiは滑らかなライン、木の模様など優雅な姿から
Giuliettaとしました。車ではありません!
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ヴァイオリン作りの親しみを込めた ささやかなお遊びです!

ちなみにCariploは、Raffaelloにしました。





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友人のRaffaelloからとって・・あの巨匠画家もイメージして

Raffaelloにメールするつもりです。
 Raffaelloの名前にしたよ!
・・って

何時かは君に息子の名前も使わせて!
ミケランンジェロを・・・
Raffaelloの息子ミケ・・・・・ロ
凄い名前です。

by cremonakuga | 2017-06-06 18:43 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

Nicolò Amati 1666

何時になったら出来る事やら・・・???
縦のアーチの高さと横のアーチの高さが一致ししません??
接着面が水平面ではないからでしょう?

左右のアーチも変形でかなり違う!


しかし・・・
だんだん作るのが遅くなります!
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考える事も多くなり
立ち止まることも多くなる・・・・
眺めている時間も多くなる・・・
がむしゃらに作り 中に良い出来のがあれば・・
・・・とは行かない
総て それなりの予想通りの出来にならないと
意味が無いと思う。
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いつも違うのを作るのは、
いろいろな技術の集結であろうと思いますが、
良くなる筈の作業がすべてのヴァイオリンに活かす事はできません。
最初で最後のモデルかもしれない。
このAmatiは、何かストラディヴァリになってしまいそうな気がします。
そして確認してアーチを見ると、ストラディヴァリとは違う。

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作りながら合間に
Ruggiero Ricciの
The Glory of CremonaのCDを聞く!
その中のAndrea Amatiがなかなか良い!
Nicolòは1656年のです。

Gasparo da Salòのヴァイオリンが有る。

最近直したヴァイオリンは、Guarneriに直しましたが
その中には共通しているGaspalòの作り方の試しもしていました。
音色の中の或る部分の音質が
何か似ているように、勝手に都合よく思ってしまう。
なるほど アレをアアした事が アノ音色になったのか・・・?と



表板アーチ高さ15.5~16mmの予定が今15.6mm

裏板アーチ高さ約15mm


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しかし、Amati1666年は、内部はほとんどStradivariと似ています。アウトライン渕周りとアーチが違います。F字孔も!




by cremonakuga | 2017-05-25 21:51 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

Nicolà Amatiを作る Piano Piano 思いを込めて

piano Piano もうひとつ Piano!

Amatiのボルド(渕)の処理を



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ファーシャから2mm弱(1.5mm)に設定しているため、渕の厚さが
思った以上に厚く感じます。
裏で 3.3mm~3.6mm(オリジナルでは2.7mm~3.2mm)
表で 3.4~3.6mm
コーナーで4mm程度
オリジナルは摩耗していますので、その雰囲気は感じる程度で進行中!
パーフリングがオリジナルでは1.5mmで黒・白・黒が0.5・0.5・0.5と
ストラディヴァリに比べますと幅が広く 
かつパーフロングまでの幅が3.5mm程度と狭い。
パーフリングは太いが全体的には極めて繊細です。

そのせいで、渕を余り厚くしますと おかしな雰囲気になってしまいます。
ストラディヴァリとボンバトトゥーラの渕付近のアールが違うため
結構気を使います。パーフリング付近をあまり深く彫るとアールで
内部のパーフリング直近の内側の厚さが維持できなくなってしまいます。
現代にマニュアル通り縁を4mmで作ってしまたら・・・・??
音がまったく別物になってしまいます。
なかなかどうして 簡単そうで、神経を使う場所です。
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パーフリング内側(端から5mm位置)に当たりをつけてみました。パーフリング1.5mm+彫り込み山まで1.5mm+渕まで2mmm=5mm
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ハンドグラインダーで慣性で動いているうちにスクレーパーを当てます。直ぐに回転が落ちるので 何度も 何度も・・・過熱することがないので 安心です。・・・ここでもPiano Piano
のんびりと!何度も 何度も 回しながら・・・・せっかちな人には向きません 電動では 水を付けながらします。
ブルッチャート(焦げ)しないように!
なんか人間的です。停電しても仕事できます!
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使い古したスクレーパー


by cremonakuga | 2017-05-11 17:39 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

Nicolò Amati

piano piano 少しずつ作ります。


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by cremonakuga | 2017-04-28 17:17 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

Nicolò Amati

まだ結構寒い! 寒暖の差も大きい・・・そのせいで春のインフルエンザが猛威をふるっているそうです。
Amatiは表板、裏板の輪郭から膨らみの作業に入っています。
材料が綺麗。 大事に仕上げたい。

時間がかかっても 魅力的なヴァイオリンに仕上げたい。

型にセットされた横板に表板 裏板を留め、ほぼアウトラインを決め・・・。


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by cremonakuga | 2017-04-27 00:11 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

La fòrma con le fàscie /Amati violino

Il violino Amati .


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Amati / La fòrma con le fàscie senza controfàscia

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by cremonakuga | 2017-02-09 13:46 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)

Amati 横板が接着されていきます・・・・

アマティ画像が90度右に傾き・・・直せない!!!
顔を90右に傾けて見てくださ~い!
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アマティのフォルマに横板が一枚づつ接着されていきます。
事務的に接着できれば効率的なのですが、一枚づつ厚さが異なり、模様も場所で決まっていますので、
曲げる加減も違うので、急がず、落ち着いて Piano Piano進めます。
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多分この型(フォルマ)はこのヴァイオリンのみで創ることはないでしょう!
横板のカンナで、削りクズで海ができました!
横板は、総て同じ厚さではないため、小さなカンナも使います。
一番薄い場所でオリジナルで1mm!
1mmは1.1mmに置き換えて創ります。
データの無い部分は、ほかのアマティーなどから予想します。
今回は
1.1mm~2mm強の厚さで作ります。

ヴァイオリンは、いつも 誰が どういう風に弾くか?そしてどんな音楽が そこから聞こえるか?考えながら製作しています。
良いヴァイオリンを創るとか、売りやすいヴァイオリン、弾き易いヴァイオリン、良く鳴るヴァイオリン・・・
そういう事も 一般的には大切とは思いますが::::::

それよりも初心を大切に

350年前の音色が どれだけ再現できるか?出来た当時の音が聴けるか???
そういう子供のようなワクワクする心 ときめきを大切にしながら
魂を込めながら創ります。


by cremonakuga | 2017-02-07 23:19 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)