2015年 09月 29日 ( 1 )

グアルネリに直したヴァイオリンは、更に直すことに・・・

ストラディヴァリとデルジェズという響きから

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弾く人は、夢のような妄想が広がるのではないだろうか?
弾いた事が有る人は、更に別世界に連れていってくれる。

・・・ただし その良さを理解したうえで、その性能・音質を引出した時の事。

聞く人は、ただただ 幸せな時間を過ごすことは・・何物にも替えがたい。
やはり・・ただし、その個性が分かっていての事。

現代の新作でも 既に それらの名器を超える楽器が有る・・・と思っている場合は
二人の巨匠の音の感動は少ないかもしれない。

完成されは音響システムが更に300年弾き込まれ熟成されている結果の音を
味合うために、それなりの愛情と音オタク的なものが要るかもしれない。

300年前に出来た時の音に近い音は可能だ! 同じ、材料で、同じ音響システムで作れば良い。
300年前に彼らの何が凄いか?と言いますと・・・
・・・・何を、どうすると どうなる  という事が総て理解していて作っている事。
何か図面を見て写しているのではない。オリジナル発想で個々を作っている。

今回のヴァイオリンは、

既存の自作ヴァイオリンを直すという作業で、デルジェズの音響システムに修正した。
既存のフォームは、直せない。
サイズは、近い大きさであったが、アーチが違う。
F字孔も・・
これらは仕方がない。

ニスも既に塗られていて仕方がない。アルコールニスが塗られている。
今回は、悩んだ末に・・・
悩むと言っても、大した事ではありませんが、

内側からは出来ない場所
外からも渕周りの一部、ニスを 剥がし、削った。
間違えると音が弱くなる。
上手くいくと、想定では音質が向上する。
それに演奏性能も上がる。

デルジェズを作るための実験も兼ねているから、疑問点、想像力を膨らませ・・・徹底的に なんでもやってみる。
ダメモトから得られるものは大きい。
自分で確認した音作りは何物にもかえられない財産です。

昨日娘に弾いてもらった。
各弦の音質、響き、輝き、味合い。
かなり良いと思った。

ニスは新品ピカピカの感じが、下手なニス塗り?ちょっと使ったヴァイオリンの感じになってしまった。

ニスをアンティークニスに塗り替えれば、演奏の音を聞くと、
聞いた人は、目で見て・・音を聞く・・・
多分 驚くのではないか?と思う。
私自身が 少々驚いたからです。

現在のニスからは、普通の外見なので
インパクトが少ないのだが・・・・

何かの時の代役に成れる性能が生まれた!
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by cremonakuga | 2015-09-29 01:00 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)