ヴァイオリン・ストラディヴァリウス モデル裏板の接ぎを完了!

ヴァイオリン工房
久我ヴァイオリン工房」の新作

アントニオ・ストラディヴァリウス モデル…裏板を接ぎました

ヴァイオリンの裏板は 綺麗な虎杢が入った材料で、約10年寝かしてあり、全体に軽い素材です。 音響的にも良い・良く鳴るヴァイオリンが出来そうです。 そして とても軽いヴァイオリンに仕上がりそうです。

先日、ポッジを、タップしましたが・・・・
上下のポイント、数ヶ所、は、同じ硬さ=音程で、合わせてあり、表・裏板(一枚居板)は、左右方向へオールドの楽器と同じように、合わせてあり、板の硬さも合わせてあり、ストラドのように、なっていました。
また、4弦の音質に大きく影響する場所は表と裏も、ぴったり合っていました。
模範的な合わせ方がされていて、さすが・・・・と 思いました。
新作でも、新作にない音質が作られている訳が納得できました。

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接ぎの仕方には、大きくは、
①ハタガネという金属の絞め具を使う方法と、
②作業台を使う方法があります。

①ハタガネは、3本から5本使い、真中は、外側に、
両端は内側に、向きを変えて絞めます。
勿論全部ぴったり接着するのですが、
ヴァイオリンの板の削る部分より、残る部分に力がちゃんといくようにします。
曲がらない太いハタガネが良いです。

②作業台を使う方法…イタリア・クレモナの学校では、こちらの方法でした。
ポイントを押さえて作業をしないと、難しいです。 初めての学生は、結構失敗して、悩んでいました。
私も、いつも①の方法でしたが、この方法で洗礼をうけました。
しかし、この方法は、正確で仕事が速く、大変楽なんです。

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接ぎ目の山の高さが違うため、影ができて、隙間に見えますが、隙間ではありません。
接ぎ目をノミで削って確認!
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Cremonaの学校で、失敗の原因は、作業台により、cani(作業台のハサミ金です)の穴が、大きくなって、緩んだり、90°より曲がったりし、正確に押さえられないのが、主な原因と思われます。
そこがしっかりしている作業台を探して仕事をしていました。

私の作業台は、イタリア製ですが、Caniに付いている、板バネの向きが前で(横についたものも有る)、それが原因で、少し動くため、後で緩むようです。ここは、直したため、上手くいきます。
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裏側を、接着剤とネジで補強し、狭くしました!
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by cremonakuga | 2008-07-12 01:58 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)
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