ヴァイオリンの材料で有名な、ヴァル ディ フィエメ Paneveggio に行ってきました。
私が 使用している表材は ここPaneveggioから数キロ離れた同じヴァル ディ フィエメの Ciresa のアベーテ・マスキオを使用しています。
同じ産地でも少し離れただけで、大分異なります。
ここのアベーテも素晴らしいですが、
私的には、Ciresaの材料が、好きです。
まず、年輪の冬目が細く強い、したがって、強いわりに、軽く作れます。
松脂分を少し含むわりに、木がカラッとしていて、木肌もねっとりしておらず、切れない鑿、
鉋では、木がボロッと ちぎれてしまう。
また、マスキオは、音の伝達も良いと言われています。
とは言っても、好みの世界ですので、あくまでも私が好きな材料という事です。
どんな素材も調理しだいということです。
(久我ヴァイオリン工房のホームページは右にあります。是非ごらん下さい)