独り言・・ヴァイオリンの弦の劣化とヴァイオリンの性能の関係について・・・思う事

独り言・・・

ヴァイオリンの弦の劣化については、常々思う事があります。
・・・それは・・・
どの弦を・・・
使用する日数、期間・週、月・・・
どのレベルの人が、誰が?
どういう弾き方で
どれくらいの時間弾くか?期間弾くか?
どういう環境で?

これくらいが 一般的に 弦の劣化について考慮する項目のような気がします。

Aのヴァイオリン Bのヴァイオリンで
張力が同じ場合で
同じように弾いたら 弦の劣化は、どう差が出るのか?
それとも同じ弦なら、ヴァイオリンの差であまり変わらないのだろうか?
・・・・???・・・と
(既に違うだろうと考えていますが!

それは、最近 ユーザーから、同じヴァイオリンでも
弓の違い、毛の違いで、これほどヴァイオリンの音が違うのか?
・・・・と
そして、弦の劣化が、直ぐに感じるヴァイオリンとあまり感じないヴァイオリンがある。
あまり考えてみなかったと・・
・・・そういう 感想をいただき、

良く鳴るヴァイオリンは、よく鳴るのは、弦が効率的に良く振動すること事から、
弦の劣化は速いのではないか?そう思っていましたが、それは正しいかも知れません。

反対に、良く鳴らない楽器では、力を入れがちになり、その点で弦の劣化が早まる場合もあるかも??

同じ力、同じ弾き方だったら、鳴らない楽器は、弦も振動しにくいので、弾く事による劣化は少ないかも??
そうしますと ダラダラと劣化を感じにくいかも???
良く鳴る楽器では 楽器が敏感なので、弦の劣化も敏感に感じる事は肌で感じています。


つまり良く鳴る楽器の場合は、弦の劣化が分かり易い事から、劣化した古い弦を付けたまま弾く事は
耐えられない気がします。
弦の劣化が、あまり気にならない楽器は、鳴りが良くないのかも知れません。
すくなくとも半年1年ナイロン弦を、弾きつづけても気にならない場合は・・・
コスパが良いと考えるか? 根本的に楽器が鳴っていないって思うか?


知り合いの演奏家の先生は、どんなに高級なナイロン弦でも1か月は無理のようです。
いろいろな弦で、2週間もたない弦、劣化が顕著な弦、 同じ1か月でも、劣化が はっきり分かる弦、気が付くと劣化している弦など・・など様々。

※弦の劣化=弦が正しく振動しなくなる(倍音がなくなる)=楽器が振動しなくなる=楽器が鳴らなくなる。
楽器は弦の振動をネックの先端まで、ペグから渦巻の隅々まで、箱の総ても巻き込んで 伝えます。



考えると きりがなくなります・・・・・・・


結論・・良く鳴る楽器は、弦の劣化に敏感! という事に落ち着きそうです。
また、良い楽器は、良い弓で 初めて その良さが表現できる。

そう言われる楽器を作るよう心掛けたい!

とりとめがなくなりますが・・・・




by cremonakuga | 2018-02-12 17:56 | Trackback | Comments(0)
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