AmatiのTesta=ヘッドの音響調整をする

今日はAmatiに下地着色を施しました。
乾燥クルミ殻・果肉からのタンニンで少しグレーにし、
サフランで黄色を少し加え、この後紅茶で亜麻色を加えます。
その課程の合間で、楽器としての最終調整をしました。
ヴァイオリンのヘッドの後頭部をタップすると大体良く響くのが一般的で、楽器の基準の寸法で作るとそうなります。
しかし、大きなヘッドや小さなヘッド、首が太い 細いで 楽器の音色性能が変わります。
そんな時 こんな事をしています。
Cremonakuga流です。

これは 私流の調整で、どこかで習った訳ではありませんが、
確実に、反応が良くなる事から 可能な限り行っています。
まず、ナット位置を指で押さえ、
①ヘッドの裏の一番アールの中央を中指の間接で 軽くタップします。同時に爪でも行います。
②次にボディーの下部エンドピン位置から少し上あたりブロック上か、その上あたりを
爪で同じに難じれば確かではないか?と行っています。
合ったような時は、どちらも良く響きます。
もしヘッドが高い場合
③首を深くするか?首を細めます。ヤスリ、かナイフでかすかに削るくらいです。
④ヘッドがもし 低かったら、渦巻の凹みを少し彫り込みます。ヤスリかナイフで 少しだけ・・・
⑤糸巻き箱の奥を綺麗に彫り込み形成したら、ヘッドの音程が上がってしまった!
箱の内部は、完成させてからしないと 終わりません。
この状態で、ペッグ、エンドピンは無い状態ですが、
ペッグ&エンドピンを差し込むと、今回は、だいたい同じになるようです。
箱の奥を削ってかなり上がったのでペッグで大きく影響する気がしますが、今回はそうでもなかったようです。
毎回違うので、その都度確認しながら行います。


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by cremonakuga | 2017-08-05 15:21 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)
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