※①このパッチは音が変化します。実際にどう違うか試してから行い事をお薦めします。最後に詳しく書いておきました。
このAmatiは全体的に表板、特に魂柱駒当たりからF字孔まで3mm以上ありますが、魂柱の跡が深くならないように楓で事前に補強をする事にしました。
300年前のシステムでは、ほかの部分が比較的薄い部分も有り、どうしても魂柱を少し強く立てる必要があります。
音に影響はどうか?実際には無いとは言えませんが、分からない程度です。
最終的には+0.2mmくらいになります。
今 0.5mmくらいありますので接着後削ります。
今回も簡易な方法で、石膏で型をとってから作業します。
これでも、微妙に跡は付きますが、ヘコミは少なくなり
そういう心配は少なくなります。
楓で補強後の厚さは3.3mmを予定しています。
外側です。
クランプを使うための当て木をのせ乾くのを待ちます。
※②このパッチを事前い施す事は、なかなか悩むところです。出来れば何もしない方が音は良いと思います。0.1mmでは弱くあまり意味がなく問題が発生しそうです。0.3mmでは明らかに特にE線の音質が変わります。0.2mmが魂柱の跡が付きにくくあまり気にならないです。とは言いましても音質は微妙に変わります。
多分あまり気にする人は居ないでしょう!でも私には、やはり何もしない方が好きです。実際にやってみないと分りません。0.2mm.0.3mmでも音の違いが分らない場合は、付けても付けなくても分らない場合は、デリケートな音の変化を感じられないという事なので、良い音のヴァイオリンを作ろうと考えない方が良いかも知れません。