駒を調整する 自作ヴァイオリンで!

Caffe o Te?をご覧の方に 駒関連が多いようなので・・・
書いてる本人が苦労している様子を 少しだけ・・・

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御承知の様に、ヴァイオリンは、箱が完成したときに、ほぼ製作は完了します。
私は そう思っています。
その後の駒、魂柱、付属などなど二次的な事柄は、誰かにお任せせざろう得ません。
実際は、箱固有の音、性能は 駒、魂柱、弦などなど 付属でまったく別なヴァイオリンになってしまいます。
自作を調整できる間は、完璧をもとめたいです。

自作ヴァイオリンの駒魂柱は、箱から どんな音色が得られるか分かる事から、その理想に沿った駒、魂柱をセットします。
そうなりますと、駒の材質から魂柱の材質から そしてその形状、太さなど加工する過程で、やり過ぎるまでやってみます。
耳で聞き、よかったと思っても、数日してまた聞く・・・
それは変化するからです。
ダメなのは直ぐに分かりますが
良さそうな場合は
耳が慣れて しまう事もあります。

自作のヴァイオリンの調整などの里帰りでは、今後、簡単に調整が出来ない場合もあり、せいいっぱい完璧をきします。
そのため、駒の作り替えでも1個で済まない場合が多くあります。
駒が決まっても魂柱で1週間もかかり場合もあります。材質から、長さ、角度、位置などなど・・・
楽しい時間というよりは 研ぎ澄まされた神経を集中する長い時間時間時間
つまりコーヒー コーヒータイムが間に入ります。
そうし長い日数をかけて調整しても、遠隔地では、何かの折に調整され 思った音でなくなってしまう事も多々あります。
自分が、製作を始めた頃、魂柱、駒で山が出来ましたが、その当時は、自分が心地よく良い音に感じるようにと作業していましたが、
今は、遠くで聞こえる人にどう聞こえるか?どう聞こえてほしいか?・・を考えている点が大きく違います。
必ずしも自分に良い音が、離れて良いとは限らないからです。
つまり今現在、自分が良い音に聞こえる音は、遠くで良い音に聞こえる音が心地よく聞こえます。
ポイントがは、E線の輝かしさを失わないように、芯が出るようには、絶対条件です。なぜなら全体的に微妙なニュアンスが表現しやすく弾き易くても
訴える力が無くなってしまうからです。そういう状態は弾いている人には慣れてしまい意外と心地良く分からない事なのです。ソロやクアルテットなどや、コンサートなど、またコンクールなどでは、どんなに演奏が上手でも、聞く人には伝わりにくくなります。


調整する人は、耳がオールマイティーであれば越した事はありませんが、チェロを弾く人や、ヴィオラを弾く人では、どうしても厚めの駒にしがちな傾向がある気がしてしまいます。

駒・・・
足の厚さ4.2~4.4mmくらい、中央下、4mm~4.2mm、ハート下3.6mm前後、ハート上2.4mm~2.6mm トップ厚さ1.35mm前後。
オールド仕様では全体的に板厚はシェイプされているため、あまり肉厚な駒は必要ありません。
駒の上部幅は既製サイズから1mm~1.5mm狭くします(音質がクリアーになります=駒が弱くなるため薄くならないように気を付けます)
足首のクビレの幅は・・普通左右同じにしますが、トレブル 4.~4.2mm、バス 4mm以下・・・差を付けますが楽器により違います。
ウエスト16mmを切らないように・・・15mmくらいの方が柔らかな音質になりますが、その場合厚さが薄くならないようにします。この辺も弾き方や、好みではないか?と思います。特に低音が鳴る楽器ではウエストは狭くないほうが良いと感じています。
薄くする場合は幅が必要で 幅を狭くするときは厚さを増します。縦、横に触れる振動は違い、一概には当たりませんが、ある程度断面積を考えながら増減します。

魂柱・・・楽器の厚さ・・上からに力にどれくらい強いかで、長さが決まります。ストラドタイプに薄い楽器は、箱が変形し下がる率が大きいため、何度も魂柱を交換せねばなりません。F字孔ウイングが下がらないように!駒からの距離は楽器により異なりますが、私の楽器では 上部で、以前2.5mmでしたが今はだいたい2mmです。
駒端ラインから内側へ1mm~1.5mmが最適です。
下部は裏板の厚い部分が中央であれば垂直~少し外へ。下部がトレブルサイドに有る場合は、1/3~1/2くらい外へ傾けます。真っ直ぐに立てると、素直な純な音がしE線が際立ちます。少し傾けると、楽器にもよりますが、楽器が謳うように箱が動くようになります。E線の音の太さが薄れますが味が出ます。G線も鳴りやすくなります。傾け過ぎると、E線は乾いた薄い音になります。

長さ、基本的には、かすかな強さで立っている事。ただし、表板が下がらない事が前提。つまりストラディヴァリモデルでは出来立てでは、魂柱はそんな状態では立てられず無理という事になります。しっかり立てて箱が変化するのを待つしかない。薄い楽器程、箱の変化と魂柱の長さは影響します。

一丁のヴァイオリンで、この魂柱の数を試し、駒はこのほかにも2枚あります。出来る限りのベストを試します。自分が納得するための勉強代という事になります。良い音で弾いていただきたいと思います。(微妙に違うStradivariモデルの駒と魂柱は太さ6.2mm前後で 年輪違いと長さ0.1mm~0.5mm違い、経年の違い)
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駒について過去の・・・
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by cremonakuga | 2017-06-12 19:57 | Trackback | Comments(0)
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