久我ヴァイオリン工房
ヴァイオリンを作るには 創るには 音を創りだすには・・・・
本家本元の音質も 素直に学びます。
20日は 白寿ホールで渡辺玲子さんのコンサートを聴きます
知る、聴く、喜び 時代を彩る名曲とともに・・・
フランクの最終作 唯一のヴァイオリンソナタの秘密に迫る。
Vn 渡辺玲子
Pf 江口玲
使用ヴァイオリン グァルネリ デル ジェズ 1736ムンツ
・ベートーヴェン ソナタ ヘ長調おp24 春
・シューマン 「F.A.E,」 間奏曲
・フランク 「F.A.E.」 イ長調
1736年は 1740年からがデルジェズが良いというのが一般的。1730代は美音。 必ずしも1740年からが・・・・???
(日本音楽財団所有楽器パンフレット2016より)
ストラディヴァリの最晩年あたりで、グァルネリも影響を受けているはず、またストラディヴァリもグァルネリを意識していたはずと推測しています。なぜならストラディヴァリの晩年の楽器は低音が良く鳴るように作られています。低音が魅力的なヴァイオリン。 グァルネリは1744年とは違い、作りもノーマルで音色も違います。 その辺を E線の最高音と、低音がどう聞こえるか その辺を鑑賞・・観察しようと思っています。現代進行形のCariplo1744とはまったく違うので参考にはなりませんが、その辺をインプットしたいと思います。Cariploの生の音は はるか昔の記憶ですが かすかに残っていまが、1740代を聴く機会が多く、1730年代は久しぶりなので どう聞こえるか???とても楽しみです。
悲しいかな・・・どうしても 音楽を聴く前に 楽器の厚さ配分を音から推測しながら楽器の音を聴いてしまいます。