ヴァイオリン 製作中のGuaruneri del Gesu1744 は・・・

新年も1月半ばを過ぎた・・・昨夜は冬の嵐!
大雪を覚悟していたが、雪雲の隙間だったようで今朝が予想が外れ積雪がなかった。
都心も積雪した・・・30kmのここは無い。
きっと溶けたのだろう・・・
これからだろうか・・・・・
昨日の日曜日は、娘達が二人工房に来た・・揃ったのは久しぶりです。
スパゲッティ ポモドーロ、とインドカレーを一緒に作った。
一個建ては、寒いと口をそろえた!
私も寒いと思う。
d0040395_1453339.jpg


 二人ともヴァイオリンは小さなころから趣味で弾く。
そして 二人とも ヴァイオリンを作ることになった。
急がず、惑わず、確実に本物のヴァイオリンが作れるようになるとと思う。
本当は、現代の基本的なヴァイオリンを作る方法で作ったほうが良いと思いますが・・・
最初から、300年前の作り方で始めます。
昔しだったら、クレモナの名工達は、その親や、おじさんや、先輩から
今(2000年代の)の作り方など無かったし、発想もなく、習わなかっただろう・・・・
私は30数年かけて300年前の名工達の楽器を通しその足跡をたどり、今の作り方に辿りついた。
今考えると、求める音からは、途中は無意味ではないが、あえて作る必要のない。
30数年こころして来た事がある。

それは、途中で自分をチェックする事だ!
独り善がりになっていないか?
思い込みでないか?
道を間違っていないか?
人生では、うよう曲折あるが、事ヴァイオリンに関しては
そういう時必ず300年前の師匠達の音を聞き
それを見て 正しいと思える道、方法を選んだ。
想像ですが、多分300年前の名工達も、同じ様に先達の技を探り
そこを乗り越えるような新しい技を、絶えず想像し、発想し、試し
結果が良ければ積み上げ、結果が悪ければ反省し次の新しい発想へと・・
繋げて音が良くなる積み上げをしてきたのだろう。
一番怖いのが、思い込みで、外の声が届かなくなる状態になる事。
特に思い込みが激しくなると、良いと思っている音が実は客観的には良くない場合も有り得る。
自分の好みの音にしたがるが、好みが名工達の好みとかけ離れてしまい、300年前の
教えの音でなくなってしまう事。独それでも自の良い音であれば良いのだが・・・・

試しの積み上げであれば、途中でいろいろな演奏者の意見でチチェックし、
検証し、その事象、結果を明確に理由づけ納得させる事までつなげると
次に音につながる。
例えば その楽器に合わない演奏家が、言った感想・・・は、想像が出来る。
予想通りの音が聞けるか?
その楽器に合う演奏家が、言った感想・・・も想像が出来る。
予想通りの音が聞けるか?
そういう時は、必ずどういう事かを ご説明し試奏していただく。
その楽器に相性が良い奏者に弾いていただかないと、期待の音を聞くことは出来ない。

想像どうりの感想と、自分の耳で期待の音が得られれば、間違いない方向に近いと思える。
つまり、誰からも 良い感想を聞く事がチェックでもない。

まさにPiano Piano 300年前の音の作り方が当り前のように作ることにしよう・・・


右が私のCariplo1744左が娘のYsaye1740 

※Cariploは、資料関係でアウトラインで苦労しましたが、厚さは 同じ1744年のOle Bullの表板、裏板を音を参考に少し修正しています。
Ole Bullは裏板6.5mmですが、私のは6.7mmで作っています。チェロの厚さでも楽器は鳴りましたが、今回のCariploの音はOle Bull比べて反応が軽快です(・・と言っても暗く深い魅力的な音がします)。そこで裏の一番厚い場所を5.8mmにしようと思います。

私にOleBullモデルは何人かの男性演奏家(国際コンクール受賞者)にご試奏頂いた時、お二人とも汗ダクでした。それだけ裏が厚い楽器を鳴らすのはアスリートのような体力と技術が必要です。
ウートウーギ氏も映像では だいたい汗ダクです。汗かきなのかも知れませんが???? 軽く簡単に誰でも演奏できるヴァイオリンではないのだろうと推察します。
意外と楽だったりして!・・・

過去のHeifetzは6mmで作っています。
Cariploは横板は、平均1.4mm(1.1mm~1.6mm)の範囲で既に厚さを加工しました。
さてさて どれだけ近づけるか???また、
Cariplo のトレブルサイドのブロック
d0040395_13471488.jpg



ネックブロック
d0040395_13473659.jpg






久我ヴァイオリン工房HPへ

by cremonakuga | 2016-01-18 14:15 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://cremonak.exblog.jp/tb/22789038
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< 美味しいイチゴの食べ方♪ ヴァ... "La Primav... >>