ヴァイオリン グアルネリの音の準備

ヴァイオリンを作る・・・

いろいろな個性のヴァイオリンを作る時、グアルネリやストラディヴァリ・・・
実際に本物も手に取り調べてはいますが、実際の音は、
単に厚さや、形で同じ様な音にはなりません。
雰囲気は出ますが、なかなか100%の満足は得られない。
どんなに良く出来たと思っても 決して満足せずに
不満足は???
では、どうして????
(この楽器は 不満はありませんが・・・いろいろな原因は分かっているため)


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それからが作り手の考えと発想の具現化が大切になります。
音の不満足が どこから起因するか???
おおよその見当を付け、試します。

そして 音を思った音に極力近い音にしていきます。
その過程で、どこを どうやったら どうなる・・・という副産物が蓄積されていきます。
ストラディヴァリだけでは 分からない事の回答がグアルネリから教えられることも有り、
その反対にグアルネリの謎がストラディヴァリから分かる・・・など


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つまり単に厚さを真似る事ばかりしていては、真似た楽器を絶対に超えられません。
超えられるとは思っていませんが、
その楽器に近づくこともままなりません。

どうして そうしたか?が理解できないと意味が無いことになります。
最初は真似・・模倣から始まりますが
新しい独自の新しい知識から
考え・音をコントロールしないと本当の意味で
ヴァイオリン製作者・・製作家とは言えません。
今 67才になって、
やっと独自の発想の入口に来ました。
ストラディヴァリと同じ楽器は作れないとしても、グアルネリ デル ジェズと同じ楽器は作れないとしても
おこがましいですが!

彼らと同じ考え方のレベルが出来るように近づく・・・
そして板を削る、形を作る
それは到達目標かも・・・・・


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売れる楽器を作るのではなく、誰が使えるか どのレベルまで使えるか?
と考える。
売り易い楽器と性能の良い楽器は必ずしも一致しない。
良い楽器は売れる=売れる楽器は良い楽器・・ではない。
良い楽器は売れるは正しいと思います。

性能を重視すると、一般的には扱いずらい楽器になってしまう。
売り易い楽器を作ると、難しい演奏の音色、パフォーマンスが出せなくなる。


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ヴァイオリンは400人~1000人くらいの音響の良いホールで、上手な演奏を聴いた時
そのヴァイオリンがどうか?良くわかる。
特に、ヴィヴァルディ、バッハ、ベートーヴェン、ブラームスなど聞き慣れた曲を聞くと、
ヴァイオリンの音を聞くというより、曲を聴く事によって楽器が邪魔せず、協力して曲を作っているか?
協力して音楽を作っている楽器の音は 必ず感動する音色になっている。

そこが判断のポイントとしています。
なかなか・・言うは簡単なのですが・・・・


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かつて落下した横板のダメージを 内部から直し、厚めに作ってあったため内部を思ったように直せたヴァイオリン、F字孔は別にしてアウトラインはグアルネリだった!機会あればホールでの音響はどうか?確認をしてみたいと思っています。


Myブログなので、言いたい放題言っていますが あしからず!
by cremonakuga | 2015-10-09 17:17 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)
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