久我ヴァイオリン工房
先日、2000年のヴァイオリンを内部&外部を直し
グアルネリを思い起こすような音になったヴァイオリン。
ムラになたニスをレタッチし、お色直しをしたら・・・・
ベースのオリジナルニスよりほんの少し硬めのニスだったので、なるべく薄くレタッチした。
アルコールニスをアルコールで薄め小筆でレタッチした。
塗りたてでは、良い音だった!
まだニスが完全に乾いていないので
問題無く良く響いた。
綺麗になったのですが・・・
それが
完全に乾くと・・・・
音量が少なくなり まったく別なヴァイオリンになった。
最初の感動の記憶は 思い出せないくらいになった。
倍音も感動しない・・・・
本当にデリケートです。ヴァイオリンの音響は・・・・
そこで、表面をマイクロメッシュで磨き、特にニスが濃くなっている場所を平均にし、その後アルコール拭きし、全体に皮膜を 少し取った。
その後、全体を磨き上げた。
また 少しムラなヴァイオリンになってしまったのですが・・・!
音が戻った!
明日はどうか???
完全にニスが乾いたらどうだろうか??
多分良さそうです。
レタッチしたニスは元々塗られていたニスに比べれば ほんの少し堅いだけなのだが・・・
音の振動は きわめて敏感です。