修正グアルネリ・・ニスレタッチで鳴らなくなった!そして回復させた♪

久我ヴァイオリン工房

先日、2000年のヴァイオリンを内部&外部を直し
グアルネリを思い起こすような音になったヴァイオリン。
ムラになたニスをレタッチし、お色直しをしたら・・・・
ベースのオリジナルニスよりほんの少し硬めのニスだったので、なるべく薄くレタッチした。
アルコールニスをアルコールで薄め小筆でレタッチした。
修正グアルネリ・・ニスレタッチで鳴らなくなった!そして回復させた♪_d0040395_18441977.jpg


塗りたてでは、良い音だった!
まだニスが完全に乾いていないので
問題無く良く響いた。
綺麗になったのですが・・・



それが
完全に乾くと・・・・
音量が少なくなり まったく別なヴァイオリンになった。
最初の感動の記憶は 思い出せないくらいになった。
倍音も感動しない・・・・

本当にデリケートです。ヴァイオリンの音響は・・・・

そこで、表面をマイクロメッシュで磨き、特にニスが濃くなっている場所を平均にし、その後アルコール拭きし、全体に皮膜を 少し取った。
その後、全体を磨き上げた。
また 少しムラなヴァイオリンになってしまったのですが・・・!

音が戻った!

明日はどうか???
完全にニスが乾いたらどうだろうか??
多分良さそうです。

レタッチしたニスは元々塗られていたニスに比べれば ほんの少し堅いだけなのだが・・・
音の振動は きわめて敏感です。
by cremonakuga | 2015-10-06 18:44 | Trackback | Comments(0)
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