ストラディヴァリウスモデルカテーナは予想通り!

久我ヴァイオリン工房

ストラディヴァリウスモデルのヴァイオリンは・・・

カテーナを削り形を整えた。
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重さは表板全部で61gだった!
幅は5.8mm
カテーナは、4gということになります。

中央の高さは12mmを わずかに切るくか?切らない?くらいです。
端で2mmを切るくらいです。
中央のみ高さを計測しました!
13mmでは、感覚的に高い・・・
12.5mmやはり高い!
12mmをわずかに切る高さが気に入りました。
端は、3mmの高さから、見た感覚で削りました。
今2mmを切るくらいだと思いますが、
ここはタップします。
ここは中指の爪でタップし
同じ音の高さにします。
ごくごく軽く!
私の方法です。
今まで何も問題無いので、いつもこうしています。
そうすることで、表板までタップせずにカテーナ部分の質量を同じにします。
両端から等距離の3cm、5cmくらいまで同じにします。


その結果数値的なデータをとってみますと・・・・・
M-5・・・Eー50cent
M-2・・・D-50cent(C+150)
M-1・・・D+50cent(E-150)
という事になります。
計算は合っているかしら???


        表       裏       差
M-5   E-50cent   E-110cent     M-5差 60cent
M-2   D-50cent   D+50cent     M-2差100cent
M-1   D+50cent   G-10cent    ・・・・・・

※ここで注視したいのがM-2です。
M-2というのは、板のボタン下部直下中心線をタップしたときの音で、中心に沿った曲げの強さを表しますが、下はエンドピン真上の中心線に沿った場所
一般的には 2箇所を同じ音程にします。
この時 下より上を0.1~0.2mm薄くすると同じ音程になり、上下で共鳴します。
上下の大きさ、幅、面積によります。
狭ければ薄く、広ければ厚くします。
表板、裏板を同じ音程にするとM-2は表、裏同じ数値になります。

ハッチンスさんの理論によりますと、表・裏ともにM-5が同じ場合、
M-2をきわめて合わせる(?%の範囲内で)と記しています。そうしないと砂を撒いたようなザラザラした音になると!


私の場合は、M-2は明らかに違います。M-5も違うので当てはまりませんが・・・

M-2は数値的には合っていませんが、実はアナログ的にM-2をもっと難しい調整で合わせてあります。箱になった時に違和感なく一体化するようにしてあります。
0.2mm薄く作るとかは、考えていませんが・・・
M-5とかM-2とか 数値が全面にくると、自由な発想が出来なくなります。ましてストラディヴァリウスやグアルネリ・デル・ジェズの様な発想には、邪魔な存在になってしまいます。
数値はただのガイドです!


そうは言っても、自由な発想の結果を便宜的に数値で記録する事は、発想の阻害要因にはなりません。

科学の便利さ、しかし音作りはアナログの神秘を使うのが今求められているのではないでしょうか???
良い音は、数値では表せないのですから!


丁度良さそうです。
Fまでいかせたくなかったので良かった・・と思っています。
裏板は、もう少し削ったほうがニュアンスが出せる楽器になると思いますが、ソノリティを考えますともう削れません。

出来立て すぐに良い結果を見たければもう少し削りたいところですが、永遠の結果を考えますとこれでOkです。
by cremonakuga | 2015-05-25 17:29 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)
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