ヴァイオリンの心臓部・・・la anima

久我ヴァイオリン工房

ヴァイオリンは完成しましたが、
本当に難しいのは、これからです。

なかなか完璧なピカイチ素材はないのです。生ものなので…(傾斜見本、長さ見本など保管します。後のために記録で2014viottitとして!)
d0040395_22403939.jpg

駒や、魂柱で、音がとても同じ楽器とは思えないくらいに変化しますが、
出来立てのヴァイオリンの場合、最初に発する音は、一番振動しやすい部分が振動し
それがその時の音になります。

つまり、この時点で、駒が良い、悪い、魂柱の位置がどのこうのと・・・
あまり神経質になってはいけません!
と・・・自分に言い聞かせます。

いつもの事ですから。

駒は、ボディーの音響に合った厚さ、形に仕上げたら、少し高めで済ませます。
1mmくらい高く。

魂柱は、もう4本作り替えましたが・・・・。
入れる・・立てる場所は同じ場所で、既に、いつでも決まっています。
魂柱は、あまり位置を変えないほうが得策です。
頻繁に変えると、ヴァイオリンの振動の図面が、変化し、音に良くないのです。
例えば、A線の低いポジションで振動するのに必要な部分以外の部分を侵略したりします。

つまり振動する時、振動しない部分が大切ですが、いろいろずらすと、ぐちゃぐちゃになってしまって、
めりはりが無くなってしまいます。
とりあえず良く鳴る楽器になってしまう恐れがあります。
・・・と私は思っています。
ボケルという感じになっていきます。
振動しなくて良い部分まで振動させることは、避けたい。

魂柱は、①1975年のもの②1985年のもの、③60年くらい前の物、・・と④不明のもの(おそらくそれ以上・・70年くらい前のもの)
結果良好だった④を予備にし、①の1975年のものをセットしました。

音質は④のほうが経年している分良く、E線は輝かしいのですが、少し線が細い・・、しかし、①の方が、パワーを感E線は、しっかりしています。

木材を、割り、角にし、角を落としながら円柱にします。
もう慣れましたが、ほとんど既製品が使えないのが困ったものです。
以外にバスバー材に魂柱に適したものがあたりします。
使わない表板に、魂柱の最適な部分があったりもし、
表板1枚が、魂柱1本になることも・・・・
私にとっては、ヴァイオリン1丁に2枚の表板を使うこともありました。
ですから・・とても貴重な魂柱です。
d0040395_22405991.jpg





ホームページへ
Cremonakuga

by cremonakuga | 2014-10-19 22:45 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://cremonak.exblog.jp/tb/21224063
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< ヴァイオリン用のテールピースを... 新作ヴァイオリン La pri... >>