Cremonakuga新作ヴァイオリンニスは???

久我ヴァイオリン工房


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ほぼニスは、濃さとバランスは済み、あとはカバーニスつまり透明ニスを塗り重ねるのみです。
このニスがとても重要で、赤い色を、カバーし、純粋の赤を柔らかい赤に見えるように・・・
オレンジっぽい赤へ、濃い赤は、黒っぽく見せます。
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一般的なニスは、純粋のオイルを使い、色彩が変化しないようなオイルを使います。
絵画では、リンシードオイルは、顔料の鮮やかな色彩を、応変させるため、黄変しないように、加工したり、
ほかのオイルを使ったり、変化させないことを重要視します。
絵画では、き裂がはいにくい、はがれにくい、顔料を変化させない・・・などが重要です。
そのため、最後に表面の保護ににニスを塗ります。
ルツーセなどが、それです。
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しかし、固着性が強いオイル、ひび割れがしにくいオイル・・ボイルドリンシード、サンシックドリンシード、
などは、絵画や、家具などには、良いように思います。

ヴァイオリンには、皮肉にも、はがれやすい、皹が入り易い、オイルのほうが音に良いようです。
また、黄変したほうが、趣が出るようです。

そうした効果を狙っています。
赤は、退色するので、少し濃い目に、応変するので、少し赤めに、数年先を考えて現在の色を決めています。
売り物であれば、今現在が、一番きれいな状態が良いかもしれません。
今良い状態で、さらに年月を重ねるごとに、美しく変化する事を予定しています。
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表面にニスの層ができ、透明度が増すと、色の濃さは、薄く見えます。反射が多い現在は色は濃く見えます。
その先を考えながら塗るのが、本当に難しいです。
by cremonakuga | 2014-10-12 01:01 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)
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