ヴァイオリンは箱が出来、ネックが仕込まれました。

久我ヴァイオリン工房

ストラディヴァリウスモデルのヴァイオリンの箱は表、裏とも接着され、完成しました、
そして、ネックも組み込まれました。
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ネックを組み込む=仕込む時の方法をいろいろ試し、良い効果や、
いろいろな失敗など記憶しましたが、

(これは、駒を仮に立て、指板の向きをいつでも確認できるようにします。)
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結果、シンプルで、確実なこの方法は良いように思います。

(これは、ククモナのUさんに作っていただい手作りジグ)
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しかし、しかし、この方法も落とし穴があり、注意とチェックが要ります。

ネックと本体の間に膠の層が残らないように、ブロック方向へのクランプ(大きな)
と・・・ボタン方向ヘ、の接着をさせるクランプを使います。
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下準備として、ネックの断面(楓)面に、あらかじめ数回薄い膠を染み込ませます。
乾いたら、軽くペーパーをかけ、表面に残らないようにします。

接着面を温めでから・・・・・・

接着時には、手で押しながら、擦り合わせをし、余分な膠を追い出し、すぐに2つのクランプをかけます。
最初にボタン方向へ、(通常これだけでも良いのでしが)
次に大きなクランプ、

両方、ある程度しっかり締め、数分の頃合いを見て、ボタン方向の開かない程度にクランプを軽く緩めて、軽く締めます。
次に大きなクランプをしっかり締め、締まる力をかけ続けます。
30分くらいしたら、小さなクランプを再度しっかり締め、、交互に力を時間を掛けてしめ、
1回で閉めっぱなしよりは、密着度が、良いのではと思います。

ここで、かつての失敗談・・・
ここでネックの縦方向の大きなクランプ、ネックを押す部分が平面の方が効率良いように思えますが、
微妙に左右に力が違ってしまい、6時間も締め続けると、ネックが向きが傾く・・・・
ネックの中心に力がかかるようにしておかないと、上手くいかない。

この失敗、接着直後は、成功でも、じわりじわりと時間をかけ、曲がるからやっかいです。
結構ショックとがっかりする。直すに直せない、そう簡単には・・しっかりくっついてしまったら・・・
・・・それからは、どんな時でも、時々確認します。
さあ・・どうだろう??順調か?
お楽しみです・・・

鉄アレーの重さを長時間かける方法でも経験した。この大きなクランプでも経験した。
押さえる面を工夫すると上手くいく・・
押さえる、ジグも有りますが、今回は、シンプルにコルク版を当てた・・・

接着面は、チョークで摺合せ、ぴたりといくようにします。

今回は、ネックの指板までの距離は、6mm弱、駒までのプロジェクションは、28mm(27mmに落ち着くように)
指板の先端の表板からの高さは、20mm

最終に指板で19mm以上、駒で27mmを予定しています。

弦長は、329mm
ネックの角度は、ノーマルです。
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チョークで確認、丁寧に時間をかけ、しっかり、ぴったり面を合わせます。
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さあ。どんな音か楽しみです。
箱のタップ音は、敏感です。
既にニスは準備済み、下地用色素を手作りせねばなりません。
by cremonakuga | 2014-10-05 17:51 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)
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