ヴァイオリン製作・・・膠を水に浸す

久我ヴァイオリン工房

ヴァイオリン白木の板を接着する前に、もがく・・・
さあ・・・これで良いか???

最後に、もう一度確認をします。

特にヴァイオリン表板は、年輪の似通っているのを使っていますので、さして問題はありませんが、
裏板は、昔のような良い板はなかなか無くなってきています。
年輪の幅の細かな部分が、重要な部分にかかり箇所を再確認します。

特に薄くする部分に細かな年輪が有る場合、それより薄くしないといけない。
厚くする部分は、音色の影響は少ないです。
薄い部分が、予定より強いと、思った抜けが得られない。
d0040395_14404157.jpg

さて、ではどうするか?
隣を、スクレーパーで擦るか、指でなすり、その音を聞きます。
今回は、中央の中央部分付近は、3.5mmを3.4mmに2.8%削りました。
下部の2.5mmでは2%削りました。
3.7mmでは3.5mmになりました。
この事は、その面積?や、隣の厚さが厚いか?、薄いか?また向きは?年輪の太さ、細かさで、同じ厚さでも異なるのでケースバイケースという事になります。
耳しか頼ることはできませんが、
もし、しなければ、それはそれで 楽器の個性として材質が違う個性として良いのではと思います。

あえて言いますと、年輪が、特に広い部分は厚くしておかないと いけないということです。

私の場合は、私の求める音のためにします。
慣れているので、苦にならず、しゅくしゅくと処理を済まします。
上から下まで・・・・・・帯で・・・・!

この作業は、こういう事も言えると思います。
左右対称に正確に厚さを出し製作する場合、どこかが年輪の加減で、強くなる・・そこに左右不均衡が発生します。
どんなに正確に厚さを出しても、材料が木ですから、結果は、正確な厚さが、音響的に正確に再現されているかと言えば、そうはなりません。
そういう作業をする場合には、年輪が均等な木材を厳選せねばなりません。
しかし、木材が、後押しして音が良くなることもあります。
厚さを左右対称に作っても、結果的に年輪の加減で、左右非対称になっていて、良い音になることもあります。
その良さの方が多いかも知れません。

本物のストラディヴァリウスと相談し、木材の違いを、修正することは、音のレプリカを求めるには欠かせない工程です。
まさに人間力の仕事です。3Dプリンターには負けたくない!


ヴァイオリンの作り方は、表板、裏板は、左右対称な厚さに 教わります。 またいろいろな教本も、多彩な違いはあるが、左右同じ厚さに作るようう書かれています。もちろん製作学校でも そう習います。
いかに正確に左右対称に同じ厚さで作るか・・・が腕の見せ所となります。シンメトリーという事です。

 私が1995年に作ったヴァイオリンは、非対称な厚さで出来ています。 その前からそう作っています。
じつは、意識して左右対称な厚さでヴァイオリンを作った事がありません。確か そうだったと思います。
当時は、何それ???という認識が常識でしたが、最近、なにかと厚さ左右非対称楽器とか聞きます。
今頃、何を言っているのだろうか・・・・とその方面のベテランは思うのですが・・・・話が反れます・・
by cremonakuga | 2014-09-18 14:41 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)
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