ヴァイオリンの音つくりは、いよいよ・・・・

久我ヴァイオリン工房

いよいよ進行中の、新作ヴァイオリン・・・
アントニオ・ストラディヴァリ モデル アンティーク仕様
1709 Marie Hall-Viotti・・・
d0040395_1304659.jpg

2本目の表板・裏板の板厚調整が完了します。
ぜんぜん違う、表板・裏板で、作りましたが、
ほぼその音響上の、メインモードでは、同じような傾向を示すことが分かりました。

違いは、表板が、前回は、マスキオ材で有ったこと・・
・・・結果軽く仕上がった。M-2が、今のより、少し高い値を示しました。
なぜなら、横方向への強さが強いことを、まさに示します。
経年の差を加味し表板を0.1mm厚く作った・・・
寸法より0.1mm厚く作ったにも関わらず・・・

裏板は、前回は、少し年輪が、今のより少し広く、しかし強い感がありましたが、それは厚さの割に強さを持っていたことを示します。結果軽くなった。
今進行中のは、年輪が、違いますが、密度が有る感じで、その分重い・・
結果予定より、0.1mm薄くしました。

顕著な特徴は、前回も経験し、試案したことと、同じことを思い起こしましたが・・それはXモード(M-2)が離れる事! リングモード(M-5)は近づく事・・・

ハッチンスさんの作り方をしている人にとっては、・・「えらいこっちゃ!」という事に きっとなるでしょう・・・
なぜなら、近くするのが目標だからです。

この事は、プレート上状態にある板の、ある一点のモードでの事。箱になるとまったく別な事になってしまいます。

今回は、経年加味せず進行しましたが、結果その分を裏を薄くすることで、表裏のバランスをとった・・それでもまだ裏の比重を減らした方が良さそうで・・もう少し考えよう??????

オリジナルストラドは、今回の木材のほうが近い材料です。

私が、している事は、箱になって、表板のある部分どうし(M-2相当の場所)を合わせる事をしています。
4か所同じにするのではなく、オリジナルストラドに沿って、表に上と裏の下、表の下と裏の上合わせる事をしています。
ストラド総てがそうではなく、作っているストラドがそうなっているという事です。
この事は、ニスを塗ってHzが表板の方が上がることも考えています。
X-モードは1音くらいの差があります。 リングモード(M-5)はほぼ一致します。




2012
表 M-5 F20    M-2  D10 
裏 M-5 F+50  M-2  E-20
M-5の差・・・+30cent
M-2の差・・・+170cent




2014
表 M-5 F-50   M-2   C+140  ・・・・・     67g
裏 M-5 F      M-2   E-70   ・・・・・・ 109g

M-5の差・・・50cent
M-2の差・・・190cent


※100cent=半音、200cent=1音
by cremonakuga | 2014-09-18 01:31 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://cremonak.exblog.jp/tb/21123070
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by スーさん at 2014-09-25 11:53 x
愚作もこれにすごく近い似た様なデータを取ってやっています。M5/2の差を意識します。
Commented by cremonakuga at 2014-09-25 17:11
よろしいんじゃないでしょか♪
<< ヴァイオリン製作・・・膠を水に浸す 新作のストラディヴァリ・・その... >>