新作のストラディヴァリ・・そのヴァイオリン裏板・・・・(9/15追加)

久我ヴァイオリン工房

新作ヴァイオリン進行中の裏板は・・・・
ストラディヴァリウスモデル裏板は、??
でこぼこで波打っている内側ですが、音響的には考えいるからです。
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現在内側の厚さを、ほぼ90%調整することができました。まだ、渕周りの正確な処理と、上部の厚さの一部ばまだですが
・・・・・・・・・・・・・・・・その状態をチェック
重さ・・・114g
M-5・・・・F~F#(F#のー50くらい)
M-2・・・・E
予定通りの状態です。

この赤ポッチの印は、ここまで削って宜しいということです。大雑把な状態での写真です。もっとピカピカにして撮れば良いのですが・・・・・今の工程はまだ・・ザックリと進行します・・・・
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ボスニア材は、まったく予赤エンピツはなぜか???
黒では見えずらく、赤が良く見えるからの単純な理由です。

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※9・15・・・表板と裏板のM-2は、かなりずれていますが、前回のもずれていましたが、音にはまったく問題はありません。
M-2を近くするのは、モード調整をする場合で、板厚が、ほぼ左右対称で、上下、左右の斜めの力関係を音響的に、・・・どう表現したら良いか???つまり滑らかにつなげる手法・・平均的な処理で板が鳴り易くし全体的に縦、横斜めの力関係を、表裏を近くする???とでも言ったら良いのでしょうか???

モードが離れてはいますが、このモデルの場合、表のネックブロック直下の音響と裏のエンドブロック直上の音響を合わせるという=タップ音を・・そういう調整をしています。
つまり表のエンドブロック上と裏のネックブロック下を合わせ、お互いに逆に合わせるシステムにしています。

私が思うには、すべてこうでなければいけないという事は言えず・・いろいろな組み合わせが可能であると思います。
なぜなら、これは失敗だった・・という経験は あまりないからです。

ストラディヴァリやグアルネリの厚さから、それらの楽器固有の関連性を読み解き、ここと、ここは、同じになる、ここは上になる・・・
そうすると音は・・こうなる・・と分かる。それらのポイントをどう読むか?
それが、製作者の意図でもあり、そういう事を重ねると、見えてくるこのがあります。

そうしますと・・・・楽器によりM-2は必ずしも近くはならない・・・
モード調整法では、表・裏とも上下を同じような振動にします。しかし、上と下は別な音に関係していて、必ずしも一緒にメイン振動はしない。

ハッチンスさんの手法をしていると、どうしても合わせたくなり・・・合わせてしまう。
その手法をしている限り、良く鳴るヴァイオリンは出来ますが、ストラディヴァリ先生の手法には、一定の距離が開く。

今回も・・M-2を調べる時にタップする箇所は、上下逆で別々に合わせてあります。
計器では、出来ず、耳で合わせます。
重さ112g
M-5 F+40cent
M-2 E-40cent


・・・しかし 予定の厚さですが、全体にまだ強すぎるようです。

どうするか???試案どころです。
落とすには全部一皮むくような作業が必要です・・・もう一度前箇所の厚さをチェックし、残し、厚過ぎる場所は無いか?を確認する必要があります。

この事を分析すると、表板は、オリジナルよりF字孔間の年輪幅が広い・・それにくらべ裏板も広いが、そのわりに、性能が良いようです。
by cremonakuga | 2014-09-14 13:31 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)
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