ヴァイオリンF字孔まわりの処理

久我ヴァイオリン工房

ヴァイオリンのF字孔まわりの処理は、感性が出せるところです。
のっぺらすると、おもしろくなく・・・
あまり深く掘ると、個性が出過ぎる・・・

裸眼で見ると、あまり凹凸は、感じられないが、光を当て、写真に撮ると
陰影が良く分かる。

まだ、おおざっぱですが・・・・

そんな陰影が良い。
F字孔に近い外側部分は、角度がきつくなり、盛り上がらせます。
その部分の内部、内側は、外へ丸く少し入り込みます。
駒の外=F孔際は、丸みを帯び、内部は、それに沿ってカーブします。


d0040395_1357947.jpg


d0040395_1441199.jpg

ストラディヴァリウスの場合は、F字孔の外側は、光が一直線に輝くように処理します。
d0040395_1464660.jpg



裏板は、粗削りが済み、渕周りも、大体の厚さに仕上がり、輪郭もほぼ完了しました。
あとは、プンターコーナーの幅を、パーフイング=フィレットの合わせ具合と考え決定します。
アーチ高さは15mmです。
私としては低めですが、渕が、薄めなので、意外と高く見えます。
木の質で、楓特有の点々の模様の色素が一部に沈着していて、
下地、ニスではあまり目立たないとは思います。
また、このヴァイオリンは、アンテキザートにすます。
丁度肩で、変色する部分なので・・・・・・と考えます。
d0040395_14202160.jpg

上部の木釘用の穴が、0.5mm横にずれた~
下部は、giusto!

マレッツアァトーラ=虎杢は、綺麗で、最後の下地とニスが楽しみです。
by cremonakuga | 2014-08-19 14:17 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://cremonak.exblog.jp/tb/21019492
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< ヴァイオリン!魂柱は自分で調整... ストラディヴァリウスモデルの新... >>