新作ヴァイオリンの表板は????

久我ヴァイオリン工房

現在進行している新作ヴァイオリンは、表板の輪郭が、ほぼ加工が済んだ!
微妙な、輪郭の修正をしています。
今回は、輪郭の、形に合わせず、フォルマに沿って、なれで進行しました、
少しカーブを修正します。
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渕=ボルドの厚さは、スタンダードで4.0mmですが、それよりだいぶ薄いです。

ボルドが厚いと、そのメリットは、箱が頑丈になり、強くなります。
内部が、全体にデリケートな場合は、その強度を補完するのと同時に音を阻止する方向にも向きます。

結局4・0mmにしても、渕すぐ近くの表板は、3.0mmからスタートしましから、少しえぐらなければなりません。
つまり、渕が、強くなるのと、同時に、横板の高さを0.5mmくらい高くしたのと同じになります。
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表板のボルドの厚さを薄めにするためには、その内部の立ち上がりから、いろいろな強度を作る表板にしないとならない・・・のと一緒に裏板の強度が、表板を補完するようにしないと、結果の音は弱くなります。

だらだら・・・グダグダ書きましたが、表板は、美しい木材を使う事が出来ました。
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年齢とともに、あまり神経質にならなくなってきました。より感覚的になってきました。
まだ、厚さの等高線は、書いていませんが、どうでしょうか?
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それをする以前に、横から見た時の、アーチの美観、特にネックから立ち上がる流れが重要です。
本物のストラディヴァリの、それは、実に美しいです。
毎日、それを鑑賞していたときは、それが当り前でしたが、遠ざかると、だんだんナローになる。注意したい部分です。
ネックの部分は、1.5mm強ブロックが低いので、表板が浮いています。箱の上面は、平面でないため、
表板にテンションがかかることになります。バスバーを接着すると、表板が、反りますが、何時も、このテンションで、うまい具合にだいたい合います。音的には問題ないようです。
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左右の年輪の違いを、生かし、音質をコントロールする。
しかし、こと事を分からない方からは・・余りの板を寄せ集めて使ったとか、木取りが下手だとか
思われそうですが、知識のある方には、理解されると思います。どれでも、逆に使えば高音が、すがすがしく良く響くでしょう・・
この板は低音が、軽やかに強く響きます。

アッパートレブルサイド
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アッパーバスサイド
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ロアートレブルサイド
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ロアーバスサイド
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by cremonakuga | 2014-08-01 14:27 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(0)
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