サロン・コンサートすてきなスペースで聞く

久我ヴァイオリン工房


ヴァイオリンとピアノのサロンコンサートへ!
昨日は、茨城の戸頭というところ(工房から45分くらい)の、
「マタニティーハウス戸頭」という、素敵なスペースで
開催された、サロンコンサートを聞きにお伺いしました。
「サロンコンサート イン トガシラ」


ヴァイオリン永井由里 ピアノ廣野安希子

ベートーベン5番 春、7番 他

ラヴェル:チガーヌ

マタニティーハウスというのは、オーナーがドクターという事です。
感性が素敵だと思いましたが、2か月に1度のペースらしく、
平成5年が、第一回とのこと・・・・

とてつもない回数のコンサートが開催されていたと聞きました。
9席の7~8列?くらい??ゆったり豪華な椅子で約60席~くらいでしたか???
ま近で本物が聞ける贅沢なサロンでした。

素敵な絵画が、沢山自然に飾られていて、絵は、私も好きな画家たちのでした。
絵の掛け方も、コンサートの邪魔にならず、音楽、色彩を感じる絵画で掛け方も、熟知されていらっしゃると感じた。 絵の色彩と、それぞれ違う額装も、全体に調和がとれていて美しく良かった!
これ簡単なようで、意外と難しい・・・全体の調和が、少し壊れると、違和感を感じてしまいます。

※ちょっと妄想しましたが=工房にある油絵(お預かりしている絵)は、こういう空間にぴったりだな~と思った!
伊藤清永画伯や、柴田米三画伯とは画風が違うので、単体で広い空間にあると、迫力と、存在感、透明感が出るな~と・・・・勝手に妄想してしまいました。あしからず・・・

コンサートホール自体が、ヴァイオリンのようなものです。

絵画が好きな私には、初めてでしたので、鑑賞させていただきました。
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このくらいのスペースで生の素晴らしい音楽を聞くのが、一番のコンサートの神髄ではと思います。
以前にも確か、伺う機会がありましたが、なぜか?うかがえなかった・・・


今回は、永井由里さんに、是非お会いしたかった!
目的は、コンサートを聞く事のほかに、終了後、前日に 440席のみなとみらいで確認したヴァイオリンの音の再確認という意味もありました。

別々な一流の奏者が、同じヴァイオリンを、広さが違うホールで弾く音を、製作者が、聞き感じ、確認することは、何物にも替えがたい経験となります。

演奏家が、どんな音色を弾くか?
コンサート・ヴァイオリンには、そういう特性を、持っていないと使えません。

・・・・とは言いましても、初めての場所で、事前に主催者の方、オーナーの方に、許可を得たわけでもなく、演奏家との、約束でしたので、
可能であればと、思っていましたが、車で、柏・・からクネクネやっと間違えなく辿りつけましたが、予定より15分遅れ、ぎりぎり間に合った!

サロン・コンサート、
彼女のポッジは、良く響いていた、湿度にも負けず・・・廣野さんのピアノも素晴らしく、ヴァイオリンの永井さんも素晴らしく、ふたりの紡ぐ音楽が聞けて、感動し、またヴァイオリンが鳴っていたので、安心もしました。

エアコンの具合が悪いらしいが、少し暑いかなあ~という感じで、湿度も不快感はまったく感じなかった。
パンンフレットで仰ぐ方もいらしたが、私が、体調良かったのか快適でした。

そうは言っても、
エアコン、湿度の関係で、私の楽器のガット弦は、性能を十分発揮されそうもなかったのですが、

ドクター氏のご厚意で、やさしい対応で、無理をお聞きいただきました。
メインのサロンコンサート終了後、最後まで残られた、親しい方達がいらっしゃる中・・
最初は、思ったより、音がカラっとせず、ブカブカ感、E線が伸びない・・・・悪くは無いが、前日の みなとみらいホールの響きとは、全然違う・・???アレアレ~

しかし、バッハを聞きながら、最後のころは、総て完璧に近い音色で鳴り出し、悪くなかった!

E線も伸びた
と言うより・・良かったと感じました。 ストラドに近い音質が聞けました。
感動ものでした。

一番感じたのは、ノーブルな音質・・・一番大切な音質の指針です。
良く鳴るヴァイオリン、キラキラ倍音が綺麗なヴァイオリン、バランスが良いヴァイオリンは、沢山存在しましが、上品、つまりなんとも言えないノーブルな音質は、一番難しいのです。

湿度が、ガットに合っていれば、多分信じられない さらなる感動が得られたと思いました。

いやいや、ホールが良かったうえ、由里さんの演奏が良かったのだろう!

由里さんに伺ったのですが、弾いているうちに、弾き方は分かってくる、音の出し方が、分かってきた・・・
・・とのことでした。
ポッジとは、全然弾き方が、違うので・・・
おっしゃる通り、違う楽器を弾き分けるのは、日頃の慣れが必要なので、当然です。
指板の幅、ネックの太さ、微妙なネックの長さの違い、異なる弦、
確か由里さんのポッジは129.5mmだったか??私のは129.5mmを130mm直してあった!

コンサート終了後、残られたお客さんも、予定外のアンコールを聞くこととなりましたが、好評でした!
ご厚意で、ドクターのお誘いで、美味しいコーヒーとケーキを頂き、楽しいひと時を共有させていただき、
感謝、感謝でした。

今度は、
次にお会いする約束をし、ナイロン弦で、試していただく予定です。
写真を撮り忘れ・・・・動画も撮っておけばよかった・・聞き惚れて・・・すっかり忘れました・・・残念!



永井由里さんのブログ




久我ヴァイオリン工房・・・久我ヴァイオリン工房
by cremonakuga | 2014-06-16 15:47 | ◆ヴァイオリン・コンサート | Trackback | Comments(0)
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