クレモナニスの樹脂を作りに、太平洋へ

久我ヴァイオリン工房

久しぶりに、クレモナニス樹脂を作りに、九十九里浜間近の実家へ
クレモナでは、最上階のアパルタメンテのバルコニーで、作ったニス、まさにクレモナで作ってヴァイオリンニス=クレモナニスでした!

今のニスは、Novantanove(=99)=ノバンタノーヴェニスだろうか???
ダジャレでした!

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ススキが趣があります。
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こころが安らぐ景色です。
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いつもの場所のいつもの花と寄せ波!
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砂の文様が綺麗、いつもそう感じ写真撮ってます。
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砂の紋が綺麗で撮りました。
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東山魁夷さんの絵みたいにしてみよう・・・・防砂林の苗木脇の海岸に沿った道が作られています・・・
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これは、どうでしょうか?日本画のようです!
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防砂林の苗木は育っています・・・
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携帯なので小っちゃい~ 
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250ccのイタリアの画材用の天然バルサムから、作れるのは、20gいくらいの小量の松脂です。
市販のダーク・コロフォニウムより好きです。香りが良く、屈折率が良いので、面倒で、高価になりますが、自作しています。高価なヴァイオリンですから、当然、良い物を使うことにこだわっています。

天然バルサムは、瓶の底に、木のくずのような不純物が残っています。精製されたものではないようです。そのままに、柔らかくするために、ホワイトスピリットが、含まれています。鍋を加熱したとき、それが最初に蒸発するまでが、第1の危険タイムです。それが飛んでから、温度を上げます。それは、鍋を含む重さから判断します。

ヴァイオリン1丁か2丁分に使います。実際には塗ったり、剥がしたり、拭いたり、、、使えなかった分は処分したり・・・ヴァイオリンに残る分はごく少しの松ヤニが、ニスの成分となります。アルコールニスの様に、10回20回とは塗りません。実際に、ごく薄くても3回~5回で済ませないと、基本的な音が悪くなります。

以前使った30%と書かれたビンに入れて保管!30%は関係ありません・・・・
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・・・・引火すると、火柱が上がるので、屋外で、慎重に行います。風が有る日に行います。煙が、滞留し引火しないように風が適度に必要です。町中、住宅街では、臭いと、煙り、危険度などから、無理なのです。
防護の対策をして行います!




久我ヴァイオリン工房
by cremonakuga | 2014-06-04 11:52 | ◆クレモナニスの美 | Trackback | Comments(0)
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