ヴァイオリンラベルを手作りする(12/05追加)

これは、実験段階のインクを作る様子です。樹脂は混ぜていませんので、乾いてから、水ににじむか、気になりますが・・・乾くまで待つしかないです!2日間くらい・・・・
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インクは、いったいどうやって作ったか?その前に、このインク、少し薄かったので、本番はやり直しが必要です。
実験の趣旨
①インクらしきものが出来るか・・・・・出来ました。
②インクは、うまく濃くプリント出来るか・・・・・

まだらになった・・・・・・羊皮紙の面がなるべき平面のを選ぶべきと反省(試しで粗い面のを使ったため、全体に薄かった・・・・・黒が少なかった、オイルが大方のどちらか。一回では、濃さが足りない。
③インクは、後に水などで、字がにじまないか、ニカワで接着時、問題が起きいように!

・・・均一な、羊皮紙であれば、回転式でないプリンターでプリント出来そうですが、それではインクが違い、意味がなくなります。
あくまで、昔のように再現してみるというところに意味があります。


これは、自分ではできませんが、発注し、届いた、真鍮の版および判子屋さんのゴム印です。
ゴム印は、1600年代末期使用で、新しい版のような印象です。インクが少な目かも知れませんが??真鍮は、1717年前後使用で、文字の太さから、1717前後使用は、かなり使ったような印象ですが、インクが多かったのかも知れど、どちらも使えるようです。特にFの文字に特徴があります。
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上が真鍮版1717前後使用、丸印は、1709年柘植自作です。  下がゴム印1600後半使用、丸印は、1715年ゴム印です。 試しなので、版、印がばらばらです・・・・・・
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1717前後の版は、太いのを少し修正し細くしています。そのほうがインクのニュアンスを表現できるのではないか?と考えました。太いまま作ると、インクで、もっと太くなってしまう危険がありますから・・・・・・
いろいろ修正をすると、本当はどうなのか、ずれてきて、元と離れる気がしました、コンピュータが、人間のボケた顔を画像処理し、実際の顔に近づける・・・・を、真似て、自分で、修正をしたということです。
なんの科学的なことはなく、感覚で行ったモンタージュ似顔絵的な修正を施しました。
分かる事は、明らかにパソコンなどで、プリントしたのと違って、シャープネスと体裁良く輪郭が綺麗ではありませんが、安っぽくなく、存在感は有る気がします。

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結局、真鍮は、水溶性ははじき、粘度を高めないと難しく、油性が向くが、やはりかなりの粘度がないと、文字の上に均一にインクがのらず、文字の端が濃くなり中央は薄くなる。オイルを多くすると、
文字の周りにオイル分はにじむ、粘度が有り濃く、あまりきつく押さないことが必要
になる。

ゴム印は、日本の墨、墨汁などは、綺麗に出来ます。墨は、油煙とニカワ、香料などで出来ています。オイルの手つくりインクは、真鍮より扱いやすいが、今度は黒がはっきりしすぎるような気がしますが・・・

ここで、真っ黒で濃い方が綺麗か、少しグレーっぽい黒が綺麗か?当時にどちらが近いか思案が必要です。


これは、手つくりインクで、押したものです。丸印は、墨です。
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インクをどうやって作ったのか?
こんなに、時間かけて、何か方向が違うのではないか????
何でも、徹底的に、やってみないと気が済まない性格なので、とことん突き詰めています・・・

・・・・というより、速くヴァイオリンの方を作れ~!  と自分に自分で言い聞かせています。

インクは、アルミ版(2×100×300mm)に、蝋燭(これは市販で我慢した)で、煤=油煙を貯め、そこへリンシードスタンドオイルを1~2滴落とし、ゴムローラーで混ぜる。本当はガラス版でする合わせれば完璧なのでしょうが、ガラス版は、赤専用で、汚れを気にし却下した。油煙自体が、微細なので、多分ローラーで充分だろうと考える。そう、テレピンも一滴、オイルと油煙を馴染ませるために入れた。樹脂は入れていない。

羊皮紙事態に、にじみ防止のために、少量の樹脂加工されている。ラベルの為には、かえって必要なような気がする。
それを解消するには、パーパーを掛けることを、羊皮紙の専門家の方からアドヴァイスされた、私のは細かすぎたかもしれない。次回試そう。


写真2枚目の後方に見える、穴の開いた板、・・・・・・これは、苦肉の策で、版をずらさないで、何度も同じ位置でプリント出来るジグを作っ幸い、ゴム印も真鍮版も0.3mm以内の同サイズだった、微調整で、完璧同寸にし、、10mmの合板も、同寸開けた、板の間に羊皮紙を挟み、押しては、また押す、欠けた部分にインクを足しまた押す!

なんとか、プリントが可能になった。

羊皮紙は、木の繊維の紙と違って、吸水性が、大きく違う。紙と言っても紙でない れっきとした羊の皮を極薄く延ばした皮であることを忘れてはいけない・・・
非常に丈夫ですが、水でたっぷり塗らすと、ゴワゴワに硬くなります。


そうそう、羊皮紙の扱いは、羊皮紙の専門家の方に ご指導いただくました。
インク溶き用焼きアマニ油 、耐水ペーパー400番,
それぞれ、アドヴァイスのメーカーで、アドヴァイスの品番のものを発注した。

ランプブラックは、ランプの煤の黒を指しますが、ランプのオイルの燃えた煤なので、そのオイルに由来する黒ですが、蝋燭は蝋燭の煤で、どれくらいの違いがあるのだろうか??
現代では、どちらも石油系だと思う

リンシードオイルなどに芯を立て、燃やし煤を取る方法が有名なようで、良さそうですが、家の中では出来なさそうです。
最終的には、
この方法で行ってみたいと思います。
誰が考えても、リンシードの煤を リンシードオイルで溶くのが自然ではないだろうか!

おいおい、精度をあげて、昔の人たちが行ったことを、たどる方法で、何事も おこなっていきたいと思う今日この頃です。
安易な方法を取らず、行うことから、いろいろな事が見えてくると思います。
最適なインクが確定した段階で、ゴム印が良いか?それとも真鍮版が良いか?版の今後を考えよう!オリジナルCremonakugaのラベルも含めて!



Cremonakuga
by cremonakuga | 2013-12-04 14:05 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(2)
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Commented by スーさん at 2013-12-05 10:37 x
ラベルのレプリカ!これでバイオリン本体もレプリカで本物!になりますね。
Commented by cremonakuga at 2013-12-05 12:24
こんにちは!
いやはや、ラベル一枚ですが、なかなか奥が深いです。
どうやっても、レプリカと言うより、CremonakugaのStradivariになってしまいます。
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