ヴァイオリン裏板にノコを入れる

久我ヴァイオリン工房


ヴァイオリン・ストラディヴァリウス モデルです。

さあ、ヴァイオリン♪名器になあれ~って祈りを込めながら、木と対話します。
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ヴァイオリンの裏板の楓材にノコを入れ、そこから横板に使う木部を切りだす。
一枚の裏板材から、総て横板材に使える訳では有りませんが、この材は、横板に使えます。

使える、使えないは、どこが???
使えば、どんな板でも使えない事は有りませんが、見た目以上に、音にとってを
何が良いかで決まります。

どんな材料も、組み込まれる木材は、音に一部になります。どこが、どんな場合に、どんな音になるか?を実感しながら慎重になります。


それは、弱い材であれば厚くすれば理論上は良いのですが、天然素材は、その通りにはいかない。
横板は、表板と裏板をつなぐ、とても重要な部品です。


この材は、ボスニアン・メープルです。
あらかじめ横板用に有る板を使えば良いのですが 残念ながら私が使おうとする横板には使えない。それで、わざわざ切りだす必要が!

何も考えずに、1.2mmの厚さを使えると、気が楽なんですが・・・・・・・・・・
それぞれのヴァイオリンの表板、裏板に合った横板を厚さで組み合わせることで、箱が完成します。

厚過ぎたり、薄すぎたりするとか・・・そのため、合わない材を使うと、思った音になりません。とても重要だということです。
良く裏板にセットで横板が付いています。場合によっては、裏板と同じ木材、また別な木材、基本は同じ木材を使いますが、同じの方が、良いとは限りません。
見た目は同じ方が良いに決まっています。
しかし、横板は、極めて重要で厚さに加え、材質は、音質、音の強さをも決めます。

ストラディヴァリは、一枚板の場合、違う素材の横板を使っている場合が多くあります。
それを、私なりに分析、解析すると、裏板より密な横板を使っています、と言うより、横板は、必ず密な材質を使っているようです。
実際に、試すと、音質は、大きく異なります。

・・・・・・
いやはや 毎回この工程は、疲れます。 機械化したいですね!
歳とは言いたくない~


明日、上の木材を、予定の厚さに、スライスします。
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これ、手作業でカットするのは、慣れましたが、インクレディービレ=信じられない=incredìbileです。
この作業、バンコ=banco=作業台が有ると、意外と苦にならない。
昔から、エッチラ・コッチラ・ノコで切っていたのだ~
しかし、無いと、とんでもなく難しい!
まず、固定出来ないという問題が存在が大きい・・・
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Cremonakuga


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by cremonakuga | 2013-11-30 01:08 | ☆ヴァイオリン製作日記 | Trackback | Comments(4)
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Commented by スーさん at 2013-12-02 10:21 x
裏板を挟む大きな机装備のクランプが無いので、この作業は泣きたくなりますね。バンドソーでやってもなかなか真直ぐに上手く切れません。横板を買ってしまいます。
Commented by cremonakuga at 2013-12-02 15:08
こんにちは、進んでいますか?
そうですね、BANCO=作業台で、ふつうに作業しますが、無いと、やりよう無いですね!友人は、柱に縛って苦労して切ったという お話を伺いました。しかし、ストラディヴァリの一枚板は、違う横板を使っているケースが多いので、あまり神経を使う必要な無いと思います。似ていて、弱くない材料の方が良いと思います。
Commented by cremonakuga at 2013-12-02 15:12
余分な部分は、横板取らなくても、カンナでも、ノミでも、量が多いので、機械で簡単に削げると良いですね!
Commented by スーさん at 2013-12-03 11:05 x
相変わらず、XXの一つ覚えで励んでいます。ストラディバリが製作したバイオリンではなく、何を目指していたかを知りたくなりますね。
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