久我ヴァイオリン工房
rèplica----etichètta(pergaména) e timbro
次に製作するヴァイオリンのためにラベルの準備!
ストラディヴァリのラベルを、本物の素材(pergamèna)で、再現します。
これは、ストラディヴァリウスの音の再現の締めくくりに楽器内部に貼るラベルです。
勿論、私のラベルも一緒に貼ります。
勿論ストラディヴァリウスのではありませんが、
先生の実物のヴァイオリンを拝見し、調べさせていただき、絵画のように、加えて音を模写し、最後に貼るラベルを
手間をかけ、敬意を払い、勉強させていただく、締めくくりのラベル&スタンプです。
ヴァイオリン製作ではアンティークフィニッシュするとき、しばしば、このように、
ラベルまで、コピーします。同時に製作者のラベルも一緒に貼るという方法を取ります。
そういう慣習があります。
良く有る、偽ヴァイオリン、など、楽器屋さんや、骨董屋さんのヴァイオリンなど、やたら数万円~数十万円のストラディヴァリウスが有ったりします。、そんな値段でありえないので、可愛いといえば可愛いです!
まったく、楽器の事を知らない人は、それでも、うちに有るヴァイオリン・ストラディヴァリウスかも???と思ってしまいます。
よくありうる、ラベルが違っていて高く売られている場合もありますし、悪意で、高く売ろうとするする業者、人も居ますので、気をつけてください。
私の作る楽器は、製作者が、ここまで出来ました! いかがでしょうか?? という チャレンジでもあります。
あくまで私が、作ったストラディヴァリのコピーです・・という楽器です!
その、こだわりの一部がラベルでもあります。
Label(英)=etichetta(伊)
イタリア語でエチケッタです。
ワインのラベルもエチケッタです。
前回のブログで、文字をどうするか???など書きましたが、実際にどうするか?
材質は・・・・・
これは、版下用です。版下を作ります。これは手間がかかり、神経を使う仕事です。実際のストラドのラベルの文字サイズ、字間、長さなど分かりませんが、縮尺から判断しAntoのA~fisのsまで、78mmくらいです。印はその縮小で作ります。
羽ペンです。
羊皮紙、羊の皮から手つくりされた物で、中世に本にされたものと同様の羊皮紙です。
羊皮紙 これは綺麗です。
天然素材なので、部位により、いろいろあり、1,2mm~1.7mmくらいまで、使えないものもあります。1枚から3枚の羊皮紙のラベルが作れる予定です。
今使っている羊皮紙は、イタリアで購入しましたが、パリっとしていてかなり硬い紙です。羊の方が良さそうです。
これは、人工羊皮紙ではないかと思います。上のは、正真正銘羊の羊皮紙です。
どう音に違うのか??、羊のは、厚さはありますが、柔らかい分、音への影響は少ないということです。
これは、いつも使用しているエチケッタです。
色が濃いのは、天然色素で、着色しています。ちょっとやり過ぎですね!
個展に展示したエチケッタ 上は KAZUO KUGAの 下は Antonius Stradivariusのです。楽器の中には2枚貼ります。Stradivariのモデルの楽器をKUGAが作りましたって感じです!額装したら美しいので立体的に額装しました。
※ストラディヴァリウスラベル続編
※ストラディヴァリウスラベルほか続編
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